【イベントレポート】 ロイロ認定ティーチャー✖️Google認定教育者「Google✖️ロイロ スーパーコラボ会@福岡」(2026年3月28日)

2026年3月28日開催された、Google認定教育者であり、ロイロ認定ティーチャーでもある先生方が、Googleとロイロを組み合わせる事でどのような教育が実現できるかお話しいただいたイベントのレポートです。

【基調提案】 教育DXの最適解を探る―ロイロとGoogle の相乗効果が生み出す「学びの深まり」
登壇者 都留文科大学 野中先生/東奥義塾高等学校 井上先生/沖縄県小学校 上原先生
まず校務の面では、ロイロノートを学校全体の情報共有の「ハブ」として活用し、内線電話を廃止して全ての連絡をカード上で行うことで、教員が自分のタイミングで情報を確認できる環境が構築されています。さらに、対面の職員会議を大幅に削減し、共有ノート上でのオンライン決済を導入することで、教員の事務負担を軽減しながら、緊急案件にも迅速に対応できる意思決定の仕組みが実現されました。
学習指導の面では、生成AIを単に禁止するのではなく、そのポテンシャルを「使い倒す」という積極的な姿勢が強調されました。具体的には、Geminiを活用してテスト問題を自動生成する際に、AIにあらかじめ「児童が陥りやすい間違い」を分析させることで、教員がより的確な指導の手立てを事前に準備できることが示されました。また、Chrome拡張機能の「Brisk」を用いた記述内容への即時フィードバックや、学生一人ひとりのニーズに合わせて24時間体制で論文指導などを支援する「カスタムAI(Gems)」の構築など、AIが個別最適な学びを支える強力なパートナーとして機能している実態が報告されました。

ワーク:ロイロとGoogleの組み合わせで実現するイノベーション
【ワーク1】 「中核的な概念ってなんだ?!」Geminiと考え、シンキングツールで整理しよう
登壇者 横浜市立金沢高等学校 齋藤先生/日本大学櫻丘高等学校 田中先生
ワーク1では、田中先生と「まよね先生」こと齋藤先生により、次期学習指導要領でも重要視される「中核的な概念(工事の資質・能力)」についての探究が行われました。
概念の定義: 単なる個別知識の習得に留まらず、「関数を使えば未知の状況を予測できる」といった、汎用的な「概念」を理解することの重要性が説かれました。
「できる・わかる・使える」の3段階: 学びの状態を、スキルとしての「できる」、意味を理解する「わかる」、そして実生活や未知の課題に応用できる「使える」の3つの階層で捉えるフレームワークが提示されました。例えば、分数の計算は「できる」が、数直線上に表す(意味が「わかる」)ことができない児童が多いという具体的な課題が共有されました。
実践ワークとAI分析: 参加者はグループに分かれ、自分たちの教科における「できる・わかる・使える」の具体例をロイロノートのカードに書き出しました。集まった手書きのカードは、NotebookLMやマインドマップ作成ツールを用いて即座にテキスト化・分類・分析され、多角的な視点から学びを振り返る活動が行われました。

【ワーク2】 ロイロノート×Googleで実現する、AI時代の効率化術
登壇者習志野市立第一中学校 濱先生/埼玉県公立小学校 小山先生
ワーク2では、濱先生と小山先生により、NotebookLMとロイロノートを掛け合わせた最新の教育DX手法が実演されました。
NotebookLMは、与えた資料(ソース)のみから回答するため「嘘をつかない」点や、教育用アカウントであれば入力データがAIの学習に利用されないという安全性が強調されました。
ライブ体験では、参加者がロイロノートに提出した九州の観光情報をPDF化してAIに読み込ませ、わずか数分でラジオ風音声やスライド、ロイロに一括インポートできるクイズ用CSVなどを次々と生成する様子が披露されました。また小学校での実践として、低学年の手書き回答をAIで分析して個別フィードバックを行ったり、児童の調べ学習を基に「地域特化型AI」を作成したりする独創的な事例も紹介されました。このように、**「ロイロで情報を収集し、AIで分析・加工して、再びロイロで学びを深める」**というサイクルが、AI時代の黄金パターンとして提案されました。

【ワーク3】まず一歩。生成AI推進チームが最初に取り組んだこと 〜 チームを立ち上げて分かったこと。さらに校務DXを進めていくには 〜
登壇者 安田学園中学校高等学校 中村先生/大商学園高等学校 中村先生 



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