【イベントレポート】「シンキングツールで授業を改善しよう!」

【イベントレポート】「シンキングツールで授業を改善しよう!」

2019.09.20(金) オンラインセミナーの様子をお伝えします。

今回のオンラインセミナーでは、7月27日の大阪開催〈シンキングツール大研修会〉から
シンキングツールアドバイザーの模擬授業と、「なるほど〜」が詰まった授業案をピックアップしてご紹介します(゚∀゚)


【1】シンキングツールとは?
考えをつくり出す」ためのツール
アイデアを書き出す→俯瞰する→考えをつくり出す

【2】シンキングツールを使った授業実践報告
黒上先生により優秀授業案に選ばれた授業案を、作成者の先生からご紹介いただきました。
授業の詳細はこちらをご覧ください。

 柳 泰弘先生(和歌山県海草郡紀美野町立野上中学校/美術科・技術科)
授業タイトル:「縄文時代の土偶の良さを味わい、その魅力を友達に伝えよう」
作成ポイント:視覚的にイメージしやすく使いやすいシンキングツールを使用

  徳千代 太一先生(ECCアーティスト美容専門学校 /専門学校・英語)
授業タイトル:「楽しく学んだ英語で、海外からのお客様をおもてなし」
作成ポイント:
使い方で迷うことの内容シンプルなシンキングツールを使用
学生が言いたいことを表現することを学習の軸にする
順序立てたアウトプットで会話力の向上をめざす

  美明 晃治先生(海星高等学校/高校・生物)
授業タイトル: 「生存曲線の3つの型から、生物種の多様性を守る方法を考えよう」
作成ポイント:学習内容を視覚的に捉えられるシンキングツールを選択。

hr
【3】シンキングツール模擬授業体験
井上 嘉名芽先生(東奥義塾高等学校/高校情報)
※シンキングツールアドバイザーとして、教科を超えて外国語科での授業デザインをご担当いただきました
授業タイトル:「インバウンドの方とのコミュニケーションシートを作成しよう!」

Step1:職場体験先を思いつくままに書き出す

Step2:インバウンドの方が行きそうな場所、場面を順位づける
✨POINT✨Step1で作ったウェビングのカードをツールを切り替え
切り替えることで、カードはそのまま、背景のシンキングツールだけが切り替わる
アイデアの見方を変えることができる

Step3:Step2で作ったカードから一つ場面を選び、そこで使うことが予想される会話を作る(「コミュニケーション シート」の完成)

Step4:
OUTPUT①=おもてなし役とインバウンド役で会話にトライ
OUTPUT②=作成したコミュニケーションシートを共有→データチャートで整理

〈授業デザイン作成の背景〉
自身の海外旅行の経験にもとづいた授業デザイン
指差しでのコミュニケーションで現地の人と会話できるようになれば○
美術でピクトグラムを考える、など教科横断的な視点での授業展開も考えられる
ロイロノート・スクール、シンキングツールは教科を問わずに使えるため、無限の授業展開が可能!!

〈シンキングツール アドバイザーを目指す方へ〉
研修会に向けての研修がある。アドバイザー同士のやりとりで考えが磨かれていくことを感じられてよかった。
他校の先生との交流を通して、どんどんと新しいアイデアに出会えるので、新鮮だった。
👉ぜひ、福岡会で一緒にTTAやってみませんか??
hr
【4】シンキングツール実践を作ろう
さまざまなアイデアが出てきました▽
言語学習で・・・読み物の要点整理、要約作文
算数で・・・個々の考えを図で説明する
理科で・・・観察したことの分類、
道徳で・・・モラルジレンマを複数の視点から書き出し、クラスメイトと交流
文化祭で・・・デジタルポートフォリオとして記録を残す
学級活動で・・・係の引き継ぎ、自己紹介


読者の皆さま
皆さまは、授業のどのような場面でシンキングツールを取り入れていらっしゃいますか?
ぜひその実践や成果を全国の先生方と分かち合いませんか?

#イベントレポート
Powered by Helpfeel