【イベントレポート】第6回LEG和歌山イベント「Humility〜初心を忘れない〜」

【イベントレポート】第6回LEG和歌山イベント「Humility〜初心を忘れない〜」

2025年8月30日(土)に開催されたLEG和歌山のイベントの様子です!
4名の先生にご登壇いただき、ワークショップを実施していただきました。
テーマは「Humility〜初心を忘れない〜」
「子どもたちに寄り添う」「ワクワクする授業を創造する」という初心に立ち返り、参加された先生が楽しんでワークショップに参加されている姿が印象的でした。

楽しいって思える授業とは?
矢野充博先生(和歌山大学教育学部附属中学校)
体験からはじまる学び
「早速つくってみましょう!」という一言からワークショップがスタートしました。ろ紙と水性ペンを使って模様を自由に描きます。水に浸すと予想外の模様が広がります。まずは参加者同士でできた模様の仕上がりを楽しみました。
色によって滲み方に違いがあることに着目すると、自然と理科の見方・考え方が働いていることに気づきます。まず「やってみる」、そこから自然と「なぜ?」が生まれることで探究の入口につながると話されました。
那須祐哉先生(和歌山大学教育学部附属中学校)
表現することの楽しさを思い出す
音楽の分野、秋をテーマにして楽しいと思える授業のご実践を紹介いただきました。
導入部分では、表現(音や言語によって感情を表し出すこと)について体感しました。拍手/ガッツポーズ/「あぁ」という台詞を、いくつかの感情や状況に沿ってみんなで表現してみました。
続いて『もみじ』の歌唱を行い、歌った後に表現を工夫したい部分について考えを広げます。全員が参加する共有ノート上で工夫したい部分のアイディア出しをすることで、他者の発想から表現方法がさらに広がることを体験できました。

ロイロの課題を生成AIで採点!?
中村天良先生(大商学園高等学校)
ロイロノート✖️生成AI✖️『人』
生成AIを使う上での心構えについて話されました。特に、何でも生成AIだけで完結するのではなく、必ず人間(私)が介入する必要があると話されました。採点においても子どもの人生に大きく関わるため、最後は必ず人の目を通すことが必要だと言及されました。
ロイロノートを組み合わせた採点方法の流れを体験しました。ロイロノートの創作物を書き出す→生成AIに読み込ませる→プロンプトを送り採点する、という流れで採点を行うことができます。プロンプトの役割や出力形式などを変えるだけで、さまざまな採点を行うことができると紹介されました。

感情からはじまる私の探究
三浦学先生(星の杜中学校・高等学校)
概念型探究学習〜生徒たちの本音を大切にする〜
三浦先生が取り組まれておられる概念型探究学習について参加者の皆さんと体験をする時間となりました。まず、問いは生徒たちの「本音(ワガママ)」の言葉を大切にすることで生まれる、問いの種はwonderにあり、小さな感情・「なんでだろう?」という驚きや違和感が探究の入り口だと紹介されました。
STEPに沿って行われる個人ワーク/ペアでの対話を行いながら、自分の中にある感情から「大事にしている価値」や「問いの奥にあるテーマ」を見つけ出します。最後には、それぞれの具体の価値やテーマを「みんなに当てはまる形」として抽象・一般化したストーリーにしました。ロイロノートの提出箱で共有することで他者の問いからも学ぶことができました。

振り返りで学びを深め、集合写真で次回開催がまた楽しみになりました!
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また、お住まいの地域に新しいLEGを立ち上げることもできます!
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