【イベントレポート】LEG琉球「ロイロdeちむどんどん2025〜自己調整学習をテーマに〜」in沖縄
2025年9月20日(土)に、沖縄県那覇市で開催されたLEG琉球のイベントレポートです。
今回のテーマは「自己調整学習」
自己調整学習の第一人者で桃山学院大学准教授の木村明憲先生の基調講演をはじめ、2名の大学生の研究発表、2名の先生の実践事例紹介&ワークショップ、と理論から実践までを深く学ぶことができる時間となりました。
まさに、明日からの授業が「ちむどんどん」したイベントの様子をお伝えします。
大学生による研究発表
中学校における情動の調整についての実践研究
豊里優芽さん(桃山学院大学)
自分のモチベーションをメタ認知し、数値化しモチベーションレベルの可視化をするという研究について発表していただきました。
実際に中学校で生徒たちに記入してもらったシートを元に、分かったことや気づいたことを共有していただきました。
ロイロサイトに掲載されたシンキングツールの学年及び教科の傾向
村上雄紀さん(桃山学院大学)
ロイロノートのサイトに載せられている、シンキングツールの活用事例(小学校)を分析して、教科・領域ごとに使われているシンキングツールの特徴について発表いただきました。
国語ではPMIやKWL、社会ではクラゲチャートやフィッシュボーン、理科では比較・分類するチャートが使われやすいなどの特徴があるというお話をしていただきました。
基調講演
自己調整学習〜主体的な学習者を育む方法と実践〜
木村 明憲 准教授(桃山学院大学)
自己調整学習について、実践事例をご紹介いただきながらお話いただきました。
調整する力を子供達が身につけていくには、子供達が「調整する」ということがどのようなことなのかを知ることが大切であると言及されました。また、自己調整学習と自由進度学習の違いについてもご説明いただきました。
実践ワークショップ
制約は創造の母〜ロイロで作るレギュレイトフォーム!〜
三宅 倖平 先生(鹿児島県志布志市立香月小学校)
小学5年生体育の実践事例をご紹介頂きました。ロイロノートを使って、レギュレイトフォーム(学習計画)を作ります。一枚のカードの中に、様々な情報を集約することができるので、視認性が良いところがメリットだと語られました。
ワークショップでは、共有ノートを使って、お題に対してチーム内でどのように合意形成していくか話し合いました。
子どもがつくる”わくわくする授業”~自己調整学習の視点でつくる学習計画~
斉田 俊平 先生(大阪市立今里小学校)
次期学習指導要領についての話も踏まえながら、子どもがわくわくする授業についてお話いただきました。また、自己調整学習における「学習計画の立案」の重要性について言及されました。
実際に先生方にも、Webカード経由で開いたスプレッドシートを用いて、自分の行動を振り返り、次の行動計画を立てるという自己調整のプロセスを体験していただきました。
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目次
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