【授業見学レポート】滋賀県立彦根東高等学校 濵野先生

【授業見学レポート】滋賀県立彦根東高等学校 濵野先生

取材日:2023年6月26日

滋賀県立彦根東高等学校は、県内公立高校において、いち早くICT教育環境を実現した学校です。
今回は、ロイロ認定ティーチャーである同校の濵野先生の授業を見学し、講義をしない授業づくりをコンセプトにしている先生の思いを取材しました!

【授業見学】 歴史総合:西洋の衝撃と西アジアの変化
濵野先生がご担当されている「歴史総合」の授業では、協調学習を促す「知識構成型ジグソー法」が取り入れられていました。
この手法では、個人やグループでの活動だけでなく、グループ間での情報共有が大切です。そのため、共有ノートを利用していました。

共有ノートとは?
複数の生徒が1つの画面を共同編集することができる機能です。
1枚のカードに複数の生徒が、自分のアイデアや知識を書きこむことで、グループでの意見の共有やブレインストーミングなどに活用できます。

学びが深まる協調学習
個人で調べ学習
授業の始めに先生から与えられた問いに対して、一人ひとりが個人で調べ学習を行っていました。
この活動では、ロイロノート内の資料や紙の資料を読みながら、プリントに書きこんでいました。

グループ内での共有
共有ノートを使って、各々が調べた内容をグループ内で共有していました。
発表を聞いている生徒は、シンキングツールの Yチャートに情報を書き込んでいました。
他の生徒の説明を聞き、共有ノートに情報を追記することで、新しい知識が身についている様子がわかりました。
説明の間にも、「それって具体的にどういうこと?」といった質問や話し合いが行われていました。

シンキングツールでまとめた内容をグループ内で整理し、他のグループと共有していました。
個人の学びがグループ内で共有され、それを更に他のグループと共有することで、学びがより深まる様子が見て取れました。

【先生インタビュー】より深く学べる授業にするために
授業のねらいや、ロイロノートを使って変わったことについて、濵野先生にお聞きしました。

授業のねらい
先生の授業では、「知識構成型ジグソー法」を取り入れています。
授業の中で、先生が大切にしていることは以下の2点です。

時代背景の深い理解とつながりの把握
単純に重要単語を覚えることではなく、より抽象的に理解すること
歴史的背景や社会構造を考えながら、事象のつながりを理解すること

情報の選別と伝える力
社会だけでなく、他教科でも必要とされる、正しい情報を選択する力
得た情報を他者に効果的に伝える力

先生の授業では、授業の展開やプリントをはじめ、文脈を理解するための工夫が随所に取り入れられています。
また、個人の学習から始まり、グループ内での学び、さらにはグループ間での共有という形で、学びが深まるように設計されています。

ロイロノートを使って変わったこと
授業準備の効率化
濵野先生:
「ロイロノートを使うことで、授業準備が大変効率よく行えるようになりました。以前は、プリント作成など授業準備に多くの時間が必要でした。効率化されたことによって生み出された新たな時間を使って、より質の高いプリントの作成や授業の設計ができるようになりました。」

より深く学べる環境
濵野先生:
「協調学習をする上では、生徒が学習の主体となることが重要です。ロイロノートの活用により、生徒自身に授業の主導権を与えることができるようになりました。ここがロイロノートの最大の魅力だと感じています。以前よりも、多くの生徒がより主体的に、より深く考えるようになり、アウトプットの機会も増えました。」

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