【授業見学レポート】運動量を落とさない「思考する体育」ー熊本大学教育学部附属中学校ー
2025年11月8日(土)に、熊本大学教育学部附属中学校で開催された公開研究会の授業レポートです。
全教科公開されている中から、今回は体育科の長浦卓也先生の授業を参観させていただきました。
子どもたちが思考しながらも、運動量を落とさないようにするためにはどのようにすれば良いのか。
教師の手立てや関わり方、授業デザインの工夫について、レポートいたします!
単元について
バスケットボールを教材化するところに、こだわられたと話されました。バスケットボール・3×3・コーフボールを掛け合わせたオリジナルな題材で活動が展開されていました。
「正方形のコート」「ゴールがコートの真ん中に1つ」といった学習環境や、「ドリブル禁止」や「奪ったら円外に一度パスを繋ぐ」といったルールなど、子どもたちがよりアクティブに、より思考できるように設計されていました。
単元を貫く課題として、「相手とのズレを作るにはどうすればいいか?」という課題が設定されています。課題に対して思考してほしい一方で、体育科では運動量の確保も大事になってきます。「わかる(思考)」と「できる(運動)」をつなぐための手立てとして、単元のワークシートとデータ・映像を活用されていました。
単元を貫く課題を支える単元のワークシート
実際の試合中の自分たちの映像が、単元の初めから細かく記録されており、自分たちの学びの軌跡を辿ることができます。
映像の記録だけでなく、単元を貫く課題・自分自身の学習課題・自己の課題・課題に対して考えた方策・獲得したポイントなども細かく記入されていました。生徒自身が自分で見つけた答えを自分の言葉でまとめている様子が印象的でした。
単元のワークシートがあることで、課題からブレることなく考えることができ、考えたことを実際のゲームで実行することができます。
データ・映像を元にした対話
ロイロノートでは、動画を撮影したカードにも書き込むことができます。授業冒頭に、実際の子どもたちの試合映像に対して、先生がレーザーポインタや手書き機能を使って、今日意識してほしいポイントに絞ってフィードバックを送られていました。また、実際のプロの試合映像なども簡単に提示することができます。映像を元に思考を広げ、本時の作戦に生かそうとしていました。
試合を行う際には、定点で映像を記録します。試合後には、映像とロイロノート上の作戦ボードを使って、振り返りを行なっていました。仲間と相手を見てスペースを作る、パススピードを上げる、攻守の切り替えを早くする、といったキーワードが生まれ、対話が活性化されていました。
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