【LEGイベントレポート】第2回LEG和歌山イベント〜Deep 浅いところから深みにハマっていく〜

【LEGイベントレポート】第2回LEG和歌山イベント〜Deep 浅いところから深みにハマっていく〜

2024年6月8日に和歌山県で開催されたLEG和歌山のイベントについてお伝えします。
今回も、和歌山県のみならず、全国各地から多くの先生方にご参加いただきました。
「参加者の皆さんとクリエイトし、ワクワクする時間を過ごせた」「これからの授業の真髄を見た気がする」といった参加者からの感想にもあるように、まさに授業づくりの『深み』を実感することができるイベントでした。
全国の認定ティーチャーと参加された先生方との間で、熱い交流が行われたイベントの様子をお伝えします。

ロイロ認定ティーチャーによるワークショップ
ARを使って何をする?
和歌山大学教育学部附属中学校 矢野 充博先生
授業でICTやAR教材をを活用する効果や意義について、ご紹介いただきました。後半はインタラクティブなARコンテンツを制作する活動に取り組みました。
ARのような新しいツールを積極的に授業に取り込みながらも、子どもたちに学んで欲しい内容や見方・考え方を意識して授業づくりを行うことが大切だと述べられました。
小中9年間の連続した音楽活動って?
東海大学付属静岡翔洋小学校 塚本 伸一 先生
和歌山大学教育学部附属中学校 那須 祐哉 先生
同一教材(花:瀧廉太郎作曲)を小4・小6・中3、それぞれどのように実践したのかについて、ご紹介いただきました。具体的には、曲の冒頭の休符に焦点を当てた授業実践を紹介されました。
小学生は「作曲者のミスではないか?」と捉えている児童がいる一方で、中学生は「春の安らぎや穏やかさを表現するため」など情景と重ねて捉えるなど、発達段階における見方・考え方の違いの面白さを語られました。
ロイロDE授業デザインをアップデート!
ノートルダム学院小学校 梅下 博道 先生
共有ノートを活用したPBL型授業(課題解決型授業)にご紹介いただきました。ワークショップでは、「観光大使になりきってPRスライドを作る」という課題に取り組みました。
後半は、課題解決型学習が自己調整能力の育成にどのようにつながるのかについて言及されました。自分の学びを調整するためには、共有ノートなどを使い、他者参照ができる環境を作ることが重要だと述べられました。
ノーコードでアプリを作ろう
森村学園初等部 榎本 昇 先生
小学生でもできるノーコードのプログラミングを体験しました。シンキングツールを使って、アプリの構想をしっかりと練った後で、実際に制作に取り掛かりました。
プログラミングを通して、人との関係性や思いやりの心を学ぶことも重要だと話されました。そのため、ただ使う・作るのではなく、使う相手のことを常に考えて、デザイン設計をすることが最も大事だと繰り返し伝えられました。
対話型授業をやってみたいわ!
京都芸術大学付属高等学校 佐薙 昌大 先生
日ごろ実践されている対話型授業をご紹介いただきました。ワークショップでは、小学校のスイミーを題材に、子どもたちが対話を通して読みを深めていく流れを体験しました。
多くの場合、子どもたちは「対話」ではなく、「会話」で終始していると述べられました。「会話」を「対話」に変えるためのコツとして、「授業デザイン」と「質問をうながす」という2つの視点を提案されました。
生きる力って何だろう…?
日本体育大学柏高等学校 小林 萌子 先生
家庭科は、「答えがないけど、生きる力に直結する教科である」と話されました。カリキュラムの限られた時間の中で、生徒にいかに生きる力を育もうとしているのか、授業デザインについてご紹介いただきました。
具体的にスポーツと栄養(学校独自科目)において、生徒自らが授業づくりをしている様子をご紹介いただきました。単元ごとにリーダーが授業のファシリテートを行うなど、できる限り授業そのものを生徒に委ねることことで、本物の生きる力を育成したいと述べられました。

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