【LEGイベントレポート】LEG大分「ロイロノート×学びの革新フェスティバル2024〜」ー2025年2月15日ー

【LEGイベントレポート】LEG大分「ロイロノート×学びの革新フェスティバル2024〜」ー2025年2月15日ー

2025年2月15日に別府大学明星小学校で開催されたLEG大分のイベント、「ロイロノート×学びの革新フェスティバル2024〜LEG大分イベント〜」のイベントレポートです。

基調講演 未来を創る子どもたちの学びとは?「対話」と「創造」〜一人一台端末BYOD11年目の小学校の実践事例を通して〜
登壇者 龍 達也 校長(敬愛小学校 )
ロイロ認定校でもある、敬愛小学校の龍校長先生より、未来を創る子どもたちの学びとは、をテーマにお話いただけました。
未来のを創る子どもたちの学びとは?
少子化で労働人口が減少し、生成AIなどの新たなツールが発達していく未来に向けて子どもたちにどのような学びを今提供すべきかについてお話しいただけました。
働き方改革と授業改善の両立!敬愛小学校での学び
長年にわたるBYOD環境で、敬愛小学校で授業改善と働き方改革をどのように進めていったのかをお話しいただけました。
自ら課題を設定して答えのない問題に取り組んでいく時代に対応した時代に対応した学びを提供しながら、働き方改革の事例についてお話しいただけました。
全国のロイロ認定ティーチャーの先生方によるワークショップ
全国のロイロ認定ティーチャーの先生方による多様なワークショップが実施されました
ミニわくパ課題を体験しよう
登壇者 立石 俊夫 先生(わくわくパフォーマンス課題研究所)
二者択一の問いで簡単に実施できるミニわくパ課題を体験を交えてご紹介いただきました。

わくパ課題とは?
CBT(Choice Between the )という二者択一の課題がもたらす効果についてご紹介いただきました。
提示された課題に対して、どっちが多いか(自分の好き嫌いではない)を予想し、赤と青の二色のカードを使って自己表現します。
ミニわくパ課題を作ろう
今日はどっちが幸せ?というテーマで1人1つずつ課題を作りました。作る手順は①正解のない問題を考える②二者択一になるように答えと理由を考える③悩んでいる主人公を設定しシナリオを作る、という3ステップだけです。
二者択一の問題に取り組むことで、自己決定・自己選択の経験を積む事ができると話されました。さらに、その後の発問によって、シンキングツールを活用しながら、テーマに対する見方・考え方をもう一歩深めることができると紹介されました。
令和の国語授業づくり〜ロイロと子供と教師の技と〜
登壇者 中野 裕己 先生(新潟大学附属新潟小学校)
令和の国語授業作りについて、参加された先生方同士で対話をしていただきながら、考えていきました。

一つの題材を軸に、国語の授業作りを考える
「風船でうちゅうへ」という教材を題材に、令和の国語の授業について考えました。単なる感想である初発の読みから、児童生徒が観点を持った読み、そしてそこからさらに言葉と言葉のまとまりを捉える力をどのようにつけていくのかを実際に題材を読みながら考えました。
題材の文章を「はじめ」・「なか」・「おわり」に「分ける」ことを通じて、国語の授業作りを実践的に体験することができました。
答えを「収束」させることではなく、「言葉」のつながりとまとまりを捉えるようになる国語の授業の実践
「はじめ」「なか」「おわり」を分ける体験を通じて、「正解」や「観点」を身につけることではなく、子供が言葉のつながりとまとまりを見つけるためにどのような観点を持っているのかに寄り添うことが、令和の国語の授業における教師の役割であることを実践的に教えていただけました。
考え方だけでなく、児童生徒の読みのレベルに応じた声かけのアイデアなど、具体的な実践についてもお話しいただけました。
共有ノートで深まる学び〜ロイロバースで自由進度学習〜
登壇者 荒濱 豊樹 先生(城南学園小学校)
共有ノート上で児童が相互参照を行いながら複線型の授業を進める「ロイロバース」の実践を体験を交えてご紹介いただきました。

ロイロバースとは?
一人一人がハンドルを握ってゴールを目指すことができる場がロイロバースだと話されました。
単元ごとに共有ノートを作っていると紹介されました。1時間で「自己解決」「つなげ深める」「拡げる」「振り返る」の4つのスペースを1回転します。(それぞれの子どもの進度によっては自己解決→振り返りのこともある)単元の中で、さらに1年間このサイクルを回していくことで、自己調整力を育むことができると紹介されました。
ロイロバースで深い学びとは?
先生が出るのは導入場面と思考を揺さぶる場面の2回くらいで、あとは子どもたちの見取りに徹していると話されました。同じ観点の人と話す機会と、全く違う考えの人と話す機会を促すことで、多様な考え・価値観に触れる事ができ、深い学びにつながっていくと話されました。
子どもたちが1時間の中で、課題に対していろいろな関わりを深めながら追求できる自由深度学習が大切だと提案されました。
生徒とのICTルールメイキング〜授業利用でのトラブルや工夫を生徒と話し、ノート併用の授業展開を行う中で工夫していること〜
登壇者 森田 亜紀 先生(福岡雙葉中学校・高等学校)
ICTを活用した授業の実践と、生徒とどのようなルールづけをするといいのか、校内研修でどの様な取り組みを行なっているのか、より良い実践ができるのかお話しいただけました。

これからの時代のモラル教育の考え方について
社会の中でICTを積極的に活用する必要のある児童生徒に向けて、どのようなマインドセットでモラル教育をやっていくのかをお話しいただけました。
守らなければいけない決まり、としてではなく、「よりよく使っていくにはどうすればいいか」を生徒と一緒に探究的に考えていき、ルールを作っていくなど、生徒の「学び」としてのルールづくり・モラル教育のありかたをお話しいただけました。
校内のICT普及につながる教員研修
校内の先生方にICTの利活用を進めるために行った教員研修の事例をお話しいただけました。
温度差のある先生方に対して、「全体参加」の場面と「任意参加」の場面を作る、先生方からでた困りごとに対して回答していくなど、先生方の実態に合わせた研修を行なっていくことで、校内の利活用の推進につなげていった事例についてお話しいただけました。
LEGに参加してみませんか?
全国のLEGではこのような魅力的なイベントや交流が多数行われています。あなたもLEGに参加してみませんか?
また、お住まいの地域に新しいLEGを立ち上げることもできます!

公開授業・イベントサポートします!
ロイロノート・スクールでは公開授業やイベントの開催をサポートさせていただきます。
サポート例
・ 企画・集客サポート
・認定ティーチャーのご紹介
・端末、お茶などのご用意
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