【LEGイベントレポート】LEG琉球「ロイロdeちむどんどん2024」in沖縄
2024年9月14日(土)に沖縄県那覇市で開催されたLEG琉球のイベントレポートです。
県外の認定ティーチャーから、ロイロノートの利活用だけでなく、授業デザインや他のツールを組み合わせた事例など、様々な実践をご紹介いただきました。
また沖縄県からも6名の先生がご登壇され、明日の授業で早速真似したくなるような実践を紹介いただきました。
まさに、タイトルのちむどんどんの言葉のとおり、明日からの授業がワクワクするような内容でした。
変わり続ける授業~ロイロを添えて~
中野裕己先生
「リソースを解放する」というキーワードを元に、授業デザインの一例をご紹介いただきました。一斉授業の中でも子どもたちが、自分で黙々とメモをとる・インターネットで調べる・友達と相談をする等、自分の持っているリソースを駆使し、課題解決に取り組むことが大切だと語られました。リソースを解放するには発問が重要だと言及されました。「たんぽぽのちえ」を題材に、「作者はどのくらいたんぽぽを観察したと思うか?」という問いに参加者も自分で方法を選択しながら、課題解決に取り組むプロセスを体験しました。
ロイロDE算数
荒谷舞先生
算数・数学教育の見方・考え方を働かせて、一人ひとりに合った学びを提供する方法についてご紹介いただきました。ICTの強みは「可視化・共有化・集積」にあり、これを活かして、個別の学習支援を行いながら、子どもたちが個別と協働の往還ができるような教育を目指すことが重要だと言及されました。
体育でつくる個別最適な学び
金城琢磨先生
一人ひとりが自分のペースでチャレンジする「指導の個別化」と、技のポイントをあらかじめ提示して自分なり挑戦法を考える「学習の個性化」について、マット運動を事例にご紹介いただきました。個人で黙々と取り組むのではなく、共有ノートで意識したポイントや観点を共有するなど、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に進める手立てが満載でした。
学級経営×ロイロ
浜屋陽子先生
心理的安全性の高いクラス・低いクラスについて、参加者のイメージを共有ノートでシェアしました。また、ニックネームトスやハッピー・サンキュー・ナイス探し、共通点探しなど、隙間時間の短時間で子どもたち同士が温かい気持ちになれて心理的安全性を高めるワークをたくさんご紹介いただきました。
ロイロ×CANVA STEAMのA特別支援の視点
富名腰睦月先生・上原祥子先生
カメラ機能や背景除去機能を活用したすき間アートづくりに取り組みました。簡単に一人ひとりの作業シートが作成できるCanva、作ったものを簡単に共有できるロイロと、それぞれのツールの良さを組み合わせることで、クリエイティブでダイナミックな活動ができると話されました。
2年目でもできるもん
阿藤将太朗先生
クラゲチャートを活用した自己紹介カードの作成や、そのカードを使って簡単に意見を集約する方法など、すぐに授業に取り入れられる実践的、かつ、学習効果の高いアイデアを多数ご紹介いただきました。
総合的な学習の時間におけるICT活用
高江洲尚宏先生
総合的な学習の時間において、カリキュラムデザインやICTの活用を切り口に、子どもたちが自分事として取り組むことができるようにするための手立てを実践をもとにご紹介いただきました。「過去→現在→未来」「課題設定→情報収集→整理・分析→まとめ・表現」といった視点でサイクルを回していくことが大切だと語られました。
ちょっと使えるシンキングツールと共有ノート 〜Canva×理科を添えて〜
門屋孝明先生
「観点」を大事にした考える楽しさ・シンキングツールの良さについて、ご紹介いただきました。また、Canvaのテンプレートとロイロを組み合わせるだけで、クリエイティブな発表資料を作成できると話されました。最初は教師からの下準備も必要ですが、徐々に子どもに委ねる割合を大きくしていくことで、自走できるようになると語られました。
生成AI
田中忠司先生
AIにはまだ学術的な明確な定義がありません。 最近は「生成AI」が進化し、機械学習やディープラーニングを基盤にしたサービスが増えています。 実際に、SUNOを使って生成AIを活用してイラストに音楽をつけたりしました。大いに盛り上がっていました。
社会(6年生)
松田純子先生
共有ノートを活用した授業事例として、「新将軍演説」という活動をご紹介いただきました。 江戸時代の生活について学ぶのに、家庭でも親に聞いたり、自主的に調べたりするなど、発表にむけて学習へのモチベーションが持続していたようです。また、テストカードの「ゲームモード」では、子どもたちに問題作りを任せることで、なぜその知識が重要かを深く理解下上で問題を作成するプロセスが含まれることを示していました。
楽しい理科 Let’s enjoy science!
馬渕先生&門屋先生
馬渕先生からは、台風を題材に、Webカードから気付きを個人でまとめる→カードを共有ノートに送りグループで考える、という流れを体験する中で、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に進める方法を紹介されました。
門屋先生からは、共通点を考えることで生き物を見るときの観点を考える→ツールの切り替えで分類する→再度観点を考える、という連続性のある思考の促し方をご紹介いただきました。
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