中1 国語 詩歌作品の作成・鑑賞をして作者にファンレターを送ろう 単元5 筋道を立てて【授業案】新潟市立関屋中学校 佐藤可奈子

中1 国語 詩歌作品の作成・鑑賞をして作者にファンレターを送ろう 単元5 筋道を立てて【授業案】新潟市立関屋中学校 佐藤可奈子


基本情報
学年 / 教科中1/国語
単元単元5 筋道を立てて
指導要領B書くこと(1)ア~オ (2)ウ  C読むこと(1)ウエオ(2)イ
教科書会社光村図書
授業者佐藤可奈子(新潟市立関屋中学校)

単元全体


解説動画


作成者からのアピールポイント
相手を尊重しながらコメントする「クリティカル・フレンド」と「共有ノート」を組み合わせることで、詩歌作品への適切な批評の入った「ファンレター」を書くことができます。「共有ノート」の「デジタル展示会場」を主体的に巡る、楽しく知的な活動です。

ロイロノート・スクールのnoteデータ

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【展開1】詩の「もと」を探そう
口語自由詩、叙景詩について「大阿蘇(三好達治)」にて理解する。
表現技法について復習しておく。
「大阿蘇(三好達治)」をモデルに学校叙景詩を作ることを説明する。
校地内の風景写真を撮りに行く。人物は入れないことを確認する。
展開1/1時間


【展開2】叙景詩を作成しよう
撮影した写真は、その子だけの景色。その子の価値観が映された大切なもの。マクロな画からミクロな画まで自由に撮影したもの。子どもの自由な感性の写真が撮れる。
写真を見ながら、ロイロノートで自身から生まれてくる言葉をひたすらメモする。自己否定しない、消さない。出しまくる。アナログでもOK。
友達と相談する時間をつくる。リラックスした環境を心がける。寝転んだり、お茶を飲んだりしてもOK。
詩作の条件(課題)は三つ。
①叙景詩であること。
②読み手が映像化できること。
③表現技法を何かしら用いること。
展開2/2時間


【展開3】共有ノートで鑑賞会をしよう
共有ノートに生徒の作品を並べておく。
「クリティカル・フレンド」という意見交換の方法を教える。一つの作品に対して①〜④のコメントを記入し、作品のそばに置いておく。北米の学校で行なわれている批評の手法で、相手を尊重しながらコメントする方法。
共有ノートというパブリックな空間でのコメントの仕方も同時に理解できる。
自分の作品にもらったコメントを使って、再度作品をブラッシュアップする。コメントのカードは自分の個人ノートに移す。もらったコメントを受け入れるか受け入れないかは、各個人で判断する。作品の作者はあくまでも自分であることを確認する。
展開3/2時間


【展開4】ファンレターを書こう
ブラッシュアップされた作品を提出箱に提出。回答の共有で閲覧し、気に入った作品を自分のノートに移す。
友達の作品の鑑賞文を書く。
鑑賞文の条件(課題)は
①ニ部構成にする。
②一部に読み手が頭の中で映像化したことを書く。
③二部に②の内容に関連付けながら詩の受け止めを説明する。表現技法の効果や意味についても読み手の考えを説明する。
出来上がった鑑賞文をクラスでシェアし、さらにブラッシュアップする。
最後に、鑑賞した詩の作者に、生徒間通信で鑑賞文を送る。送られた鑑賞文は読み手が作品に真摯に向き合った最高のファンレターとなる。
詩作品はネットプリントでプリントでプリントして提出。校内に「学校百景」として掲示。自力でネットプリントを使いこなす体験をすることでクラウド保存を理解できる。
展開4/2時間