中1 社会 世界の人々に日本を紹介しよう ― Japan Introduction ―【実践事例】(東洋大学附属牛久中学校・高等学校)

中1 社会 世界の人々に日本を紹介しよう ― Japan Introduction ―【実践事例】(東洋大学附属牛久中学校・高等学校)

東洋大学附属牛久中学校・高等学校
佐久間 大教諭
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ロイロノート・スクールを活用して、協働的な発表に基づく学習環境を整え、地域の特徴を考察し、発表力を身につけます。

まず、生徒に発表の技術を身につけさせる講義を行いました。次に、北海道地方を題材とする1次発表を行い、生徒に相互評価をさせました。さらに、東北地方を調査する活動を通じて、その地方の特色を帰納的に考察する見方を生徒に身につけさせる学習を行いました。
そして、グループの調査・発表の担当の区分け(北海道、東北地方を除く6つの地方)を行い、グループごとに発表の立場と目的を設定させます。調べた地域の特色について友達と協同して、聴き手にわかりやすく伝えることを学習目標に位置づけながら、生徒が学習成果を披露する2次発表を行いました。
最後に、授業における学習目標に到達した生徒たちの中でも、とりわけ活躍が目立った生徒や、今後の成長を期待する生徒に対して、表彰式を行いました。さらに、授業終了後には、生徒自身が学んだことを、各地方の情報をブロックと見なす「ブロックシート」に記述させ、自分自身の学習を振り返る活動を行い、学習を定着させました。

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ロイロノート導入のメリット

相互に通信する機能によって、学校外でも友達と協働して学習する様子が目立ちました。

相互に通信する機能によって、協働して調査活動、発表資料の作成活動が円滑に行われました。

資料箱の機能によって、生徒らが自分の学習した形跡や記録を振り返りやすいように見受けられました。


実践の目標

調べ学習を通じて、その特色を帰納的に考察する見方を身に着けることができる。

自身の発表の立場と目的を設定し、友達と協同して聴き手にわかりやすく伝えるための創意工夫をしながら発表を行うことができる。

自身の発表の「立場」と「目的」を明確にして、自分なりに調査した結果を基に地域の特徴を考察することができる。

本単元で学習した内容を、地方ごとにまとめることを通じて、自分自身の学習を振り返ることができる。


実践の場面

1. オリエンテーションを行う
授業の導入として、日本の各地域の発表学習をさせるにあたって、生徒らに自身の立場を設定させた。
たとえば「旅行代理店の社員(立場)」として、聴き手に「観光に行きたいという気持ちを持ってもらう(目的)」ことがある。その上で、生徒に発表の技術を身に着けさせるため、ストーリー型、ミュージカル型、コミュニケーション型など、様々なタイプの発表の方法を具体例と共に講義した。

2. 北海道の特徴を紹介する
次に、生徒に学習した発表の技術を活用させながら、友達と協同的に発表する活動(1次発表)を行った。発表内容の題材は北海道地方である。生徒らは調査して得られた「追加の情報」を加えながら発表を行い、生徒に相互評価をさせた。なお、生徒が設定した「目的」と「立場」に応じて、教師が選定した「生徒にとって必要になりそうな図書」を準備し、班ごとに資料作成にあたらせた。


3. 東北地方を通じた地理的考察の仕方を身につける
特定の地方を調査する活動を通じて、その地方の特色を帰納的に考察する見方を生徒に身に着けさせる学習を行った。
題材は、東北地方の産業(農業、工業)や交通網、伝統産業である。これらの複数の情報を、生徒に分類させながら講義を行った。生徒は、これらの情報を基に東北地方の特徴を帰納的に推論し、記述する活動を行った。この授業で培った推論力、考察力は、次の授業展開における核として働いた。


4. 6つの地方の特徴を調査し、紹介する
公開授業(2次発表)に向けて、発表班の作成と各班の調査・発表の担当の区分け(6つの地方)を行った。1つの班を4~5人で構成し、全部で6つの班を作る。たとえば、A班が東北地方と九州地方など、1班につき2つの地方を割り当てた。さらに、班内のメンバーに2つの地方を分担させて調査・資料作りを促すことで、各班のメンバー全員がそれぞれ役割と使命感を持って活動に取り組めるよう配慮した。

5. 世界の人々に日本の特徴を紹介する
調べた地域の特色について友達と協同して、聴き手にわかりやすく伝えることを学習目標に位置づけながら、生徒が学習成果を披露する2次発表を行った。教室内に6班の発表場所を固定し、参観者が自由に回って発表を聴く形式をとった。
なお、2次発表を行った授業を研究授業として位置づけることで、本校の教師20名程度に参観・評価させた。最終発表の学習指導と展開についての詳細は、学習指導案参照


6. 表彰式を行う
最後に、授業における学習目標に到達した生徒たちの中でも、とりわけ活躍が目立った生徒や、今後の成長を期待する生徒に対して、表彰式を行った。表彰では、MVP、グッドデザイン賞、アイデア賞、プロジェクトリーダー賞の4つを用意し、メダルを与えるなどした。さらに、授業終了後には、生徒自身が学んだことを、各地方の情報をブロックと見なす「ブロックシート」に記述させ、自分自身の学習を振り返る活動を行った。

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