公立高校1人1台に向けたオンライン合同説明会

公立高校1人1台に向けたオンライン合同説明会

#イベントレポート #GIGA
2020/12/01(火)
公立高等学校におけるGIGAスクール構想の実現に向け、全国の教育委員会、指導主事の先生方を対象とした説明会を開催しました。
神奈川県教育委員会指導主事 橋本様、公立高校でのICT化にいち早く取り組まれてきた神奈川県立生田高等学校 天野様にお話をお聞きしました。


講演概要 (青字部分をクリックすると、当該箇所へジャンプします)
◇神奈川県教育委員会指導主事 橋本雅史様 (詳細は▶︎こちら )
令和4年度に3クラスに1クラス分の台数配備を目指しつつ、BYODを検討している
    BYODへの背景
1人1台の端末整備を待っていたら、神奈川県の情報教育、教育全体のICT化がストップしてしまうという危機感
生徒のスマートフォン所有率の高さ
指定校を定める 検証する 検証結果を全校に広めていく という流れで整備を進めると◎
ロイロノート・スクールはマルチプラットフォームに対応しているので、異なるOSが混在する環境でも問題なく使える!

◇神奈川県立生田高等学校 天野尚治様 (詳細は▶︎こちら
ICT活用のポイントは、教員がそれを導入することで授業がどのように変化するのか?を実感できること
そのために、教員の業務にもICTをどんどん取り入れる
BYOD(1人1台)を進めることで、個々の様子をつかめるようになった!
ロイロノート・スクールの導入により、多様な授業形態(個人/グループ)で授業を展開できるようになった!
授業設計、カリキュラムデザインが一層重要だ!


見出し (青字部分をクリックすると当該箇所へジャンプします)

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講演①:「公立高校一人一台成功するためのICT導入計画」
橋本雅史 様(神奈川県教育委員会指導主事)

◇神奈川県立高校の状況
生徒のスマートフォン所有率が高い
県内に民間の高速回線の活用が可能な地域が多い
スホートフォンを持っていない生徒に貸し出す用の端末を保有している(各校で22台程度)

◇神奈川県の取り組み
「指定校を定める」→「検証する」→「検証結果を全校に広める」という流れで着実に進める
〈端末〉
令和4年度に3クラスに1クラス分の台数配備を目指しつつ、BYODを検討
貸出用端末
授業で使うネットワークは県で負担する
授業規律の確率
タブレットPCの仕様を見直し、Chromebookを全ての県立高校と県立中等教育学校に配備(140校に各82台×2年)
〈ネットワーク環境〉
〈学習活動用クラウド〉※利活用については学校主体で実践を重ねる
G Suite
1人1アカウントを配布(約14万人)
全ての県立高校、県立中等教育学校の全教職員・全生徒
ロイロノート・スクール
マルチプラットフォームに対応
OS混在環境でも、同じことができる
高性能なロイロWebフィルタが使える
ロイロノート・スクール利用料に含まれる
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講演②:「ロイロノート・スクール 授業事例紹介」
天野 尚治様(神奈川県立生田高等学校)
授業設計、カリキュラムデザインが一層重要になってくる!

◇授業の変化
ICT活用が進むと、特別教室での学習が一般教室でできるようになった。
例:理科の実験動画の配信
BYOD(1人1台)を進めることで、個々の様子をつかめるようになった!
以前は「 教員⇄グループ」のやりとりが主流
ICTが得意な生徒ばかりが目立つ
多様な授業形態(個人/グループ)で授業を展開できるようになった!
ただし生徒は、グループ学習・共働作業のための心の準備も必要
◇メリット・学習効果
〈ICT活用〉
生徒個別の活動が充実
グループ活動の広がり(言語活動の深化)
授業じかんの効率化
板書の時間短縮、授業内容の深化
生徒個々人へのフィードバックの簡略化
情報共有がかんたんにでる
問題を深めることができる

〈ロイロノート・スクール〉
個々人の考え、成果物の回収がかんたんにできる
集めた回答を瞬時に一覧で表示できる
クラスで回答を共有することができる(他者の意見にふれられる)
シンキングツール(思考ツール)によって思考を可視化できる
考えるプロセスをサポートすることができる(考えの発散→収束)


◇校内普及の軌跡
PCを導入することで授業がどのように変化するのか?を教員に実感してもらうことをめざす
全教員、書画カメラを使って視聴覚的にわかりやすい授業づくりを促す
学校がめざす「21世紀型スキル」を明確化する
新任の教員を中心に、有志のICT向上委員会をつくる


◇ICTを活用した授業
A:一斉学習(教員による教材提示、思考を深める学習)
B:個別学習(個に応じる学習、調査活動、表現・制作、家庭学習)
C:協働学習(発表や話し合い、協働での意見交換、協働制作、学校の壁を超えた学習)
コロナ禍における利用


登壇者に質問
橋本先生
Q:Wi-Fi整備〜スマホ1人1台で苦労した点は?
つなげるための機材の選定(アクセスポイントの選定、UTMの規模など)。前例がなかった。
実証校での取り組み、成果が大きな鍵となった

Q:スマホ利用と生徒指導のバランスについて
校長に「スマホ禁止」はありえないと説く。
進学校だけでなく、生徒指導に苦労する学校も実証校に指定し、スマホを積極的に取り入れた授業を実践してもらった。
実証校での授業規律の保ち方を全校に向け、発信した。

Q:モデル校での取り組みの評価について
モデル校での成果を指標にするのは難しい
予算要求での成果の示し方としては、質的な変化を示す
例「ICTの導入により、授業がこう変わった!」

天野先生
Q:実際の教科でのロイロノート・スクールの使い方を教えてください!
どの教科でも共通して、感想や考えを、種類によって色カードに書かせるようにしています。そうすることで、提出箱を一覧したときに、全体の意見を色で大きく把握できることができるためです。

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高校・大学入試に向けたシンキングツール活用
志望理由書やレポートなどの文章構成、アイディア出しなどの場面で、シンキングツールが非常に有効!
下記ページにて実際に高校で受験指導、進路指導で活用されている方法をご紹介しています。

「志望理由書を書いてみよう!」
Step1:アイディア出し・・・Yチャート(多面的にみる)
Step2:アイディアを広げる・・・PMI(多面的にみる)
POINT:シンキングツールを切り替える
画面右上「...」→「ツールの切り替え」
書き出したアイディアはそのまま、背景のシンキングツールのみ切り替わる
Step3:ストーリー作り・・・プロット図(要約する)
Step4:文章化
Step1〜3を見返し、文章に起こす
〈ロイロノート・スクールのシンキングツールならではのメリット〉
考える視点を示せる
思考の過程がわかりやすい
別のシンキングツールへの切り替えがかんたん

シンキングツールについてもっと知りたい!

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