協働的な学びと個別最適な学びの両立多治見西高等学校・附属中学校 小木曽先生 授業見学
ロイロ認定イノベーターであり、長年ロイロやiPadを活用した先進的な授業実践をされている小木曽先生は、日頃の実践の中でも生徒が主体的に学ぶ取り組みを実践されています。
2024年6月13日に見学させていただいた小木曽先生の授業の見学レポートをまとめました。
目次
主体的・協働的・個別最適な学びの実現
テストカードのゲームモードと共有ノートを組み合わせることで、生徒が主体的に活動しながら、協働的な学び・個別最適な学びを実現しておられました。
ゲームモードで復習&予習
授業の冒頭でゲームモードを使って、前時の復習と本時の予習を行いました。
全10問のうち、前半は前時の復習で、後半は本時に学習する内容の予習内容でした。ゲームモードを楽しみながら進めることで、自然と生徒が予習・復習をやりたくなるような仕掛け作りがされています。
また、解答に画像やテキストを使えることで、その場で解説も行うことができます。
共有ノートで進捗を確認しながら問題演習
問題演習
復習・予習が終わった後は、各自問題演習に取り掛かります。
解き終わった問題は写真を撮って共有ノート上の進捗シートにUPします。わからない問題がある生徒は共有ノート上の進捗状況を確認しながらすでに解き終わっている生徒にヒントをもらったりしながら、自力で問題演習を進めていきます。
先生の役割
先生は直接指導することはなく、生徒が解いた問題の答え合わせや答え合わせにきた生徒への助言を行われていました。
また、演習内容のまとめとして、プラスアルファの考え方を伝えたり、間違いやすいポイントをあとでまとめとして伝えるなどの活動も行われていました。
指導者ではなく、生徒の伴走者としての役割を果たしておられました。
本時の振り返り
時間の終わりに、振り返りシートを記入し、提出箱に提出します。
生徒は自分の取り組みや気づきを自己評価するとともに、本日取り組んだ内容も写真にしてシートに取り入れることで復習資料をそのまま作成することもできていました。
授業の効率化・業務負担軽減の工夫
小木曽先生は、個別最適化された学びや生徒の主体性を大切にした学びの実現のためだけでなく、授業の効率化・業務負担軽減でもICTを活用されていました
資料配布・成績評価・ふりかえりが1枚のシートに
小木曽先生の授業では、授業に使う資料、生徒の自己評価、本日生徒が取り組んだ内容が1枚のシートにまとめて送られます。
1授業で1枚のシートしか送られないので、生徒は送られた資料の整理が非常に簡単です。
また、毎時間の最後に自己評価や取り組んだ内容の写真を撮影させ提出することで、生徒は毎時の振り返りがスムーズになり、先生は提出されたシートを成績評価に活用することもできます。
教科書がそのまま穴埋めプリントに!ロイロスクラッチ
プリントを自作するのではなく、教科書の写真を撮り、生徒に考えて欲しい内容を手書きで隠して即席の穴埋めプリントを作成されていました。
生徒の画面にも配信が行えるため、授業準備に必要な時間を短縮することができます。
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