専門学校 日本語会話【実践事例】ECC国際外語専門学校 松原 桃子

専門学校 日本語会話【実践事例】ECC国際外語専門学校 松原 桃子

日本語の高低アクセントを意識して、日本人と同じ発音で話そう

実践の目標
高低アクセントや文末イントネーション、拍、発音について意識をして話せるようになる。
上記を意識することで、自然な発音に近づけることができる。
自分や友達の発話を聞いて、おかしいところに気づいて指摘できるようになる。

実践の場面
1. モデル会話を覚える
講師から口頭で今日の会話文を伝える。学生はそれを聞き取り、学生同士で発話し合うことでその会話文を覚える。


2. 音声入力をする
覚えてスラスラ言えるようになった会話文を、ロイロノート・スクールの文字カードに音声入力をしてみる。正しく入力されるかどうかで、音・拍レベルが正しく発音できているか自己チェックができる。正しい入力ができるまで繰り返す。



3. 発音練習を行う
会話文をひらがなで書いたものに、高低アクセント及びイントネーションを示す、アクセントラインを引いたカードを全員に配布する。一人ひとりカードを見ながら、高低アクセント及びイントネーションが正しく再生できるよう練習する。


4. モデル音声を聞いて録音する
講師から配布された、会話文にアクセントラインが入ったカードに、録音をする。一緒に配布されたモデル音声も聞いて参考にする。

5. 録音を聞いて修正する
録音した音声をペアやグループでお互いに聞き合い、おかしいところはお互いに指摘し合いながら修正していった。これで間違いがないと自分が納得できるものに仕上げる。


6. 提出してフィードバックを受ける
学生は仕上げたカードを講師に提出する。講師は音声を聞き、モデル音声と同じように話せていればOKと伝え、おかしな点があれば学生に再提出を促す。その際、講師は間違いの数だけ伝え、学生はもう一度自分の音声とモデル音声を比較して自分の間違いを訂正し、再録音をする。OKをもらった学生は、まだ提出できていない学生が正しい発音で録音できるよう手伝う。



ロイロノート導入のメリット
音声入力でカードを作成することで、発音の自己チェックが簡単に行うことができます。
カードに何度でも録音ができるので、自己チェックや友達に聞いてもらうことができ、正しい発音を身につけやすくなります。
会話文に手入力でアクセントラインを引くことができるので、モデル音声のアクセント・イントネーションラインと学生の発話との違いが確認できてわかりやすいです。
モデル音声の配布ができるので、学生は何度も聞くことができ、自分の音との違いに気づくことができます。
録音したカードを講師に簡単に提出できるため、講師が学生個人の出来を把握しやすく、フィードバックがしやすいです。
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