小2 国語 ことばで絵をつたえよう~形・大きさなどの言葉の使い方や話す順序を工夫する~【実践事例】(岡崎市立男川小学校)

小2 国語 ことばで絵をつたえよう~形・大きさなどの言葉の使い方や話す順序を工夫する~【実践事例】(岡崎市立男川小学校)

#実践報告  #授業実践事例

基本情報
授業担当者南谷 明穂
ICT環境3人~ 4人で1台
学年 / 教科小学校2年/国語科
単元ことばで絵をつたえよう
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〈実践の概要〉
本単元では,聞く人に分かりやすい順序で説明する力をつけるために「言葉で絵を伝える」活動に取り組みました。丸や三角,四角などを使った絵のかき方を正確に伝えるためには,どんなことばをどのような順序で話すかを考えなければなりません。
本時では,ロイロノートを使うことによって,形を表すことはや順番を表す言葉,様子や位置を知らせる言葉などを,カードに書き出し,3~4人のグループで試行錯誤しながら,正しく分かりやすく伝える説明を考えました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
かきたい絵を伝える説明に使うカードを手書きで簡単に作成し,追加することができます。
順序や形など,カードに書き出した言葉を分類して整理することが簡単にできます。
意図した順で簡単に並べることができます。それに基づいて絵をためしがきしてみることで,正しく分かりやすく伝えているかを簡単にフィードバックすることができます。

〈実践の目標〉
ロイロノートを使って,分かりやすい説明をするためには,形・大きさなどの言葉の使い方や話す順序を工夫する必要があるということに気付き,工夫した説明を考えることができる。
意図する絵をえがくことができる説明になるように,試行錯誤し改善することができる。


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〈場面1〉先生と同じ絵がかけるかな
順序や内容に欠陥のある説明を教師が行った。子供たちは説明に従って紙にペンで絵を描いてみた。全員で一人一人がえがいた絵を見合うと,同じ説明を聞いても様々な絵になってしまっていることに気付いた。どうしたらみんなが同じを描ける説明になるだろうかという課題につながった。

〈場面2〉先生が伝えたかった絵はどんな絵かな
教師が伝えたかった正解の絵を見せ,「どうしたら,もっと分かりやすく,みんなが同じ絵をかける説明になるでしょうか。」と問いかけた。正しく分かりやすく伝えるためにどうしたらよいかという本時の課題について考え合い,順番や必要なことを落とさずに伝えることが大切だという意識をもつことができた。

〈場面3〉先生の絵の説明の言葉や順番を考えて確かめよう
教師の絵の説明をロイロノートで受信し,受信した説明の順番を並べ替えたり,必要な事柄をカードに赤色で書き足したりした。(分けて考える力・順序立てて考える力)   
話す順序について確認をした。描く場所,大きさ,形,向き,個数の順に説明するとわかりやすいことや話す事柄が一つでも足りないと,正しく伝わらないことなど説明のポイントを確かめた。
分かりやすい説明には,話す内容と話す順序が大切であるということを押さえた。(順序立てて考える力)

〈場面4〉自分たちのグループの説明を見直そう
確かめた説明のポイントや順序に基づいて,自分たちの班のプログラムを編集する。順番を入れ替えたり,順序を示すカードなど,不足しているカードを追加したりした。

〈場面5〉本時をふりかえってみよう
「初めの説明は,よくわからなかったけれど,ロイロノートを使って順番を並び替えたり,付け足したりしたら,わかりやすい説明になった。順番や内容をよく考えることが大切だとわかった。」という振り返りができた。次回はグループごとに学級全体に説明し,全員が同じ絵を描けるかを確認することを伝えた。

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