小3 理科 明かりをつけよう【実践事例】(山口市立白石小学校)

小3 理科 明かりをつけよう【実践事例】(山口市立白石小学校)

山口市立白石小学校
酒匂 文菜教諭
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ロイロノート・スクールを活用して実験結果を比較・分類し、自分たちで規則性を見つける授業を展開します。

前時に、明かりがつく豆電球と乾電池のつなぎ方を予想し、明かりがつくためのきまりについて班で話し合ったことをノートにまとめ、教師に提出させておいた。本時ではまず、そのノートを電子黒板で提示し、それぞれの予想を確認し合いました。そして、自分達が予想したつなぎ方で豆電球と乾電池を導線でつなぎ、明かりがつくかどうかを班ごとに実験しました。
実験結果は、ロイロノートのカードに記入し、話し合いながらカードを分類できるようにしました。その後、実験結果と話し合いのメモを書いたノートをタブレットで撮影し、教師に提出します。提出された各班のノートを電子黒板で提示し、実験結果や、見つけたきまりを班ごとに発表しました。そして、明かりがつくためには電気の回路が必要だというきまりを全体で確認しました。
本時のまとめとして、練習問題を解き、予想→実験→理由の確認を繰り返し、実感を伴いながら、“回路”、“電気の通り道”、“乾電池の+極・-極”などの本時のキーワードが理解できるようにしました。

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ロイロノート導入のメリット

一人ひとりの予想や実験結果を提出させることで、学級全体で情報を共有しながら授業を進めることができました。

実験結果を比較・分類させることで、子どもが自ら明かりがつくための規則性を見出すことができました。



身の回りの明かりに興味をもち、実験によって回路ができると明かりがつくことや、物には電気を通す物と通さない 物があることを捉え、電気の回路についての考えをもつことができる。


実践の場面

1. 班ごとの予想を確認し合う
教師は、前時で班ごとに提出させたノートを電子黒板で提示する。

【ノートの内容】
・明かりがつく豆電球と乾電池のつなぎ方(予想)
・班で予想した明かりがつくためのきまり
それぞれの予想を見合うことで、いろいろな考えがあることに児童が気付き、実験への意欲付けを図ることができた。



2. 予想に基づき実験を行う
自分達が予想したつなぎ方で豆電球と乾電池を導線でつなぎ、明かりがつくかどうかを班ごとに実験した。
実験結果はロイロノートのカードに記入した。カードに実験結果を記入させることで、話し合いながらカードを分類できるようにした。



3. 実験結果や話し合いメモを撮影する
実験結果と話し合いのメモを書いたノートをタブレットで撮影し、教師に提出した。

【ノートの内容】
・明かりがつくつなぎ方
・明かりがつかないつなぎ方
・明かりがつくためのきまり

タブレットの操作は撮影・提出のみなので、小学3年生でも操作に戸惑うことなく、ロイロノートを使用することができた。



4. 各班の結果を比較する
教師に送られてきた各班のノートを電子黒板で提示し、実験結果や、見つけたきまりを班ごとに発表した。
発表内容に合わせてノートを変えたり、ピンチインして拡大提示したりして、友達に伝わるように工夫しながら発表をしていた。発表の際、一覧/比較/拡大など、提示画面を切り替えることを重要なポイントとした。



5. 明かりがつくためのきまりを知る
明かりがつくためには、乾電池の+極、豆電球、乾電池の-極が一つの輪のように導線でつながり、電気の通り道(回路)ができていることが必要であることを確認した。



6. 練習問題を解く
いろいろな回路図を見せ、明かりがつくか考えたり、その理由を話し合ったりしながら練習問題を解いていった。
この際、予想→実験→理由の確認を繰り返し、実感を伴いながら、“回路”、“電気の通り道”、“乾電池の+極・-極”などの本時のキーワードが理解できるようにした。



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