小5 家庭科 初めてのミシン 家庭科における視覚的情報の効率的な活用①【実践事例】(千葉大学教育学部附属小学校)

小5 家庭科 初めてのミシン 家庭科における視覚的情報の効率的な活用①【実践事例】(千葉大学教育学部附属小学校)

#実践報告  #授業実践事例
基本情報
授業担当者佐藤 翔
ICT環境1人1台タブレット(学校共用タブレット)
学年 / 教科小学校5年 / 家庭科
単元初めてのミシン
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〈実践の概要〉
初めてのミシンを使った製作学習です。5年生では,基本的な直線縫いでランチョンマット,そこから派生した風呂敷,クッション,ティッシュボックス等を作成します。初めてのミシンということで使い方に慣れていなかったり,個別支援が必要な児童がいたりと様々な課題が考えられます。1学級35人が個々に活動を行う際に教師が一人一人を適切にみとり,必要な援助をするためにロイロノートを使った実践を考えました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
児童は要所・要点を何度も映像で確認できる。
教師は児童の作業状況が毎時間わかり,次回手立てを講じることができる。
教師は,授業時間を使わずに進捗状況を映像に残せる為,作品評価の時間を大幅に削減することができ,同時に授業時間内に個別支援に使う時間が増える。

〈実践の目標〉
ミシンの直線縫いを使って作品を作ることができる
手縫いとミシン縫いの違いを理解する。
縫い代や端の処理について理解して作品の作り方を理解する。


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〈場面1〉ミシンの使い方の学習
ミシンの糸の通し方から,下糸の通し方,ボビンの作り方など,初めて知ることは多いものです。一度で覚えられない児童もいるので,それらの内容を映像にして残しておき,ロイロノート・スクールの資料箱からいつでも見られるようにしておきます。

〈場面2〉早く進んだ児童が個別に学べる映像の用意
アイロンのかけ方や中表を裏返す作業などステップごとに必要な作業を映像に残しておきます。そうすることで発展的な内容を行いたい児童にも対応できますし,映像を見てから質問等を受け付けることで効率的に進めることができます。

〈場面3〉授業の終わりに進捗状況カードを提出させる
授業の最後には,教師側から進捗カードを作成しておき,そのカードと作品の現状を撮影した写真をロイロノート・スクールで提出させます。教師は作品の写真を見て気になるところにコメントを入れ,次回の製作に役立てるようにします。

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