小6 算数 資料の調べ方 記録のちらばりの様子を相手に伝えよう【実践事例】 (飯豊町立添川小学校)

小6 算数 資料の調べ方 記録のちらばりの様子を相手に伝えよう【実践事例】 (飯豊町立添川小学校)


基本情報
授業担当者渡部 光晴
ICT環境54人に11台タブレット(1学年だけで使用する場合、1人に1台)
学年 / 教科小6 年 / 算数
単元資料の調べ方
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〈実践の概要〉
量的データの散らばりについて、自分の考えをわかりやすくロイロノートにまとめて発表をする。めあてから、答えまでの考えのつながりをわかりやすくする。めあて、気づき、まとめは、シンキングツールのくまでチャートを使用する。自分の考えは、発表しやすいようにシンキングツールとは別にして、考えのつながりがわかるように構成する。図や写真なども使用して考えの根拠がより相手に伝わりやすいようにする。
新型コロナウイルスのため、ペア、グループの学習を控えているが、タブレットを通して自分の考えを伝えることができるので、操作等に慣れてきて時間がかからないようであれば活用したい。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
めあてからまとめまでの考えのつながりを確認できた。
必要な気づきを全体で確認することで、ペア学習、グループ学習ができない代わりとなった。
考えの発表場面で、答えまでたどりつけない場合でも、考えをつなげることで答えにたどりつけるようになった。

〈実践の目標〉
自分の考えや、友だちの考えをまとめることができる。
友だちの考えを聞いて、自分の意見と比較し、考えを深めることができる。
図や写真等を使って、意見を相手にわかりやすく伝えることができる。

〈授業写真〉

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〈場面1〉めあてを考え記入する
問題を読み、今日のめあてを全員で考える。どのような表であるかを考えて、「ドットプロットを見て、ちらばりの様子を表にあらわそう」というめあてになった。

〈場面2〉気づきを出し合い記入する
5分以内で、問題等から気づいたことをシンキングツールに書き込む。書き込んだことを全体で話し合う。シンキングツールを映して発表する。どんな気づきも発表してもよいが、その気づきが答えにつながらないと思った時は意見を出し合って必要な気づきだけにしぼっていく。必要な気づきをシンキングツールにまとめ直した。

〈場面3〉各自問題を解き、発表の準備をする
気づきから、一人一人考えてノートにまとめる。発表の準備は、ロイロノートに新しく発表内容を作ってもよいし、ノートを写真にとってポイントを書き込んでもよい。今回は、表があるので、表を作るのは難しく、わかりにくくなるので、写真にとってポイントを書く方がよいことに気づいた子もいた。

〈場面4〉考えを発表する
ロイロノートの使用で、プレゼンをして発表にも慣れてきた。今回は、手書きと写真で考えを伝えたが、手書きの部分は発表する言葉を大きく書いて、映し出しただけになってしまった。表は写真を使って発表したが、写真に必要なポイントの書き込みが少なかったこともあり、ポイントがあった方が相手に伝わりやすいことを確認した。

〈場面5〉友だちの考えから、自分の考えを深める
友だちの考えを聞いて、自分のノート、ロイロノートへ考えを追加する。友だちの考えについて理解不足の子もいたので、今後は、相手に質問カードを送ったり、考えをまとめたテキスト送ってもらったりできるようにしていけるようにしたい。

〈場面6〉まとめを書く
3分程度で、今日の授業のまとめを一人一人ノートに書く。まとめについて発表し話し合う。「度数分布表に整理することで、人数のちらばりの数がわかりやすく、ぞれぞれの関係がわかりやすい。」というまとめになった。まとめをロイとノートのシンキングツールに記入して、めあて、気づき、まとめの関係を振り返った。

〈授業写真〉
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