成績処理・成績評価での活用法

成績処理・成績評価での活用法

成績処理・成績評価でのロイロノート・スクールの活用法をまとめました。

成績処理とロイロノート・スクール
【アーカイブ】オンライン研修「ロイロノートで成績処理」
2022年11月17日に開催されたオンライン研修「ロイロノートで成績処理」で発表された事例などを下記ページにまとめました。

成績処理に便利なロイロの機能
生徒ごとに提出物を確認
ロイロノート・スクールでは生徒ごとに提出物を確認できます。
生徒ごとに提出物を確認することで成績評価・成績処理がスムーズになります。



提出物の履歴の確認
再提出によって上書きされた提出箱も履歴を辿ることができます。



【iPad】「新ノート一覧」で各授業の提出箱のみを閲覧
iPad,iPhoneでは、ノートのレイアウトが「新ノート一覧」に変更されました。
「新ノート一覧」で、提出物をよりスムーズに確認できるようになります。


観点別評価とロイロノート・スクール
成績評価でのロイロノート・スクールの活用方法をまとめました

成績評価の変更点
評価の観点学習指導要領に示す目標や内容に対応する形で、 「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点に改められました。

それぞれの観点に対応したロイロノート・スクールの機能をご紹介します

知識・技能
提出箱の活用
提出箱を活用することでかんたんに生徒の成果物を回収できます
成果物はテキストや写真のほか、カメラ機能をつかうことで動画や音声も簡単に提出することができます
これまで評価の難しかった実技科目や、英語のスピーキングなども簡単に評価の対象とすることができます
参考リンク 全校英語スピーキングテストの事例

テストカードの活用
テストカードを活用することで選択式・自由記述・画像をつかったテストなど多様な問題を簡単に作成することができます。
テストの結果をエクセルデータで出力することもできます。
他の先生が作成したテストを複数のクラスで利用することもできるので、統一した評価基準をつくることも簡単です。
 


思考・判断・表現
プレゼンテーション・ポーフォリオの作成
ロイロでは、写真・音声・動画・webページなど様々なデータを指でつなぐだけで簡単に資料をまとめることができます。
まとめた資料はそのままプレゼンテーションをしたり、成果物をまとめたポートフォリオとして活用できます
参考リンク 

シンキングツールの活用
シンキングツールをつかうことで生徒は自分の考えを「見える」化することができます。そのため、自分の考えをまとめ、表現し、さらに考察していく活動を通して思考力・判断力・表現力を評価することができます

主体的に学習にとりくむ態度
自己評価シート・リフレクションの活用
ロイロの提出箱機能を使うことで毎時間のとりくみを生徒に記入させ、回収することができます。評価につなげるだけではなく、生徒自身も自分のその時間のとりくみをふりかえることができ、学習定着に役立ちます。
ロイロノート・スクールで自己評価シートやリフレクションシート作成し、提出箱で回収することで、「主体的に学習にとりくむ態度」や「思考・判断・表現」を総合的に判断することができます。
 

各学校の成績評価でのロイロ活用事例
ロイロ認定ティーチャーによる、成績評価におけるロイロノートの活用事例をまとめました。
小学校
テキストカードの活用
カードの中にカードをいれる機能をつかって、児童のワークシートに毎時間の「めあて」をいれたものを送ります。目当てをみながら学習をすすめられるので、よりよい評価を得るためには何に着目すべきか理解しながら学習をすすめられます。
カメラの活用
授業中の発表など、活躍した場面を写真に撮り、テキストカードでコメントを添えておくと、所見を書くときにそのまま使えます。
体育などの実技をグループで撮りあって提出させておくと、一人一人テストをするよりも時短ができました。
体育などの実技では、評価基準も動画で示すことで、児童は基準がわかりやすく理解できるようになりました。
録音機能の活用
ロイロノートのカードに音声を録音させて振り返りをしています。録音機能をつかうことで、テキスト入力や手書きよりも短時間で子供たちは振り返りを入力することができます。また、あえてカードに文字を書かせないことで、子供たちがお互いの振り返りをワクワクしながら聞き合う楽しさもうまれます。
参考リンク カードの録音

提出箱の活用
提出箱に提出された提出物を採点に活用しています。毎時間の振り返りをもとに評価をおこなったり、提出・集約がむつかしい図工の作品や習字の作品も、写真にとって提出させることで評価がしやすくなります。作品の評価と鑑賞の評価の判断材料として活用しています。
毎時間のめあてを、「知識・技能」「思考・判断・表現「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点にしておき、自己評価を提出箱に提出させます。
アンケートカードの活用
全35回の道徳の時間中、どの回が自分の心に残ったかとその理由をアンケートカードをつかってアンケートをとりました。アンケートでは自由記述も回収できるため、回収した記述内容をもとに、評価を行いました。
アンケートカードは結果をCSVデータでダウンロードできます。そのため、ダウンロードしたデータをExcelに取り込んで評価を行うと便利でした。その際、「出席番号」を記入する項目を作っておくと、Excelで加工するときにソート貸しやすく便利でした。
出欠カードの活用
出欠カードでは、出欠だけでなく自由記述の文章も回収できます。また、欠席理由の項目は自由に編集できるため、アンケートとしても活用できます。そのため、毎時間記入させる忘れ物チェックカードや、宿題チェックカードとして出欠カードを活用しました。

共有ノートの活用
•グループ学習の過程などを共有ノートに残させておくと思考の流れを見たいときに便利です。最後の発表だけでなく、途中も評価できました。
参考リンク 共有ノート活用法

事例紹介
小学校での成績評価での活用を詳しく説明した事例です

中学校・高等学校
提出箱をつかって
提出箱内では無記名状態で採点をすると、(生徒の名前などから)先入観なくスムーズに採点できます。成績記入時には名前を表示させて、成績処理ファイルに記入できるため、便利です。
提出箱内にデータがあれば、生徒自身も手元で提出物を確認できます。提出履歴がみれるようになったので、再提出をした場合でも過去の履歴が生徒からも先生からもたどれるようになりました。
紙ベースでの提出と違って、生徒に「返却」する必要がないので、自分のペースで採点ができるので便利です。
カメラをつかって
技術の作品(木工など)を3カ所から写真を撮り、振り返りを書かせて提出箱へ提出させます。写真があれば実物がなくても作品を評価することができます。
プレゼンをつかって
理科の実験・観察があるときには形成的評価をおこなっています。授業でグループプレゼンを、家庭で宿題として個人レポートを作成させて評価しています。さらに、単元ごとにデジタルポートフォリオを作成して、提出。学期末の集計は、合計点を点数化して評価しています。
総合の時間の評価はプレゼンで行っています。生徒にはあらかじめ、ルーブリック付きの記録表を紙で配布しておいて、お互いのプレゼンをその場では紙に記入させます。発表終了後、紙に記入した内容をロイロのアンケートカードに入力させると、集計・フィードバックも簡単です。
出欠カードをつかって
出欠カードの項目を工夫して、授業の振り返りカードとして利用しています。詳細欄に感想等を記入してもらうことで、授業フィードバックもしやすくなります。

成績評価とロイロノート・スクールの活用法について

児童・生徒が相互評価できる機能で「学びに取り組む姿勢」と「思考・判断・表現」を評価
児童・生徒の宿題の一部に「リフレクション」を取り入れることで、「学びに取り組む姿勢」と「思考・判断・表現」を評価するとともに、「学び方」をアップデートしていく事例の紹介です
 



参考リンク 

もっとみたい!活用法
各科目ごとの活用法については以下をご参照ください。

ロイロを使ってみたい!
ロイロノート・スクールはすべての学校で導入初年度の1年間無償でご利用いただけます。
無償期間のみの利用も可能です。また、先生のご利用は永年無料です。
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