高2 総合的な探究の時間 進路探究 自ら課題を見つけて調査・分析し、その結果を発表してみよう【実践事例】 ( 日本大学山形高等学校)

高2 総合的な探究の時間 進路探究 自ら課題を見つけて調査・分析し、その結果を発表してみよう【実践事例】 ( 日本大学山形高等学校)


基本情報
授業担当者近野仁美
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科高校2年/総合的な探究の時間
単元進路探究
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〈実践の概要〉
総合的な探究の時間の中で、興味のある分野ごとにグループを分け、テーマを決めて調査・分析し、クラス内や学年内で発表するという探究学習を行った。テーマ決めから発表資料作成までは、約10時間かけて行った。調査の段階では本や新聞、インターネットを活用したが、そのデータをまとめて発表資料を作成する際にロイロノートを活用した。ロイロノートのシンキングツール等を活用して情報や意見をまとめ、発表資料はグラフや図、写真等をシートに取り込みながら作成していた。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
授業や発表等の際に資料を印刷しなくても、その場で全員に資料を送ることができる。
教師・生徒間だけでなく生徒間でもデータを共有し、プレゼン資料等を作成することができる。
資料や生徒の意見をリアルタイムで示し、全員で共有することができる。

〈実践の目標〉
自ら課題を見つけ、それを解決するための能力を育成する。
探究学習を通して自己の進路や将来の展望についての認識を深める。

〈授業写真〉


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〈場面1〉調べたいテーマを考える
文化や地域社会、科学技術等、おおまかに分野を挙げ、その中から自分が興味のあるものや進路にかかわるものを選び、同系統の分野を選んだ生徒同士でグループ分けを行った。そこからさらに細かいテーマを話し合って決めていった。調べたい内容をどうしても一つに絞りきれない場合は、複数あってもよいこととした。

〈場面2〉収集した情報を分析し、整理する
本や新聞、インターネットを活用しながら、テーマについての情報を収集し、それを分析して整理した。分析や考察の際にはシンキングツールを利用する者、シートに直接メモを書き込んで考察する者など様々だった。また、グループ間でデータを共有したい際にはメンバーにのみ送ることができたため、生徒たちはそれをうまく活用しながら分析を行っていた。

〈場面3〉発表資料を作成する
「場面2」と同様、発表資料を作成する際にも、グループ間でデータ共有ができることは非常に便利だった。最終的には発表資料を1つにまとめる必要があったためである。各自がシートで作成した資料をリーダーに送り、リーダーはそれをつなげて資料を完成させた。各グループによってページ数は異なるが、それでも10ページ前後、多いグループは20ページ近い資料を作成していた。

〈場面4〉全体の前で発表する
発表前に観覧生徒に発表資料を送り、全員が各自のタブレットで資料を見られるようにした。「画面配信」ではないため、発表者がページ移動をその都度伝えなければならなかったが、観覧生徒自身でグラフ等を拡大して見たり、前のページに戻って確認したりしながら聴くことができた。また、発表者自身も画面上で作成した資料を印刷することがないため、発表直前に資料に訂正事項があった際にも迅速に対応することができた。

〈授業写真〉
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