高1 現代社会 「豊かに生きる権利」「新しい人権」基本的人権に関する判例を調べて説明しよう【実践事例】(千葉日本大学第一中学校・高等学校)

高1 現代社会 「豊かに生きる権利」「新しい人権」基本的人権に関する判例を調べて説明しよう【実践事例】(千葉日本大学第一中学校・高等学校)


基本情報
授業担当者加賀屋 健
ICT環境4人以上で1台
学年 / 教科高校1年 / 現代社会
単元「豊かに生きる権利」「新しい人権」
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〈実践の概要〉
グループごとに指定された訴訟(「堀木訴訟」「大阪空港公害訴訟」「『石に泳ぐ魚』事件」「サンケイ新聞意見広告事件」)についてiPadで調べ、ロイロノートでプレゼンテーション資料を作成します。作成条件は ①iPadとロイロノートの機能をフル活用すること。 ②説明は3分以内で行うこと。 の2点のみです。資料が完成したところで、グループのメンバーが分かれて、新しいグループを構成します。新しいグループのメンバーで机を移動しながら、自分の作成した資料について他のグループの生徒に説明していきます。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
直観的にアレンジを加えやすいため、資料作成がスムーズにできたこと。
データがクラウドに残るため、共用iPadであっても、使用しやすいこと。

〈実践の目標〉
一つの事件(訴訟)について、グループで係を分担して調査すること。
対立構造を明確にした資料作成を行うこと。
伝えるべきポイントを把握したうえで分かりやすい発表を行うこと。

〈授業写真〉

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〈場面1〉グループごとに指定された「訴訟」について調査します
基本的人権を学ぶにあたって理解が必要な「堀木訴訟」「『石に泳ぐ魚』訴訟」などの判例の中から、班ごとに割り当てられたものについて調べます。基本的には ①あらすじ ②対立構造 ③争点 ④判決 ⑤その後 の流れで、まずは教科書や資料集を使用して調査します。

〈場面2〉調べた「訴訟」について、発表用の資料を作成します
グループメンバー全員が3分以内で説明できるよう、対立構造を明確化した資料を作成します。最終的な発表はiPadでロイロノートを用いて行います。iPadは班で1台(一部の班は2台)なので、ロイロノートを操作して発表用原稿を用意する生徒、資料集等を参考にして紙に図を描く生徒など、役割分担を明確にさせます。Safariなどのwebブラウザで調査することも認めています。完成したら「提出箱」にメンバー全員の写真を加えて提出させます。

〈場面3〉グループのメンバーが分散し、発表を行います
「ジグソー法」を応用した方法で、説明を行います。グループのメンバーが分散し、新たなグループを構成します。新たなグループのメンバーは、全員が異なる訴訟について調べているので、それぞれ自分の調べた訴訟に関して、他のメンバーに説明を行います。

〈場面4〉最後に教員から補足説明を行います
それぞれの訴訟の対立構造などについて、生徒のプレゼンテーション資料で不足していた部分を中心に、教員から補足説明を行います。

〈授業写真〉
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