高1 高2 部活動 ロイロノート・スクールを利用して,練習報告書のペーパーレス化。自作の報告書を利用して練習の可視化と効率化を図る。【実践事例】(樟南高等学校)

高1 高2 部活動 ロイロノート・スクールを利用して,練習報告書のペーパーレス化。自作の報告書を利用して練習の可視化と効率化を図る。【実践事例】(樟南高等学校)

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基本情報
授業担当者奥津 孝洋
ICT環境1人1台 スマホ
学年 / 教科高校1~2年生 部活動
単元日々の練習報告と活用法
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〈実践の概要〉
本校では,今年3月と4月下旬~5月上旬に新型コロナウイルス感染症において,臨時休校。その後,分散登校など,授業や部活動ができない期間があり,ICTの重要性について考え,実践することが多い1年であった。今後一人一台 タブレットの時代が目の前でなく,「もうやらないといけない」時代となり,来年度から導入できるように,まず部活動を利用して「どのようなことが授業で実践できるか」検証をしてみた。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
報告書はワードやエクセルで作成・PDF化,独自の報告書(教材)を作ることができる
報告書は書く・描くだけではなく「動画の添付」「色カードで付箋代わり」とすることができ,簡単に工夫された報告書を作成できる。
「画面配信」機能を使い,簡単なプレゼンテーションができ,タブレットを電子黒板などに簡単に投影できる。

〈実践の目標〉
使い方は生徒と一緒に考え,見直してもわかりやすい報告書を複数作成する。
部員数が32名おり,日頃の練習では指導できないことも多々あるので,日々の報告書を提出させる。
ロイロノート+αで可視化・効率化された練習(授業)を提案・実践する。

〈授業写真〉

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〈場面1〉0からのスタート
まず「書き方」から模索した。「カードに文字を書く?入力する?」分散登校が始まって半月経過したところから使用を開始した。タブレットは物理上全員分をそろえるのは困難のためスマホを利用し,基本的には学校での使用は禁止であるので,約束事で「弓道場のみの使用」を大前提とした
生徒は,「カードをカードで重ねて入力」を選択して活用した。  

〈場面2〉報告書の作成・活用・検討
生徒もカードに書くだけだと「ただの文章」になるので教員側でワードやエクセルで作成してPDF化して「送る」機能を使い全員に配布。フォルダーに原盤を保存しているが,現在でも活用していなく,報告書が見当たらなくなると,声をかけてくるのが悩みである。

〈場面3〉提出箱に毎日提出させる
「日付・曜日」の提出箱を作り,毎日提出させている。教員側はiPad Pro 12.9インチとApplePencilを利用して添削を行い,すぐに返却ができるので報告書をなくしたりすることがなく,返却は翌日の練習に間に合うように心がけている。

〈場面4〉反省会を実施して新たな課題・目標を設定
夏休み以降,大会を無観客ながら行われるようになり,大会の翌日は必ず反省会を行う。黒板に書いた「行動面」「技術面」などを書く次回の大会に活かす反省会である。これを「写真に残す」ことによりロイロノートに書いた「自分の反省」「部員の反省の写真」を1つのカードにまとめることにより「振り返り資料」として残せる。

〈場面5〉練習計画詳細表や保存ファイルはWebカードから
TimeTreeを利用して共有カレンダーを使用しているが詳細まで作成は底辺である。そこでGoogleドライブの共有を利用してWebカードからリンクできることにより,カード自体に大きくタイトルが見えてカード自体をなくしにくい。グループLINEなどでリンク先を貼り付けていたら使用頻度で見失うことが多く再度貼り付けることがあったが,これで解消された。

〈場面6〉欠席・遅刻届は出欠カードに
欠席・遅刻届は口頭かグループLINEを使用していた。新型コロナウイルス感染症において体温測定も行うことになり,Googleドライブにファイルを作り,スプリットシートを共有していたが,このカードの登場で,欠席・遅刻と体温記入が1枚で終わり確認が簡単にできるようになった。またCSVファイルに保存・記録に残すことも容易にできる。

〈授業写真〉
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