高1 C英語Ⅰ Lesson 8 Not So Long Ago Section 4 oilonoteを用いた新しい形の主体的・対話的な授業【実践事例】 (帝京中学高等学校)

高1 C英語Ⅰ Lesson 8 Not So Long Ago Section 4 oilonoteを用いた新しい形の主体的・対話的な授業【実践事例】 (帝京中学高等学校)


基本情報
授業担当者飯星 賢
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科高校1年 C英語Ⅰ
単元Lesson 8 Not So Long Ago Section 4
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〈実践の概要〉
コロナ禍で様々な言語活動が制限された。それゆえ、生徒間でのアイディアの共有であったり共同学習の場が失われていた。また、GIGAスクール構想が現在推し進められている。今後は多くの学校で1人1台電子端末を配布し、それを活用して授業を進めていくであろう。当授業では、今まで行っていた4技能に重点を置いた授業に加え、Loilonoteの生徒間通信、提出箱での比較機能を用いた協働学習、シンキングツールを用いた探求的な授業を実践した。また、iPadとLoilonoteを用いてどのようなことができるかを探求し、今後の “新しい授業の在り方”の1例を示した。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
生徒の授業での様子を可視化できる。
板書の時間が大幅に削減することができる。
話すことが苦手な生徒でも意見交換がスムーズにできるようになる。

〈実践の目標〉
様々なカードの機能を活用し、生徒の主体的な学びを促進する。
生徒間通信、比較機能を活用し、1人1人の意見を深める。
シンキングツールを用い、学習活動の効率化をはかる。

〈授業写真〉

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〈場面1〉導入
既習内容である、2枚の写真(1つは原爆投下後の長崎で撮影された1人の少年の写真、もう1つはベトナム戦争中に撮影された空爆から逃げる子供たちの写真)を提示し、それぞれがどのようなメッセージを発しているのかを確認、提出箱上で共有。また、提出箱の比較機能を用い様々それぞれの考えを比較し、新たな発見を促した。

〈場面2〉リスニング活動
事前に準備しておいたDictation用のカードを配布。ロイロノート上に教科書本文の音声を取り込み、生徒はカード上の空欄を埋めた。答え合わせ後、本文の音声を流し音読の練習をした。

〈場面3〉本文読解
事前に準備しておいたQ&A用のカードを生徒に配布し、生徒は本文を読んでそれぞれの質問に答えた。その後、提出箱上でそれぞれの質問に対する生徒の回答をいくつか選択し、比較、正解に必要なポイントは何か、なぜこのような答えになったのかを全体で共有。また、選択した答案をその場で添削した。

〈場面4〉リスニング活動②
ロイロノート上に本文の内容に関連したリスニング問題(T/F問題)の音声を取り込み、テストカードを作成、生徒に配布した。生徒はテストカード上でリスニング問題に取り組んだ。生徒が回答した後、解説し、ポイントを確認した。

〈場面5〉精読
この章のポイントとなる1文をカード上に記入、事前に資料箱に配布した。そのカードをスクリーンにも投影し、その文を解説した。

〈場面6〉発展
本文の最後に “There should never be war again.”という文がある。その文から自分は何ができるのかを考えさせた。まずはウェビングを用いて、戦争を失くすための手段を思いつくだけ考えさせた。その図を生徒間で交換させ、自分が持っていなかったアイディアを交換させた。その後、座標軸チャートで自分のアイディアを4象限(すぐにできる・時間がかかる・自分たちでできる・助けが必要)に分け、分類させた。次に、座標チャートの中から4つアイディアを選ばせ、フィッシュボーンチャートにそれぞれのアイディアを実行するために必要なことをまとめさせた。最後に、そのフィッシュボーンチャートを用いて「戦争を根絶するために自分に何ができるのか」というテーマのエッセイを書かせた。

〈授業写真〉
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