効率よく専門技術を習得する方法【導入事例】学校法人トラベルジャーナル学園

効率よく専門技術を習得する方法【導入事例】学校法人トラベルジャーナル学園

#授業実践事例 #専門学校

学校法人トラベルジャーナル学園
小澤 和哉先生・山田 真史先生・小路 桃子先生(ホスピタリティツーリズム専門学校大阪)
小中 由比先生 ・山岡 丈也先生 (大阪ホテル専門学校)
小林 太陽先生 (大阪ブライダル専門学校)
西岡 裕子先生(大阪テーマパーク・ダンス専門学校)


学生が専門技術を、高効率・高水準で着実に習得する方法とは?

ロイロノート・スクールの導入によって、学生の専門技術の習得を大幅に効率化させた 学校法人トラベルジャーナル学園 を取材しました。
専門学校でロイロノート・スクールを利用する意義、授業での活用法、導入後の変化についてお聞きしました。


専門学校とロイロノート・スクール
専門学校では、専門知識・技術の習得が重要な学習要件となっています。
2年という短い時間の中で、より多くの知識技能を、高い水準で身に着けさせるためには、授業スタイル、学習スタイルの効率化が鍵となります。
ロイロノート・スクール導入により、以下の改善をはかることができました。

授業スタイル
授業時間の効率化
実技時間の確保
学科特性に応じた技能育成の向上

学習スタイル
学生同士での学び合い促進
自主学習の質・回数の向上


ロイロノート・スクール活用法
学校法人トラベルジャーナル学園では、「観光学科(旅行科・エアライン科・鉄道サービス科)」「ブライダル学科」「ホテル学科」「テーマパーク学科」などのすべての学科で、ロイロノート・スクールを使った授業が行われています。
授業でのロイロノート・スクール活用法について、各学科の先生にお聞きしました。

テストカード

観光学科では、国家資格の取得をめざす学生も多く、知識獲得の場面で【テストカード】を重宝しています。
テストカードとは、ロイロノート・スクール上で自動採点・自動集計ができるテストが作成できる機能です。
リアルタイムでの結果表示や、問題の複製も容易にできるため、苦手分野の洗い出しに役立ちます。
授業中、即座に苦手分野を把握できることにより、授業時間を効率的に苦手分野に割り当てることができます。

活用例 ①:理解度にあわせ、苦手分野を重点的に解説する
活用例 ②:正当するまで繰り返し問題に挑戦し、知識定着をはかる
活用例 ③:回答データを保存し、前年との成長度合いをはかる


動画
実技科目において最も重要なことは客観的な視点をもって、あらゆる所作を行うことです。
学生に客観性を意識させるために、多くの授業で【動画】を取り入れています。

実技を動画撮影することで、所作・表情・ダンスなどを客観的に振り返ることができます。

ロイロノート・スクールは、動画の撮影・提出(回収)・学生間の送受信が非常に容易なため、
動画での学びをより効率的に、加速させることができます。

活用例 ①:実技練習の様子を撮影、交換
活用例 ②:教員の実技解説を動画で記録
活用例 ③:見本動画の配付

プレゼンテーション
お客様対応では、最適な回答・提案を考え抜き、自分の言葉で伝えることが求められます。
言葉での表現力を高めるために、【プレゼンテーション】練習を実施しています。

プレゼン練習を重ねることで、話す内容・順序・話し方に磨きをかけることができます。

ロイロノート・スクールはカードをつなぐだけでプレゼンができるため、資料作成の時間を大幅に短縮できます。プレゼン実技のためにより多くの時間を使えるようになりました。

活用例 ①:プレゼン資料へのフィードバック(提出物への添削・返却機能)
活用例 ②:提出されたプレゼン動画をクラス全体で閲覧・コメントする(回答共有機能)



カード編集
専門知識を学ぶ授業では、文字情報だけでなく実演を交えて説明する場面が多くあります。
【カード編集】の機能を使いこなして、学習内容の定着をはかっています。

問題と正解を記したPDFを用意し、正解部分をペン機能で塗りつぶします。
授業で解説する際、消しゴム機能で塗りつぶした部分を消していきます。
そうすることで、ミスなく、効率的に解説することができます。

配付した問題カードへの書き込み・提出も容易なため、確認テストなどを通して学生の理解度を見とることができます。

活用例 ①:消しゴム機能を使った双方型の解説
活用例 ②:配付した問題に学生が回答を書き込み提出する


導入による変化
学校法人トラベルジャーナル学園様では、2020年からロイロノート・スクールを導入いただいています。
利用2年目の先生方にロイロノート・スクール導入による「1. 授業スタイル」「2. 学習スタイル」それぞれの変化についてインタビューしました。


授業スタイル
授業の変化
Q:導入により変化したこと
一方向の授業から全員参加型の授業へと変化したことにより、教員の役割が「教える」から「ファシリテートする」に変容
クラス全員の提出状況が見える機能により、学生の授業参加意識が高まった
学生間のデータ送信も容易なことから、学生同士の学び合いが活発になった
授業準備、授業中、授業後の時間が非常に効率化した

Q:導入のメリット
どんな教員・学生にとっても使いやすく、すぐに授業の効率化を実感できる
授業準備にかかる時間が大幅に削減できる
学生の学び合いが促進され、学生主体の授業が実現できる
すべての授業資料をロイロノートで配付することにより、年間の印刷代が大幅に削減できる(前年比:70%減)
オンライン授業での郵送物が不要
公平・正確な成績評価ができる(提出物の見直し、提出期限の把握)

Q:「授業効率化」の具体例
データでの資料配付により、印刷物の準備が不要
提出物の一覧表示で、未提出者を瞬時に把握
提出物の添削・返却が画面上で完結
PCで作成した資料をPDFにしてロイロノートに取り込む
一度作成したテストを複製し、繰り返し使う(問題の入れ替え可能)

【まずはここから】活用法①:紙に書いたノート、プリント、履歴書などを写真にとって提出
【まずはここから】活用法②:実技の撮影、提出


教員の変化
ー ロイロノート・スクールの導入により、授業が劇的に効率化され、学生へのフィードバックやグループワークの時間が確保できるようになりました。それにより、授業の質や満足度も向上していると感じます。ー

大阪ブライダル専門学校の小林 太陽先生にインタビューしました。

Q:授業での活用場面
授業では教材配布・課題回収の他、回答を共有したり学生が検索したりする場面でロイロノート・スクールを利用しています。
例えば、お客様へ提案するプランを考える際、学生同士でアイディアを共有したり、Webカードでインターネット検索することで多様なアイディアに触れることができます。それを受け、学生は「もっとこうできないかな」と想像力を働かせ、オリジナルのプランを生み出します。
こうした学習活動を通して、お客様に対しての満足度を追求する姿勢、プランにこだわりぬく力を育成しています。

Q:授業の変化・効果
授業における作業効率が改善されました。
授業時間をより学生とのコミュニケーションのために使うことができるようになったことで、授業の質や満足度も向上していると感じています。
これまで課題添削に30分程度かかっていたところ、ロイロノート・スクールを使うことで、15分で完了できるようになりました。添削物の返却も、ボタン1つでできるようになりました。

ロイロノート・スクール上ですべての作業が完結できることで、大幅な時間短縮が実現できました。


学習スタイル
学生の変化
学習スタイルの変化について、大阪ホテル専門学校、大阪ブライダル専門学校の学生の皆さんにお聞きしました。

Q:ロイロノート・スクールのお気に入りポイント
iPadだけでなくスマホでも操作できるので、通学時間にも学習内容の復習ができる
授業科目ごとにワークスペースがわかれているので、データの整理がしやすい
授業資料、レポートなどすべてのデータがロイロノート・スクールにあるので、授業内容の振り返りがしやすい
実技動画によって、自身の実技を客観的に確認できる
お手本動画、クラスメイトの実技動画を何度も繰り返しみることができる


Q:ロイロノート・スクール利用によって実感している変化
休み時間や帰宅後も、動画を見返すことが増えた
授業中、クラスメイトの提出物から学ぶ機会が多くなった
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