【授業見学レポート】熊本大学教育学部附属特別支援学校

【授業見学レポート】熊本大学教育学部附属特別支援学校

小学校1年生から高校3年生まで、幅広い学年の児童生徒が所属する熊本大学教育学部附属特別支援学校ではロイロやICTを活用した教育が実践されています。
2023年2月3日に同校を見学させていただいたレポートをまとめました

参考リンク
【Teach U】:熊本大学教育学部附属特別支援学校 後藤先生が運営されている特別支援教育向けICT教材配信サイトです

朝の会・情報共有をロイロで
朝の会や、家庭と学校との情報共有では学年問わずロイロが活用されていました
朝の会:ロイロを使って連絡事項を発表・確認
児童生徒が進行する朝の会では、カードを動かしながら発表することで直感的な操作で連絡事項を伝えることができていました

発表活動は児童生徒が担当
ロイロでは直感的な操作で簡単にプレゼンテーションができます
そのため、児童生徒が主担当となって朝の会を進行することができていました
カードを動かして項目を確認
「すでに連絡されたこと」「これから話を聞くこと」をカードを動かすことで区別していました
実際にカードを動かすことで「今話されていること」に簡単に集中できます
写真を撮ってその場で共有
言葉だけでは説明が難しい項目は、児童生徒自らが写真を撮ってその場で共有することができていました
撮影した写真は拡大・縮小表示も簡単にできるため、細かな文字も拡大しながら説明することができていました
情報共有もロイロで
家庭との情報共有もロイロを使うことで効率よく実施することができていました
また、児童生徒が自分の気持ちや感じたことを毎日写真も交えて簡単に記録していくことで、児童生徒の表現力や自分の気持ちを伝えたい意思を育むこともできていました。
考え・気持ちの表現活動に
学校から児童生徒・家庭への連絡だけでなく、児童生徒の宿題の回収にもロイロを活用しています
「自分が考えていること、興味を持っていること」を写真と文章を使って簡単に記録することができます。定期的に自分の考えや気持ちを先生とやりとりしていく活動を通じて、子供達の表現力や気持ちを伝えていこうという意欲を向上させることもできていました
最初は写真が中心だった記録(左2枚)も、継続していくことでしっかりとした文章による記録に変わっていきました(右2枚)
授業でのロイロの活用
直感的な操作で簡単に使うことができるロイロノート・スクールは授業の中でも活用されていました

複数学級で同時に授業
ロイロを使うことで異なる学年・クラスの生徒に資料を送ったり、生徒の提出物を回収することができます。
熊本大学教育学部附属特別支援学校では、zoomとロイロを組み合わせることで高校1年生から高校3年生までの生徒が別々の教室から授業に参加することができていました

プリント・課題の配布はロイロで
授業で使うプリント・課題の配布はロイロで行います
カラーの資料や写真も印刷代を気にしないで全生徒分を活用することができます
音声・映像の配信はzoomで
リアルタイムの音声や映像の配信はzoomで行います
音声や映像をリアルタイムで配信することで3学年一斉授業でも、一人の先生の進行で授業を進めることができます
進行に関わる先生の数を減らすことで個別に支援が必要な生徒に対して先生方が手厚くサポートを加えることができます

直感的な操作で課題・発表の作成
ロイロでは指でカードを動かすだけで簡単に発表資料や課題に取り組むことができます
この授業でも食物連鎖の順番を考える課題について、生徒たちはもらったカードを並べ替えながら試行錯誤をすることができていました
グループ活動でも活躍!協力して発表内容を作成
一人一人が考えるだけでなく、グループで考える活動も取り入れられていました
グループ活動でもお互いの考えを共有しやすいロイロの画面は活用されていました
提出箱で課題の回収・共有
提出箱を使うことで異なる学年の生徒の考えを簡単に回収できます
提出箱の回答を共有するの機能を使うことで他の生徒の意見を見ることもできるため、生徒はお互いの回答から学ぶことができます

ロイロ✖️zoomで複数の教室にまたがって発表
提出箱に提出された回答をロイロを使って共有・音声はzoomで配信することで異なる教室にいる生徒同士が発表することもできます
生徒はzoomから流れる音声だけでなく、自分の端末でロイロに提出された提出物を見ることができるため、自分の気になる内容を個別に確認しながら他の生徒の発表を聞くことができます
ICTを活用することで個別のサポートが必要な生徒に手厚いサポートを実施しつつ、多くの生徒たちと関わりながら授業を進めることができていました

手元でなんでもみれる・自分たちの様子が動画でみれる機能で理解とアウトプットをサポート
ロイロを使うことで簡単に動画や写真を生徒の端末や大きな画面で共有できます。また、手書きの機能が優れているため、その場で書き込みをしたり、児童生徒も手書きで意見をまとめることもできます。
さらに、児童生徒の活動を動画で撮影することもできるため、生活に必要な技能の習得も効果的に行われていました

難しい動作も動画・写真でじっくり確認
特別支援学校では自立のために必要な技能の習得もとても大切です。
「お米をすりきり1カップはかる」「雑巾を絞って机をきれいに拭く」といった言葉では伝えにくい動作も、動画や写真を使うことでわかりやすく説明することができます
また、授業のポイントや狙いを授業中表示し続けることもできます
また、その場で動画や写真に手書きで書き込みもできるため、注意が必要なポイントを強調しながら説明することができます
動画や写真は児童生徒の端末でも何度でも再生できるため、理解できるまで何度も繰り返し自分のペースで確認することができます

児童生徒の活動を動画で撮影。みんなでお互いの活動を振り返り
児童生徒の活動を簡単に動画で撮影することもできます。
撮影した動画は本人へのアドバイスに活用できるほか、児童生徒同士でお互いの様子から学び合うこともできます
手書き・写真・動画・様々なアウトプットで支える表現活動
ロイロでは、手書き・写真・動画など様々な方法を活用したアウトプットが簡単に作成できます。
従来の紙と鉛筆だけではなかなか自分の考えを表現できなかった児童生徒もロイロを活用することで自分の考えを表現できるとともに、表現する力・表現する意欲を育てることができていました

指でもペンシルでも、手書きで簡単入力
ロイロでは指やペンシルを使って手書きでカードに書き込みをすることができます
消しゴムで何度も消すことが難しい児童生徒であっても、簡単に何度もやり直しながら書き込みをすることができます
写真・動画も使って発表
写真や動画も簡単に撮影・利用ができます
そのため、写真や動画の入った資料も簡単に作成することができていました
インターネットで検索したデータも活用
ロイロではインターネット上の資料もwebカードなどの機能で簡単に取り込むことができます。そのため、生徒はインターネットで調べた内容もそのまま自分の発表に取り込むことができていました
また、webカードを使うとインターネット上のページをそのままロイロのカードにできることから、インターネット上の記事の中で、自分の言いたいことに線を引くなどの活動も行うことができました



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