【認定自治体インタビュー】岐阜県土岐市の取り組み

【認定自治体インタビュー】岐阜県土岐市の取り組み

岐阜県土岐市は、2024年2月に全国3例目のロイロ認定自治体に認定されました。
岐阜県土岐市の認定自治体認定までの取り組み、今後のビジョンについてお話しいただきました。

お話いただいた方
吉村 康介 氏

ご所属
土岐市教育委員会 学校教育課

認定に使った条件
条件① ロイロ認定ティーチャー自治体内の70%以上の学校または、50名以上在籍している。
条件② 公開研修型のロイロノート勉強会を直近一年以内に実施している。
条件④ 申請自治体の教職員の内「ロイロ授業デザイントレーナー」が3名以上在籍している。


Q1 ICTを活用した授業改善のために、自治体として、どのような取り組み・研修を実施しましたか?
ICT活用の基礎研修だけでなく、ロイロノートの公開勉強会、ロイロ認定ティーチャー養成研修を開催しました。公開勉強会では、各校での実践事例を共有し、実際に体験する場を設けました。はじめは苦手意識を持っていた先生も、体験を通じてロイロノートの便利さや使いやすさを実感し、主体的に使うようになりました。
ロイロ認定ティーチャー養成研修は、教務主任やICT教育推進委員を中心に実施し、これまでに約40名が認定を受けています。先生方の学び合いの輪が広がり、ICTを活用した授業改善が進んでいます。

Q2 認定自治体を目指していったことで、どのような変化がありましたか?
ロイロ認定ティーチャーが増えるにつれて、周りの先生方が積極的にロイロノートを使うようになり、活用が広がっています。子どもたちも自分たちの学習ツールとして受け入れ、効果的に使いこなしています。
また、教育委員会内でもロイロノートの有用性が一層認知されるようになったと感じています。さらに、土岐市での取り組みが新聞等でも取り上げられ、市民の皆さまにもICTを活用した学習に関心を持っていただけました。

Q3 認定されてよかったことは?
どのようなテクノロジーであっても、習慣や思い込みによる不適切な運用は避けなければなりません。外部評価を得たことで、土岐市がICT(ロイロノート)を適切かつ効果的に運用できていることが確認できたことは、大きなメリットだと感じています。
また、外部評価を受ける過程で、適切に使用できているかを振り返るだけでなく、他の自治体のICT活用法を知る機会が得られたことも大変有益でした。

Q4 ICTを活用して、今後、どのような教育を目指していきますか?
「デジタルとアナログ」「新しい教育と従来型の教育」のベストミックスを追求していきたいと考えています。ICTはあくまでも手段の一つであり、目的ではありません。子どもたちが活躍する未来に向けて、アナログの良さも生かしつつ、ICTを効果的に活用した教育を実施していきたいと考えています。
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