自己調整的に、個別最適化された学びを進めるー新渡戸文化中学校・高等学校 奥津先生授業見学
2024年9月12日、新渡戸文化中学校・高等学校でロイロ認定ティーチャーである奥津先生の授業を見学をさせていただきました。
奥津先生の授業では、生徒が自分で学び方を選択し、学びを進める自己調整的な授業が進められていました。
目次
学び方は自分で決める!自己調整的・個別最適な学びの実現
ロイロ認定ティーチャーの奥津先生の授業では、生徒が「どのように学びを進めたいのか」を選択して学びを進めていました。
課題の提示と学び方の選択
花や卵のいろいろな写真を提示し、生徒の興味を惹くとともに、「生殖」という本日の大きなテーマを生徒に示します。
その後、生徒は本日の自分の課題と、進め方を選択します。生徒は提示されたキーワードのうち、何について学ぶかと、「じっくり進める」「のんびり進める」「我が道をいく」など、進める方針を選択します。
進め方によってグループ分け&活動スタート
生徒は自分が選んだ進め方によって席を決めます。1つの授業でありながら、生徒は自分の進めたい学び方を選択することができます。
「じっくり進める」を選んだ生徒
ランダムに席が決められ、先生が用意した配布した資料に沿って、先生と対話的に学びを進めていきます。
一斉授業の形をとりますが、先生は説明をするというよりは、生徒と対話をしながら授業を進めていきます。
積極的に自分で発信して学びを進めたい生徒はこの学び方を選択していました。
生徒同士が意見を出し合うグループワークも積極的にとりいられ、協働的な学びも取り入れられていました。
「のんびり進める」「我が道をいく」を選んだ生徒
先生からの一斉の授業には参加せず、自分のペースで学びを進めます。席も自由に選択し、生徒同士で対話をしながら学びを進めたり、デジタルドリルなどをつかって演習を進める生徒もいます。
自分のペースで学びを進めたい生徒は、この学び方を選択していました。
「じっくり進める」グループがグループワークを行なっている間は、先生は「のんびり進める」グループ・「我が道をいく」グループに机間巡視を行い、進捗の確認や質問対応を行なっていました。
クリエイションの時間
本日学んだ生殖方法の中から、1つキーワードを選んで、その生殖方法をアピールするポスターを作る課題が提示されました。
生徒はインターネットも活用し、自分が選んだキーワードについてポスターにまとめていきました。
学んだことを活かしながら、それぞれの生徒の個性が出た素敵な作品が多くつくられていました。
チェックアウトシートで全員の知識の確認
最後に、全コース共通で知識を確認する「チェックアウトシート」を作成し、それぞれの学びをまとめます。
学び方は違っていても共通のチェックアウトシートという課題を出すことで、自らの学びを確認することができていました。
「テストで知識を確認する」「点数化する」ことではなく、生徒一人一人が対象について興味を持ち、自分に合った学び方を選択することで多様な生徒に合わせた多様な学びが一つの課題で展開されていました。
自己調整的な学びとロイロノートの活用
各自によって進度や取り組みが異なる自己調整的な学びにおいて、ロイロは課題の配布・回収、資料の展開に役に立っていました。
同じ教室にいながら、生徒はそれぞれ自らが選択した方法で課題に挑みます。その際、資料箱から自分の望む課題をいつでも取り出すことができたり、前時以前の内容をいつでも参照できることが役に立っていました。
また、生徒自身が自分の本時の学びの方針を明確化したり、最後の課題を提出する際にもロイロの提出箱の一覧性は非常に便利でした。
提出箱に提出した内容は生徒が相互参照をすることができます。これにより、他のコースの学びを選択した生徒の内容も生徒は確認することができるため、自己調整的に学びながらも協働的な学びも実現することができていました。
資料請求・利用についてのお問い合わせ
資料請求
ロイロのご紹介資料はこちらからダウンロードしていただけます
郵送ご希望の方は以下のフォームからご入力お願いします
注意
パンフレットは無償で郵送させていただきます。
利用についてのお問い合わせ
ロイロは1年間は無償でご利用いただけます。また、先生方のみのご利用は永年無料です。
お問い合わせ・ご利用ご希望は以下のリンクからお願いいたします