【校内研修・授業見学レポート】認定ティーチャー飛び込み授業＆校内研修ー東海大学付属翔洋小学校ー
2024年9月27日に開催された東海大学付属翔洋小学校の校内研修のレポートです。
ロイロ認定校である東海大学付属翔洋小学校では、全国のロイロ認定ティーチャーの先生方が生徒に飛び込み授業を行う校内研修が実施されました。
目次
東海大学付属翔洋小学校の授業
ロイロ認定校である東海大学付属翔洋小学校では、ICTやロイロを活用した授業実践が行われていました。
協働的・主体的に学ぶ
プレゼンテーション作成・発表も手軽に
児童は自分の考えを手軽にプレゼンテーションにまとめ、発表していました。
プレゼン作成・発表が手軽にできることで自分の意見を積極的に発表することができていました。
共有ノートを使って
さまざまな授業で共有ノートが活用されていました。
共有ノートを活用することで手軽にお互いの意見を共有できるため、児童が積極的に自分の意見をまとめたり、発表したりすることができていました。
シンキングツールを使って
最適なシンキングツールを各自が選ぶ
児童は自分がまとめたい内容に従って自由にシンキングツールを選択し、考えをまとめることができていました。
自らシンキングツールを選ぶことで、自分のアイデアをどのようにまとめるのかを考えることができていました。
お互いの意見を比較する
お互いの意見の比較にもシンキングツールは活用されていました。「戦争に関するお話は教科書に載せるべきか」をテーマに各自が自分の意見をシンキングツールにまとめ、それぞれの意見を比較しました。
全員が同じ形にまとめることでお互いの意見の共通点や相違点を比べることができていました。
イノベーター飛び込み授業
ロイロ認定イノベーターの先生方が東海大学附属翔洋小学校の児童に対して授業を実施しました。
いつもと違う先生の授業を受けることで先生方も児童も新たな学びを得ることができました。
「作ろう！人が読みたくなる本の紹介カード」（ノートルダム学院小学校 梅下先生）
戦争児童文学の本の中から1冊おすすめを選んで紹介する授業が実践されました。
自分目標をクラスで共有
梅下先生から、本時のめあてとルーブリックが提示され、見通しを持つことができていました。
その後、児童はめあてとルーブリックに沿った「自分目標」を立てました。作成した「自分目標」は提出箱で共有され、他の児童の「自分目標」を元にアップデートする児童もいました。
本の紹介カードを相互評価
ルーブリックで示された規準を意識し、各々の得意なツール・方法で「人が読みたくなる本の紹介カード」を作りました。
それぞれの成果物を掲示板に投稿し相互評価をすることで、「自分目標」が達成できたかどうか振り返ることができていました。自己評価は提出箱で回収し、先生からの見取りを書き入れて返却をしました。
みんなが旅行代理店ー徳千代先生に静岡のおすすめを紹介しよう！（徳千代先生）
「静岡県のおすすめ」を題材にさまざまな表現を楽しみながら学ぶ実践をされました。
自己紹介を通して言語活動に触れる
認定講師の先生の簡単な自己紹介の後、先生について知るためにクラスが一体となり、「How old are you?」「Do you like humburgers?」など、英語でたくさんの質問をしていました。
必然と英語を話す機会に触れながら、児童の興味関心がとても高まっていました。
トラベルプランを考えよう
共有ノートを使って、講師の先生が次に静岡県に来た時のための「トラベルプラン」をグループで活発に話し合いながらプランニングしていました。児童は想定される利用者の家族構成なども考慮しながらトラベルプランを作成していました。
作成したトラベルプランは提出箱でクラス全体に共有し、プレゼンテーションも行われました。発表内容について、徳千代先生がQ&A形式での質問をしていくことで対話的な学びが促進されていました。
倍数・公倍数・最小公倍数ーゲームモードで学ぼう！ー（多治見西高等学校附属中学校 小木曽先生)
倍数、公倍数、最小公倍数を題材に、ゲームモードなども活用しながら児童が主体的に学ぶ試みが実践されました。
前半はゲームモードで
倍数ってなんだろう？割り切れるってなんだろう？ということをゲームモードを活用しながら一つ一つ進めていきます。
リアルタイムで結果が反映されるため、児童は楽しみながら学習を進めることができていました。
後半はグループワークで
前半で学習した内容を活用して、小木曽先生から配られたプリントに取り組みました。グループ内で共有して協力して学習を進めることができました。
終わった班から小木曽先生に解答が正しいかチェックをしてもらいます。各グループの進捗状況を共有することで、クラス全員がクリアするように工夫されていました。
認定ティーチャー勉強会
勉強会
授業終了後に認定ティーチャーによる勉強会が開催されました。
東海大翔洋小学校の先生と認定ティーチャーの先生方が対話していく形で勉強会は進行していきました。
他校の認定ティーチャー参加型の研修を実施して
校内研修として、他校の先生に授業をしていただくことで、先生方だけでなく、児童も新しい学びの可能性を体感することができました。
研修の企画を行なった塚本先生（東海大学附属翔洋小学校）は、「認定ティーチャーの先生方がよく知っている子どもたちに授業を行なっている姿を先生方がご覧になったこと、授業の実施に際して校内の先生方が認定ティーチャーの先生方とやり取りをしたことで、先生方のモチベーションの向上につながった」とお話されていました。
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