【イベントレポート】LEG武蔵野「となりの学校となりの先生とつながろう」(2026年3月7日)
2026年3月7日に、開智所沢小学校で開催されたLEG武蔵野のキックオフイベント、「となりの学校ととなりの先生とつながろう」のイベントレポートです。開校2年目の同校を会場に、ロイロのみならず様々なICTツールを活用してあたらしい学びを模索しつつ、あたらしいつながりを企画するイベントとなりました。
LEG武蔵野キックオフイベント!ーあたらしい学びとつながりー
埼玉県内の先生方を中心に様々な先生方の実践が発表されました。
学びの姿勢とつながりのレベル
まずはLEG武蔵野のリーダーの坂本先生から、参加されたかたの本日の学びの姿勢と、参加者との実践の距離感を記入できるシートが配布されました。
参加者は自分がどのようなスタンスで今日の会を学ぶのか、自分で言語化するとともに、普段の自分の実践と関連付けながらまとめることができていました。
答えのない未来を生きる-授業改革への挑戦- (埼玉県公立小学校 土信田 幸江先生)
未来社会の変化と社会で生きるために必要な力、そこから教育の在りかたについてお話ししていただきました。
先生からのお話だけでなく、参加された先生どうしでの実践や体験も交流していくことで、答えがない教育について対話的に考えることができました。
参加者同士が対話的に考える「未来の教育」
まずは参加された先生方が「10年後、20年後の教育はどうなりそうか」「予測不能な社会でどのような学びが求められるか」など、未来の教育について参加された先生方どうしでお話ししていきました。
参加された先生方自身に問いかけることによって対話的な学びを送られていました。
予測不可能な社会を生き抜くために教育は何ができるか
先生方の対話を受けて、予測不可能な社会を生き抜ける子どもたちを育てるためにどのようなスキルが必要かをお話しされるとともに、実際に先生が取り組んだ実践をお話しいただけました。
6年間通じ実施するPBL型学習の実践発表
ご所属されている学校で実践されているPBL型学習についてお話しいただけました。
生活と地域に根差した課題解決をテーマに、他学年の児童と関わりながら学びを進めることで、児童が主体的に課題を設定して学びを進めていった実践をお話しいただけました。
様々な教科で実践される児童が主役の学び
情報の授業では、プログラミングを生かした児童が商品開発にも取り組んだり、家庭科でSDGsをテーマに使わなくなった衣類のリメイクに取り組むなど、児童が主役となって課題意識を持って取り組む様々な学びをご紹介いただけました。
『学年横断で取り組む「個人探究」の実践』(宝仙学園小学校 山本雄登先生)
児童一人一人がが自ら探究テーマを立てて自分で学びを追求していく個人探究にどのように取り組んで行かれたのかをお話しいただけました。
前例・カリキュラムのない探究の時間を作り上げていくまで
教員も児童も経験のない「一人一人がテーマを設定する探究」の時間をどのように作り上げていったのかをお話しいただけました。
当初は間違いや失敗への恐れが強く、とにかく早く正解を求める児童のマインドセットを変えていくために行事を活用するなど、制度の変更だけでなく、児童の取り組みを変えていくために行った取り組みについても発表していただけました。
学年ワンチーム!テーマごとに教員7名による拠点学習の実践
担任の先生方に負担が集中することを防ぐために、副担任の先生にもご協力いただき、児童のテーマごとに6つのグループに分かれ、各拠点ごとに先生と児童が学ぶ拠点学習の仕組みを作りました。
また、児童のマインドセットを変えていくための重要概念の提示や、フレームワークの提示も行い、児童が粘り強く探究のサイクルを回していく学習を作っていきました。
山本先生の実践
実際に山本先生が担当されている個人探究の実践についてお話しいただけました。
放任でもない、一方的な指導でもない、より良い探究のための教員の関わり方についてもお話しいただけました。
学年横断型個人探究でのロイロの活用
ロイロノート・スクールが個人探究の取り組みでどのように有効であったかお話しいただけました。
学年混合のクラスが簡単に作れる、提出箱で児童生徒の進捗が簡単に把握できるなど、先生方が適切に児童の様子を把握し、探究を進めやすくする取り組みについてお話しいただけました。
『分かったつもりの学習者-「教える」を再考する-』(洗足学園小学校 山田 将太先生)
探究や個別最適な学びをがフォーカスされる今だからこそ、『教師が「教え」子どもが「学ぶ」』ことについて、認知心理学的な視点でお話しいただけました。
児童が学校広報に?!洗足学園小学校「広報委員会」のご紹介
発表に先立ち、洗足学園の「広報委員会」の取り組みについてご紹介いただけました。
児童が学校での取り組みを紹介する動画や画像を作成し、その内容を教員が実際に学校のインスタグラムアカウントやfacebookアカウントに投稿されています。より多くの適切な人に情報を届けるための方法を児童が積極的に学びつつ、学校としても児童目線で学校の魅力を伝えるチャンネルとして非常に有効に活用されていました。
素朴概念を持つ児童が「学ぶ」とは?
認知心理学の視点から、「学ぶ」とは何か、「わかる」とは何かについて整理していただけました。
児童は「まっさらな状態」で学び始めるのではなく、本能的に「実はこうなのではないか?」と思い込む強固な素朴概念を持っていることを前提に、そこから科学的な概念を獲得していくためにはどうすればいいかを整理していかれました。
「素朴概念」をどう取り扱うか?
素朴概念についてご説明いただいた後、参加された先生方に「素朴概念を自分の授業ではどのように取り扱うか」を考えていただきました。
先生方自身がまずは「児童は素朴概念を持っている」ことを前提にお話しいただけました
子どもの「概念変容」をどのように起こすべきか?
強固でリバウンドが起こりやすい思い込みである「素朴概念」をどのように変容させていくのか、様々な類型や手法をお話しいただけました。
また、参加された先生方同士で「自分だったらどのように教えるか」をお話していただくことで、対話的に学びを深めることができていました。
『学び合いを支える授業デザイン-ICTを基盤にした学習環境づくり-』(練馬区立石神井小学校 古矢 岳史先生)
子どもたちが互いの考えに触れ、学びを広げていくために、「共有」と「対話」が自然に生まれる授業のデザインをICTツールを活用して作っていく取り組みについてお話しいただけました。
理想の学校をグミで作ろう!
グミを使って、参加された先生方が理想の学校を表たらどのようになるか、参加された先生方に問いかけました。
作り上げた学校に対してなぜそのような形にしたのかを対話していただくことによって先生方にとっての理想な学習環境がどのようなものかを考えていただきました。
「話し合い」だけでは乗り越えられない「学び合い」
学びは個人の思考から始まり、さらに対面での話し合いは非常に有効な手段です。ただその一方で、話し合いだけではクラス全体の意見を共有することにはハードルがあります
それをICTを使って乗り越えていく方法についてご提案いただけました
Padletで協働しよう!
Padletで使って参加された先生方同士で交流を体験してみました。先ほど作成したグミの学校をPadletにアップロードして、お互いの意見を確認したり、いいね評価をつけたりなど、双方向に意見の交流を行う体験を実施していただけました.
瞬時に比較と承認が双方向的に起こることで、アナログでは乗り越えられないクラス全体の意見が「混ざり合う」環境作りができることを示していただけました。
ロイロとGeminiで協働しよう!
ロイロノート・スクールとGeminiを組み合わせて、協働的に学ぶ取り組みについてご紹介いただけました。会場となった学校の中で「不思議だ」と感じたものを探して、ロイロでまとめます。
作成した画像を使ってGeminiのGemのstorybook の機能を使って自分の探究ストーリーを生成させて、そこから探究のきっかけとしていきました。
LEGに参加してみませんか?
全国のLEGではこのような魅力的なイベントや交流が多数行われています。あなたもLEGに参加してみませんか?
また、お住まいの地域に新しいLEGを立ち上げることもできます!
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公開授業・イベントサポートします!
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