10/3【シンキングツール セミナー】アドバイザー授業体験会(国語・理科)

10/3【シンキングツール セミナー】アドバイザー授業体験会(国語・理科)

2020.10.03(土)14:00〜15:00

日頃からシンキングツールを授業に取り入れた活動をされているシンキングツールアドバイザーの先生の授業を受講するセミナーです!
実際に休校期間中にオンラインで実施された授業(理科)、通常授業での活動(国語)をご紹介します。

プロット図はこの(単元)活動全体の授業案の概略を示しています。クリックすると画像が拡大されます。

理科アドバイザー授業
本セミナーでは、プロット図中の「展開1、展開2」を紹介します。
「暗闇でおばけが見える!?明るい物を見た後に暗い画像を見ると残像が確認できるのはなぜか?」
〈展開1〉
1. 体験
上の視点を固定し、30秒画像を見つめる→グレーの画面で何がみえる?
▶︎ ▶ 顔が見える!?︎

2. 考察
提出箱に考察したことを記入し、提出する。比較・発表する
3. 解説

〈展開2〉
1. 体験
色が反転した写真をみた後、白黒写真を見ると色がついているように見えるのはなぜか?
▶︎ 色付きに見える!?

2. 考察
展開1で使った意見カードを用いて考える
3.解説

〈参加者体験〉残像の利用方法を考えよう!  例:手術着の色
Step1:視点がずっと一定の状態はどのようなときか書き出す(ウェビング)
Step2:Step1で書き出したアイディアを整理する(くまでチャート)
Step3:Step2で整理した内容の解決法を考える(フィッシュボーン)

国語科アドバイザー授業

本日のセミナーでは、プロット図の「展開3:グループ面接練習をやってみる」の部分を体験いただきます!

これまでの面接対策の授業でのあるある・・・
生徒が志望理由書を書く→教員が添削(マンツーマン)
時間がかかる
先生の主観がはいる
面接練習で理由書で書いたことと、面接で話す内容が違う・・・
生徒自身の言葉で語れない

そこで、「自分がどのような魅了をもっていて、どのようにアピールをするとよいのか」を生徒が見出せるようになることをねらいとして、この授業計画をつくりました!

〈参加者体験〉グループ面接練習から意見づくり
Step1:グループ面接練習の動画を見る(実際の生徒)
参加者はグループ面接を聴きながら、バタフライチャートに発言社の意見を書き込む
Step2:自分の意見を書き込みながら整理する
Step3:大学カードから1つ選び、大学のアドミッションポリシー(AP)にそうようにベン図でカードを再配置する。
Step4:面接準備シートを再構成する
Step5:自分の意見を発表する

シンキングツール
思考の可視化をする
自分の頭の中にある断片を論理的につなげる
点が線になり、自分自身を発見する
生徒自らの力で自分の可能性を見出すための道具


質疑応答
Q:どうやって使うシンキングツールを選ぶのですか?
(玉井先生):私の場合は、アイディアを可視化させて発散させるために、ウェビングを使うことが多いです。
(山科先生):シンキングツール本を生徒と読んでみながら、まずは生徒に好きなものを選ばせます。そして、クラスの意見を見渡すと意外と、生徒は共有するシンキングツールを使っていることが多いです。そのため、使う前から先生がどのシンキングツールを使えばよいのか、気負う必要はないかと思います。

講師からのコメント
玉井先生
教科の特性上、生物は最終的に「答え」にいきつくことが多いです。ですが、私は単純に「答え」を示すのではなく、そこに至るまでのプロセスを根拠をもって説明できるようになることが大切だと考えています。シンキングツールを使うことによって、根拠にもとづく意見、既習事項を活用した考えをつくり出すことができます。

山科先生
シンキングツールは使い勝手の良い自分発見ノートです!
生徒たちが自分の頭の中でゴチャゴチャしてるものを可視化し、論理的に整理することで自分新発見に繋げるツールです。大人には当たり前のことだから、なくても困らないもの。本日のセミナーでは、ぜひ生徒目線で体験してほしいと思いました。これからも先生たちと共に学びあっていきたいです。本日はありがとうございました。


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