【LEGレポート】LEG熊本プチイベント〜ロイロ認定ティーチャーになってみらんね!〜

【LEGレポート】LEG熊本プチイベント〜ロイロ認定ティーチャーになってみらんね!〜

2024年6月29日に熊本市立本荘小学校で開催されたLEG熊本プチイベントについてお伝えします
今回は全国各地から多くの先生方にご参加いただきました。
全国の認定ティーチャーと参加された先生方との間で、熱い交流が行われたイベントの様子をお伝えします。

熊本の先生によるワークショップ
自閉症・情緒学級での実践
竹尾 浩輔先生
計算が苦手・言葉をまとめるのが苦手という子どもの実態に寄り添って作成された様々な教材を紹介されました。ロイロで数え棒などを作っておくと、手元で操作しながら考えることができるため、子どもの思考に寄り添った支援を行うことができると述べられました。
共有ノートを使うことで、それぞれのペースで作業している様子を離れた場所からでも見取ることができると話されました。また、「他の先生の授業」から交流学級の子どもたちの活動も見ることができます。交流学級の子どもたちの良い作品などを特別支援学級の子どもたちにも提示することで、少人数でも、より考えを深めることができると話されました。
総合的な学習の時間・国語での実践
竹下 太佑先生
総合的な学習の時間で、キャベツ栽培に取り組まれている実践をご紹介いただきました。授業時間内だけでは、なかなか観察に行くことができないという課題があります。そこで、共有ノートで観察日記を作成すると、放課後や休みの日に自発的に観察に行くようになり、子どもたちだけで学習が進められるようになったと話されました。
4年生国語「走れ」の単元全体で、ポートフォリオを活用された実践を紹介されました。カードを色分けしながら、必要感のある問いを子どもたち自らが選定する活動など、具体的な手立てや活用法も提示されました。
通級指導教室 自立活動
古田 翔太郎先生
通級指導教室の個別支援場面におけるロイロの活用について、ご紹介いただきました。通級指導教室では、一人ひとり異なる課題を抱えて登校してきます。自分なりの課題をシンキングツールで分析→ 実行して、良かったことや改善点をもう一度分析するという流れを提示されました。
シンキングツールを活用すると、自分の長所と短所を整理した上で改善策を練ることがきるため、実際の活動の目標と方略を明確にすることができます。教師から解決策を一方的に提示することが支援ではなく、「自分で考えることに意味がある」と強調されていました。
「超」ちょい技10連発!
渡辺 猛先生
カードの並び替えやカードインカードなど、基本的なロイロの機能を組み合わせるだけで作ることができる教材をたくさんご提示いただきました。カードを重ねてブランクを作る、カードを繋げてフラッシュカードを作るなど、明日からマネしたくなる技をたくさん紹介されました。
カードの色分けやシンキングツールを活用すると、さらに子どもたちの思考が深まる授業を行うことができると語られました。国語では、主語・述語に色をつけることで、子どもたちが自ら文構造を掴むことができると述べられました。
梅下先生による特別講演
「生徒が主体的になる授業デザインとは?」
参加者のテストカードを使ったことがないという実態を元に、テストカードのゲームモードで何ができるのかを紹介されました。参加者も実際に自己紹介クイズを作成し、お互いに解き合う活動と行い、親睦を深めることができました。
主体的に学ぶ姿を生み出す授業づくりのキーワードとして、「絶対解ではなく納得解を探す」「自己決定の場を生み出す」「協働的な学びの場づくり」をあげられました。特に、子ども自身が探究的に活動に取り組み、そこで得た知識を活かして創造・発信していく流れを単元の中に組み込む授業デザインが大切だと話されました。
また、認定ティーチャーになる良さもご紹介いただきました。校種や教科、都道府県を超えた繋がりが生まれ、授業の内容や新しいアイデアなどを交流できるため、自分の授業デザインの幅が広がっていくと語られました。
梅下先生&西尾先生のトークセッション
参加者からの質問や感想に対して、梅下先生と西尾先生が回答する形で、トークセッションが行われました。
主体的に学習に取り組む力を育成するためには、子どもたちが自ら参加しようと思える授業をデザインしていくことが重要であると述べられました。また、提出箱や共有ノートで子どもたちの思考が見えるというロイロの強みを活かせば、その子なりの良さを価値づけることができ、主体性を伸ばすことができると語られました。
授業案作成ワーク〜認定ティーチャーを目指して〜
プロット図の授業案作成ワークに取り組みました。普段の授業スタイルとは違う視点で考えを広げることを意識しながら、さまざまなアイデアを生み出すことにチャレンジしました。
個人思考→アウトプットのサイクルを何度も繰り返しながら、徐々に一単元の流れを固めていきました。認定ティーチャーや参加者同士が積極的に交流し、試行錯誤を楽しみながら授業デザインを行う姿が印象的でした。
今回行ったワーク→プロット図授業案作成ワーク

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