中学校・高等学校 理科活用法

中学校・高等学校 理科活用法

中学校・高等学校の理科でのロイロの活用方法をまとめました
認定ティーチャーおすすめの授業案
ロイロ認定ティーチャーの先生によるおすすめの授業案をまとめました

理科の授業でのロイロ活用法 基本編
ロイロの基本的な機能を活用した理科での活用法についてご紹介します。
資料箱をつかって
資料箱をつかうことで、動画、PDFなどさまざまなデータを共有することができます。
映像教材を使うことも多い理科では資料箱を活用することでさまざまな活動をスムーズに行うことができます。

実験方法・授業動画など必要な情報を資料箱で共有
資料箱に実験の手順を示した資料を入れておくことで、準備が簡単になります。生徒はいつでも実験に必要な操作を確認することができます。webカードを使うことで、インターネット上の動画も簡単に使えます
また、解説動画などを事前にいれておくことで予習・復習にも活用できます。
提出箱をつかって
生徒の意見を簡単に共有できる提出箱をつかうことで、生徒同士の意見を簡単に共有できます。
実験過程、結果の記録
実験前に、生徒に実験器具の取り扱いを図で説明させ、提出させます。器具の取り扱いについて理解度確認するとともに、他の生徒の解答例からも学ぶことができます。
また、写真や動画をつかって、実験過程や結果を簡単に記録・提出させることができるため、詳細な実験の記録をクラス全体で共有することができます。
仮説の共有
理科では生徒が事前に仮説を立て、それを実験で確かめることも多いです。提出箱の回答共有機能をつかって、各生徒の仮説を共有することができるため、生徒はお互いの意見を参考に実験前にさらに考えを深めることができます。
 
考察の共有
提出箱をつかうことで事前の仮説だけでなく、実験結果に基づいた考察も共有することができます。
「なぜこのような結果になったのか」考察した内容をクラス全体で共有することでお互いの回答から、検証・考察を深めることができます。
リフレクションをつかった成績評価
予習や復習にリフレクションを取り入れることで、生徒は自分の学びを振り返ることができます。
また、リフレクションを提出・評価することで「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう姿勢」の3観点を同時に評価することもできます。
カードをつかって
ロイロのカードは、カードの中にカードを入れることができ、中でカードを自由に動かすことができます。色々なものの特徴を分類・理解する必要がある理科の学習においては、カードインカードをつかったワークシートの活用がとても有効です。
また、カードをつなぐだけで簡単にプレゼンテーションを作ることができるため、意見の発表・まとめも簡単におこなうことができます。

系統分離、生物の分類などカードを並べながら考える。
イオンの系統分離や、生物の分類など、実験結果やそれぞれの項目の特徴を整理して分類する操作も、ロイロでは実際にカードを動かしながら考えることができます。

さまざまなデータをまとめてプレゼンテーションに
ロイロでは、写真・動画・PDFファイルなどさまざまなデータを取り込んでプレゼンテーションを作成できます。
またwebカードを使うことでWebページをそのままカード化することもできます。調べた内容や実験結果を簡単にまとめて提出・発表できます。
理科の授業でのロイロの活用法 応用編
シンキングツール、共有ノートなどを活用した理科でのロイロの活用法についてご紹介します。
また、AR教材など、理科ならではの活用例についてもご紹介します。

AR教材の活用
iPhone・iPad版ロイロアプリでは、資料箱のプレビューでARファイル(USDZ)が見ることでができます。
AR教材を活用することで、これまでイメージしにくかった目に見えない事象がイメージしやすくなり、生徒の理解が深まります。
参考リンク

AR教材でなんでも観察
AR教材を活用することで、目に見えないほど小さな物質や、逆に大きすぎて教室には収まりきらない物質を自分の手元で観察することができます。
また、実際にモデルを動かしながら考えることもできるため、知識や理解をより深めやすくなります。
参考リンク

ロイロ✖️AR教材イベントアーカイブ
2023年9月23日に、和歌山大学教育学部附属中学校 矢野先生をゲストにお迎えして、AR教材を活用した授業イベントを開催いたしました。そこでの配信内容を公開させていただきます。


シンキングツールを使って
シンキングツールを使って思考を可視化することで、これまで学んだことを整理したり、実験でわかったことを整理することができます。それによって、より深く、具体的な考察ができるようになります。

知識の体系化
学びの連続性が重視される理科では、生徒が「既に知っていること」「以前に学んだこと」と「新しく学ぶこと」がどのように関連するのかを理解することもとても大切です。シンキングツールを使うことで、生徒の知識を整理し、生徒自ら体系化することができます。
参考リンク

分類・比較する
理科では自然界に存在する事象を分類・比較して特徴を学ぶ活動がよく行われます。そのため、シンキングツールを使って比較・分類をすることでそれぞれの特徴を具体的に捉えていくことがより深い理解・考察に繋がります。
参考リンク

理科でのシンキングツールの活用のポイント
梨花でシンキングツールを活用するポイントについてまとめました

共有ノートを使って
共有ノートをつかってリアルタイムで生徒の考えを共有することで、協働的な学びを実現することができます。

プレゼンテーションの共同作成
共有ノートを使うことでプレゼンテーションもリアルタイムで共同編集することができます。
お互いが自分の分担を決めてプレゼンテーションを作成することで、スムーズに発表内容を作成することができます。
参考リンク

みんなで考察
共有ノートで思考をリアルタイムで共有することで、これまでは個別におこなっていた考察も、協働的に行うことができます。
それぞれの意見を持ち寄ることで、生徒同士の活動から学び合いを深めることができます。
参考リンク

実験データの共同入力
共有ノートを使うことで、クラス全体の実験データをまとめることができます。より多くのデータを集めることで、実験の精度を上げたり、広い範囲のデータを採取することができるようになります。

参考リンク


理科新学習指導要領変更のポイント
教育内容の改善
国際調査において、日本の生徒が理科を「楽しい」「役に立つ」と回答する割合が国際平均より低いことを踏まえ、生徒自身が観察、実験を中心とした課題の探求を通じて課題を解決したり、新たな課題を発見したりする経験を可能な限り増加させることが目標になりました。
学びの過程の改善
課題の把握(発見)課題の探求(追及)課題の解決の3つの過程を通じた学習活動が重視されるようになりました。
科学的に観察するために必要な資質・能力を育成する観点から、観察・実験を通じた探求をより充実させるために「情報の収集」「仮設の設定」「実験による検証」「実験データの分析・解釈」などの探求過程が明確化されました

理科の授業でのロイロの活用法 基本編 実験・授業での活用法
動画による実践紹介
2022年3月4日に行われたイベントのアーカイブ動画です。

参考リンク


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