中3 英語 プレゼンテーション「尊敬する人物について調べたことをまとめて発表をする」【実践事例】(京都市立下鴨中学校)

中3 英語 プレゼンテーション「尊敬する人物について調べたことをまとめて発表をする」【実践事例】(京都市立下鴨中学校)

京都市立下鴨中学校
小役丸 絢子教諭
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ロイロノート・スクールを活用して、英語でプレゼンテーションをする力を育てます。

まず、2人1組でiPadを15分ずつ交互に使い、尊敬する人物について調べたことをまとめた英文原稿と、スライドを作成します。
作成できたら2人1組になって、発表に向けた練習とリハーサルを行います。
練習の際、正しい発音とアクセント、話す速度、文の区切りや間の取り方、原稿とスライドのタイミングなどを確認しながら練習を進めていきます。 距離を少しずつ離しながら練習を重ねていき、手際よくリハーサルが進められたペアは、テレビを使って最終的なリハーサルのチェックを行いました。
最後に、ペアでリハーサルの様子を評価し合い、聞く態度や友だちのスピーチに質問やコメントができたかどうかについては、自己評価をして本時のまとめをします。

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ロイロノート導入のメリット

今回は生徒自身がスライドを用いてスピーチをする初めての活動であったので、当初は生徒にも馴染みのあるパワーポイント、あるいはKeynoteを利用しようと考えていました。しかし、作成途中のノートを個人のファイルに保存できる、生徒の活動状況を教師用タブレットで確認できるなどのメリットからロイロノートを利用することにしました。

利用当初はパワーポイントで使い慣れている機能、例えば写真のトリミング、写真を複数並べる、写真やテキストにアニメーションを加えるなどができないことに不便さを感じました。ですが、そういった機能がなかったからこそ、生徒はスライドを作りこむことに集中するのではなく、英文原稿の作成や発表練習、リハーサルといった本来の単元目標の達成に向けた活動に十分な時間を使うことができたのだと思います。


実践の目標

話す速度や間の取り方、ジェスチャーやスライドに工夫を加えながら、プレゼンテーションのリハーサルを行う。

またリハーサルの様子を互いに評価し合いながら、より良い発表方法について考えを深める。

実践の場面

1. 本時の学習の導入を行う
前時のおさらいとして、ログイン、画像検索、スライド編集方法などロイロノートの使い方を復習をする。
その後、本時のねらいとして、発表する立場だけでなく、聞く立場の心構えや、コメント、質問の仕方を提示して学生に確認させる。

2. 原稿とスライドを作成する
2人1組でiPadを15分ずつ交互に使って、尊敬する人物について調べたことをまとめた英文原稿とスライドを作成する。

3. ロイロノートでスライドを編集する
本時では、ロイロノートを触るのは多い生徒でも3回目だ。だが、それぞれ慣れた手つきでスライドを作成し、作業に集中していた。

4. 発表に向けた練習とリハーサルを行う
原稿とスライドが完成した学生から順に2人1組になり、発表に向けた練習とリハーサルを行う。
練習の際、オンライン辞書なども活用しながら正しい発音とアクセントを確認したり、話す速度、文の区切りや間の取り方を確認する。また、原稿とスライドのタイミングを確認しながら練習を進めていった。
リハーサルでは、距離を少しずつ離しながら練習を重ねた。はじめは座ったままで向き合って行い、2回目は発表者が1mほど離れたところに立ち、3回目は3m以上離れたところからでも声が届くように練習をした。

5. 最終リハーサルチェックをする
手際よくリハーサルが進められたペアは、本番同様にテレビを使って最終的なリハーサルのチェックを行った。

6. 本時のまとめをする
リハーサルの様子の評価シートをペアで交換し、評価とアドバイスを記入する。聞く態度や友だちのスピーチに質問やコメントができたかどうかについては、自己評価をして記入する。

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