子どもが主役の学び作りとロイロノート・スクールの活用ー名古屋市立山吹小学校2022年度公開授業ー

子どもが主役の学び作りとロイロノート・スクールの活用ー名古屋市立山吹小学校2022年度公開授業ー

名古屋市立山吹小学校では、「子ども一人ひとりの個別の発達に焦点をあて、違いから豊かに学び合う環境の中で、子どもたちが自らのペースで、自らの興味・関心や能力、進度に応じて、自立して学ぶことを最大限に尊重する学びづくり」をテーマに、子どもが自分で学習計画をたてて自由に学ぶ「山吹セレクトタイム」などさまざまな独自の取り組みをおこなっています。
個別最適な学びに焦点をあてた同校の学習の中で、ICT、ロイロノート・スクールがどのように活用されているかまとめました。
(2022/06/24作成)

参考リンク

山吹セレクトタイムとロイロノート・スクール
名古屋市立山吹小学校では、子どもが自ら時間割・学習計画を作成し、実行していく「山吹セレクトタイム」という取り組みを行なっています。
イエナプラン教育にヒントを得つつも、学校独自の取り組みとして研究を進めており、3年目となった今年はより踏み込んだ実践がなされていました。
山吹セレクトタイムとは?
山吹セレクトタイムとは、子どもが「いつ学ぶか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」を自ら計画し、学習をすすめる取り組みです。
山吹セレクトタイムの間は、子どもは自分が決めた教科の内容を学習するため、1つの教室の中でさまざまな教科の学習が同時に行われます。
学習成果は、子どもと教員が共に考えた「ルーブリック」をもとに評価をおこない、学びの振り返りも教員だけでなく、子ども自身も行います。

山吹セレクトタイムでのロイロノート・スクールの活用
山吹セレクトタイムでは、さまざまな場面でロイロノート・スクールが活用されていました

いつでも、どの教科でも、簡単に成果物の提出・共有
山吹セレクトタイムでは同じ時間で子どもはさまざまな教科に取り組みます。
そのため、一斉指導以上に「どこまでできたか」の成果物の提出や、他の子どもの取り組みの共有が重要になってきます。
山吹セレクトタイムでは、子どもが自分の学習成果をロイロで提出するだけではなく、別の時間に同じ内容に取り組んだ子どもの取り組みを確認するのにも使われていました。
簡単プレゼンテーション作成
ロイロをつかうことで、写真や動画を使ったプレゼンテーションを簡単に作成することができます。
作成したプレゼンテーションは成果物として提出だけでなく、子ども同士での学び合いにも活用されていました

さまざまなメディアを要領無制限でストック・閲覧
ロイロノート・スクールは要領無制限でさまざまなデータを取り込めます。
教員から送られた資料や、プレゼンテーションにつかった画像、Webページなど、さまざなまデータをストックして活用していました

山吹セレクトタイム実施のポイント
山吹小学校では、子どもが主体の学びの成功のためにさまざまな工夫がなされていました。

こまめなチェックで子どもの学びの進度をサポート「週計画表」
子どもは毎週金曜日に翌週の時間割を作成し、その計画に沿って学習をすすめます。
作成した計画表に対して教員はチェック・アドバイスを行い、課題の負担が大きすぎないか、単元計画表に追いつくのかなど、サポートしていきます。
1週間ごとに自らの学びを子どもは振り返り、翌週の計画に反映させていきます。

「学ぶ姿勢」「マインドセット」を育てるレクチャーや掲示物
子どもが自ら学んでいく山吹セレクトタイムでは、「学び」の質を自ら高める取り組みや、他の子どもの学びを尊重する姿勢がとても重要になります。
そこで、授業の最初に学ぶ姿勢について一斉にレクチャーをおこなったり、学びの姿勢やマインドセットに関する掲示を多くとりいれることで子どもの学ぶ姿勢やマインドセットの育成にも努めています。

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