子ども主体の個別最適な学びの実現とロイロノート・スクールー名古屋市立山吹小学校2021年度公開授業ー

子ども主体の個別最適な学びの実現とロイロノート・スクールー名古屋市立山吹小学校2021年度公開授業ー

名古屋市立山吹小学校では、ナゴヤ・スクール・イノベーション事業「マッチングプロジェクト」の取り組みの一環として、主体的に課題を解決することのできる子どもの育成をめざし、イエナプラン教育の考えを取り入れて、子ども主体の個別最適な学びを実現しています。

山吹小学校で実現した子ども主体の個別最適な学びと、ロイロノート・スクールの活用法についてまとめました。

児童が自分の学びに責任をもつ、「山吹セレクトタイム」
名古屋市立山吹小学校では、毎週の時間割の中で、児童が自分の学習する内容を自由に選択できる山吹セレクトタイムを実施しています。
山吹セレクトタイムでは、イエナプラン教育の考えを取り入れ、児童は「いつ学ぶか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」を自ら設定し、自分の学びに責任をもつことが求められます。
(今日は2時間目がYST=山吹セレクトタイム
※学年・学級・学習内容によって変更はあるものの、概ね週5から10時間程度実施されています。

山吹セレクトタイムでは、
① 児童による学習計画の作成
② 教員による学習計画のチェック・アドバイス
③ 教員による「学びの価値」や「学びの手段」のインストラクション
④ 一人一人が異なる学習計画の実行

というステップで学びを進行していきます。それぞれのステップについて紹介します。

① 児童による学習計画の作成
児童は毎週金曜日に配られる翌週の時間割や、単元ごとの進度表をもとに、翌週の計画を作成します。

単元ごとの進度表には、その単元での目標である「学びの価値」や「全体の流れ」などがまとめられています。

評価や達成すべき目標はルーブリックでまとめられています。ルーブリックは児童の意見も反映しながら作成されます。

児童は達成すべき目標や評価をしっかりと把握した上で、翌週自分がどのようにその目標をクリアしていくのか、時間配分や方法を考えていきます。

② 教員による学習計画のチェック・アドバイス
児童が作成した計画を教員はチェックし、必要に応じてアドバイスを行います。
また、週の途中に各児童の達成状況を確認し、学習の進め方や計画の修正などのアドバイスも行います。

③ 教員による「学びの価値」や「学びの手段」のインストラクション
教員は、授業の最初に学びの価値や学びの手段についてインストラクションを行います。
よくできた取り組みをクラス全体に共有したり、児童が学びにむかうためのマインドセットのための小さなゲームやアドバイスを行います。

④ 一人一人が異なる学習計画の実行
山吹セレクトタイム中は、児童は、自分の設定した計画に基づき、学習を進めます。
同じクラスでも一人一人が異なる学習計画で学習を進めるため、一つのクラスの中で複数の科目や単元が同時に進行しています。
児童は教室の中のさまざまな場所でグループ学習・個別学習など、自分たちの選んだ学習形態で学びを進めていきます。
児童の自主性を尊重しながらも、達成すべき各教科の目標は教室に掲示され、児童はいつでも確認しながら自分の学びをすすめていけるようになっています。
児童が自分の学びに責任をもち、また、自分の適正を理解しながら学習計画を実行していけるように、教員がその環境を整え、自動の状況を見取りながら学びを支援しています。
これにより、子ども主体の個別最適な学びが実現しています。

子ども主体の個別最適な学びとロイロノート・スクール
子ども主体の個別最適な学びを実現していくためには、児童が自分の考えを整理したり、児童と教員の双方向でのやりとりを実現する、ICTの活用が必要不可欠です。
ロイロノート・スクールは、児童の主体的・対話的な学びをサポートします。

学習成果を簡単にまとめてプレゼンテーションにする
子ども主体の個別最適な学びをすすめていくためには、児童の成果物の評価がとても大切になってきます。

学習成果をプレゼンテーションに
ロイロでは、簡単な操作でプレゼンテーションを作成することができます。
児童は学んだ内容をその場でまとめて発表することができます。
提出箱で成果物を一覧表示
ロイロノート・スクールでは児童の成果物を一覧表示で表示することができます。
提出箱に提出されたものは、児童どうしで閲覧することもできるため、児童はお互いの回答から学ぶことができます。