小4 理科 ヒトの体のつくりと運動【実践事例】(栃木市立栃木第四小学校)

小4 理科 ヒトの体のつくりと運動【実践事例】(栃木市立栃木第四小学校)

栃木市立栃木第四小学校
中里 真梨教諭
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ロイロノート・スクールを必要に応じて活用しながら、より深い理解ができるようにする授業を実現します。

まず、本時のめあて「腕を曲げたりのばしたりしたときの、筋肉の動く仕組みを見つけよう」を確認し、自分の腕を触ったり、模型を使ったりして、筋肉の動きについて各自考えます。
教室に4か所模型を用意し、その中を自由に立ち歩き、必要に応じてロイロノートで動画撮影をしたり、写真を撮ったりします。そして、同じテーブルに集まった人と自分の考えを伝え合いながら、思考を深められるようにしました。自分の席に戻り、グループの友達に気付いたことを伝えます。筋肉の動きをうまく説明できない時は、もう一度確認をしに模型のあるテーブルへ行ったり、撮影してきた動画や写真を見たりして、説明できるようにしました。
次に、グループの友達と説明し合いながら、教師が配信した骨の模型を撮影した写真カードに、絵や言葉で筋肉が動く仕組みを書き込んでいきます。書き込んだ後、教師に送信します。それを全体で確認した後、ゲストティーチャーの動画を全体で視聴し、最後に個人でノートに本時のまとめを書き込みました。

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ロイロノート導入のメリット

児童の回答を1つの画面で見比べられるため、お互いの情報を共有しやすいです。

実験の様子を動画で撮影したり、写真に書き込みをすることができるため、記録を蓄積できることはもちろん、相手に分かりやすく伝えることにも役立ちました。

操作が児童でも容易にできるため、必要に応じて自分たちでロイロノートを工夫して使うことができました。


実践の目標

筋肉がちぢんだりゆるんだりすることで、腕を曲げたりのばしたりすることができることを、説明できるようになる。

友達の発表を最後まで話をよく聴き、自分の思いや考えを相手に伝えられるようになる。

タブレットを必要に応じ、工夫して自分たちで使えるようになる。


実践の場面

1. 筋肉はどのように動いているか考える
本時のめあて「腕を曲げたりのばしたりしたときの、筋肉の動く仕組みを見つけよう」を確認し、自分の腕を触ったり、模型を使ったりして、筋肉の動きを考える。
模型は4か所用意した。自由に立ち歩き、同じテーブルに集まった人と、自分の考えを伝え合いながら、思考が深められるようにする。模型を操作する際は、筋肉に着目できるよう助言した。



2. 必要に応じてロイロノートを使う
同じテーブルに集まった人と説明し合いながら、必要に応じてロイロノートで動画撮影をしたり、写真を撮ったりする。撮影をしながら、気付きを深めていった。



3. 自分で気付いたことを、グループの友達と説明し合う
自分の席に戻り、グループの友達に気付いたことを伝える。
筋肉の動きをうまく説明できない時は、もう一度確認をしに模型のあるテーブルへ行ったり、撮影してきた動画や写真を見たりして、説明できるようにした。



4. 筋肉の仕組みを写真に書き込む
教師が配信した骨の模型を撮影した写真カードに、グループ内で話し合いながら、絵や言葉で筋肉が動く仕組みを書き込んでいく。
書き込んだ後、教師に送信する。



5. 全体で学習内容を確認する
各グループから送られてきたカードを一覧表示してスクリーンに映し、腕を曲げたときと腕をのばしたときの筋肉の様子を全体で確認し合った。
児童からは、腕を曲げていると上側の筋肉が「ふくらむ」、「おおきくなる」、下側の筋肉は「のびる」、「平たくなる」など、いろいろな筋肉の様子を表す言葉が出てきた。そこで、教師が「縮む」、「ゆるむ」という言葉とつなげ、整理した。



6. 本時のまとめを自分のノートに書く
文章だけでなく、筋肉の動きと「縮む」、「ゆるむ」という言葉をつなげて考えることができるよう、ゲストティーチャーの動画を全体で視聴した。
そして最後に、個人でノートに「うでを曲げたりのばしたりしたときの、筋肉の動く仕組み」をまとめた。



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