小6 保健 生活習慣病はどうすれば予防できるか考えよう【実践事例】(熊本市立白山小学校)

小6 保健 生活習慣病はどうすれば予防できるか考えよう【実践事例】(熊本市立白山小学校)

熊本市立白山小学校
緒方 傑教諭
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ロイロノート・スクールで全員参加を促し、主体的で対話的な学びをして学習意欲を高めます。

本単元では、学校の健康教育において、一人ひとりが健康な生活習慣を確立することによって現在だけでなく、将来にわたっても健康を保持増進し発病を予防していく「ヘルスプロモーション」の意識を持たせることを目的とした活動を行いました。
本時では、班ごとに「食事・運動・睡眠」の3つのグループに分かれてそれぞれの場で生活習慣病予防のポイントを学んでいきます。その後、班に戻ってからロイロノート・スクールを活用して、児童用のタブレットに説明資料を配布し、班内で学びを共有させます。全体で3つの場で学んだポイントを振り返り、予防として何ができそうか、児童たちの生活経験をもとに具体的な方法を発表し合います。生活習慣病を予防するには食事、運動、休養・睡眠に気を配り、健康な生活習慣を身につける必要があることを理解して、自分はどんなことを実践していくかタブレットに書かせます。最後に、授業の振り返りとして「30年後の自分のためにこれから気をつけたいこと」を書いて、全体で考えを比較したり共有したりしました。

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ロイロノート導入のメリット

教師と児童が同じ資料を簡単に共有することができ、さらに児童の考えを即時に集めて全体で比較することができるので、授業の学習活動がスムーズに流れました。

児童たちにとっては、タブレットは楽しく簡単に扱える身近なものです。そのため、ロイロノート・スクールを活用して発表や話し合い活動を行うと、普段の発表の時よりも自信を持って意欲的に取り組む児童が増えました。さらに、タブレットは紙媒体の資料より伝える際に相手意識が生まれやすいのではないかと、授業を通して感じました。

ワードや写真等の資料もPDF形式でロイロノート・スクールに取り込むことができるので、児童用の資料を印刷する場合と比べると教具の準備にかかる時間が短縮されました。


実践の目標

生活習慣病を予防するために、どんな生活をすればよいか自分の生活を見直しながら考えることができる。(関心・意欲・態度)

生活習慣病の原因となる生活習慣が、体にどんな影響を与えているか考えたり説明できる。(思考・判断)

生活習慣病を予防するには、食事、運動、休養・睡眠に気を配り、健康な生活習慣を身につける必要があることを理解できる。(知識・理解)


実践の場面

1. 事前アンケートの結果を見せる
本校では、健康生活チェック「おひさマン元気カード」を活用して、一人ひとりが自分の心や身体の健康を知る取り組みを行っている。本時でも「おひさマン元気カード」の結果から、教師が一人ひとりの課題を把握し、児童たちに考えさせたい課題と出会わせるようにした。また、児童たちも学級や自身の結果を知り、日常生活について振り返らせることで、自分自身の課題としてとらえ、考えることができるようになる。



2. グループに分かれて、予防の仕方を知る
まず、ネームカードを活用し、「食事・運動・睡眠」の3つの生活行動の中で自分が課題だと感じるところを全体で共有する。
その後、班で「食事・運動・睡眠」の3つのグループに分かれて、生活習慣病予防のポイントを学んでいく。それぞれの場では教師(教諭、養護教諭、栄養教諭)が初めにクイズを出して生活習慣病になる危険性のある行動を確かめさせた後、予防の仕方について短いキーワードをもとに望ましい生活習慣のポイントを説明した。



3. 班に戻り、それぞれの学びを共有する
ロイロノート・スクールを活用して、児童用のタブレットに説明資料を配布し、班で学びを共有させる。説明資料はそれぞれの場で教師が使ったものと同じものなので、児童たちも教師をモデルに同じ手順で説明できる。
タブレットを見せながら説明するので、自然と相手意識が生まれ、さらに自分の言葉で友達に説明することで、お互いの学びを深めることにつながる。



4. 本時の学習を振り返る
全体で3つの場で学んだポイントを振り返り、生活習慣病の予防として何ができそうか、児童たちの生活経験をもとに具体的な方法を発表し合う。そのなかで、「食事・運動・睡眠」が相互に関わり合っていることに気付かせ、どれも欠かすことのできない生活行動であることをおさえる。



5. 将来のために気を付けたいことを書く
生活習慣病を予防するには食事、運動、休養・睡眠に気を配り、健康な生活習慣を身につける必要があることを理解して、自分はどんなことを実践していくかタブレットに書かせる。
30年後とは今の自分の親の年齢にもなるので、生活習慣病について家庭でも話題にして啓発につなげたい。なお、タブレットには「食事・運動・睡眠」のどの立場で考えたか分かるようにカードにそれぞれの色を付けておいた。



6. それぞれの考えを共有して発表する
授業の振り返りとして「30年後の自分のためにこれから気をつけたいこと」を書いて、ロイロノート・スクールを活用し、全体で考えを比較したり、共有したりした。カードに色を付けたことで自分や友達の立場が明確になり、全体での交流に活かすことができた。さらに、自分の考えを発表したり友達の意見を聞いたりすることで、授業後の実践意欲を高めることにつながった。



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