高1 国語 使役の句法を一人一人が深める授業を展開します【実践事例】(静岡市立清水桜が丘高等学校)

高1 国語 使役の句法を一人一人が深める授業を展開します【実践事例】(静岡市立清水桜が丘高等学校)


基本情報
授業担当者市川 沙也夏
ICT環境1年生特進クラスのみ1人1台タブレット ・ 共有タブレット120台
学年 / 教科高等学校1年 国語総合
単元漢文
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〈実践の概要〉
本校では,1年生普通科に特別進学クラスを設置しており,3年前より1人1台iPadを貸与して各教科の授業において活用しています.それ以外のクラスでは,120台の共用タブレットを使用し,授業に活用しております.その中で今回は国語総合の漢文において,ロイロノート・スクールを活用した授業が行われました.漢字一文字一文字がカードになっていて自由に動かせるようにしたため,生徒一人一人が集中して取り組めました.自分の解答が容易に変更できること,様々な解答を比較できることより,文法への理解を深めることができました.

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
全員の解答を即座に表示し,大きな画面で多様な表現を共有しながら比較検討でき,先生の解答,教科書の解答と問題集の解説冊子だけという閉じた世界から解放できる.
授業後も他の生徒の解答を見ることができるのは,今後の復習に役立てることができる.
カードを使っての説明は,発表のハードルを下げることができる.
個別に添削できることで,授業中もきめ細やかに個々への対応が可能である.
問題の提示と解答の回収に手間がかからないため,授業の効率化が図れて質の高い演習量を増やすことができる.
漢文を一文字一文字カードにすることで,いちいち書き直さずに順序を入れ替えられる.

〈実践の目標〉
漢文を理解するための基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けさせる.




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〈場面1〉電子黒板を活用して定着させる
黒板中央の電子黒板で,教員が例を示し,共通理解を図る.

〈場面2〉課題を提示する
ロイロノート・スクールのカードで本時の課題を配布し,投影用スクリーンの方で課題を提示した.1文字1文字をカードにすることで,自由に動かせ,すぐにその場で修正が利くところは教員側にとっても気楽に使える点である.生徒たちは,画面を見て説明を聞いて,それぞれのiPadで問題に取り組んだ.

〈場面3〉自分の解答のカードを作成する
配布されたカードの文字を,試行錯誤しながら自分で入れ替え,既習内容を生かし自分の解答をつくる.

〈場面4〉提出された解答を比較する
まだ解答が書けていない生徒も,投影用スクリーンを見ることでヒントを得て解き進めることができた.色を効果的に使ったため,遠くから見ても順序が分かりやすかった.大きなスクリーンに映すことでそのままでも比較検討ができた.

〈場面5〉生徒に発表させる
生徒の解答を取り上げ,説明を求めた.自分の書いたものを元に説明するので,時間を短縮できた.

〈場面6〉振り返り
教員の説明を経て,それぞれがもう一度自分の解答に向き合い,正しい句法を学んだ.

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