高1 国語 論語の言葉から、孔子の人物像を捉えよう【実践事例】(石川県立能登高等学校)

高1 国語 論語の言葉から、孔子の人物像を捉えよう【実践事例】(石川県立能登高等学校)

石川県立能登高等学校
宮澤 恒太教諭
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ロイロノート・スクールを活用して、漢文を広く深く読み、読解力と意欲を育てる学習を展開します。

本校では国語総合の授業を習熟度別に行っており、発展コースと標準コースが存在します。今回は標準コースを対象として授業を行いました。標準コースの生徒は古典全般に苦手意識を持っており、特に漢文の読解で苦しんでいます。『論語』の格言は短く簡単でありながら、深く思考できる言葉であるため、生徒が漢文の魅力に触れつつ読解力を養うためには最適な教材なので『論語』を用いることにしました。
まず『論語』から4つの格言を取り上げて解釈した後、個人で孔子の人物像について考察します。
そしてグループで話し合い、ロイロノート・スクールのテキスト入力機能を使ってまとめます。グループでまとめた人物像を発表する際に根拠となる資料を、手描き機能や写真を使って作成します。根拠となる資料をつなぎ合わせて、発表用の資料を作成し、教師に提出します。提出された発表用資料を一覧表示し、プロジェクターで各班の意見を映し出し、各グループの発表用資料を比較し合いました。他のグループとの比較を通して気付いたことや、自分たちの意見の課題を発見し、発表用資料を作り直していきます。再度作り直した発表用資料をもとにいくつかのグループに発表してもらい、全体で孔子の人物像についてまとめました。
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ロイロノート導入のメリット

生徒同士の意見の比較がスムーズにできるようになり、生徒に分かりやすい授業を展開することができました。

授業の振り返りでは、生徒が「他のグループとの比較ができて分かりやすかった」、「プレゼンテーション資料を簡単に作ることができて楽しかった」、「まとめがすっと頭に入ってきた」などの感想を述べていました。


実践の目標

『論語』の四つの格言をよく吟味し、それぞれに共通することや違いを見出しながら、それらを根拠として、孔子の人物像をあぶりだしていくことができる。

ロイロノート・スクールを使用して、他のグループの意見と自分のグループの意見を分かりやすく比較し、より正確な孔子の人物像を考察することができる。


実践の場面

1. 孔子の人物像を一言でまとめる

『論語』から4つの格言を取り上げて解釈し、個人で孔子の人物像について考察する。その後グループで話し合い、ロイロノート・スクールのテキスト入力機能を使ってまとめる。


2. 根拠となる資料を作る

グループでまとめた人物像を発表する際に根拠となる資料を、手描き機能や写真を使って作成する。


3. 発表用資料を作る

根拠となる資料をつなぎ合わせて、発表用の資料を作成する。作成した資料は教師に提出する。


4. 他のグループと比較する

教師は提出された発表用資料を一覧表示し、プロジェクターで各班の意見を映し出し、各グループの発表用資料を比較し合った。


5. 再度、発表用資料に手を加える

他のグループとの比較を通して気付いたことや、自分たちの意見の課題を発見し、発表用資料を作り直す。


6. 全体の前で発表を行う

再度作り直した発表用資料をもとにいくつかのグループに発表してもらい、全体で孔子の人物像についてまとめた。


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