小5 音楽 自分が考えたリズムを生かして、友だちと共有しよう【実践事例】(東海大学付属静岡翔洋小学校)

小5 音楽 自分が考えたリズムを生かして、友だちと共有しよう【実践事例】(東海大学付属静岡翔洋小学校)

東海大学付属静岡翔洋小学校
塚本 伸一教諭
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ロイロノート・スクールで友達の作品と自分の作品を比較し、様々な考えを学び合うことで、授業への関心が高まります。

「音楽づくり」を実践する上で、ロイロノートを活用しました。
まず、本時の流れを説明していくためのシートを使って、可視化できるようにします。それから、パワーポイントで作成したシートをPDF化して、ロイロノートで児童に送信します。音符や休符のルール説明と同時に、組み合わせた音符休符が「1小節に4」になるように指示しました。1小節に自分が作ったリズムを作った後、個人練習をし、友だちが作った作品と比較し、互いの工夫点を伝え合いました。提出箱の全員分のシートを「比較」して、友だちの作品を見て、さまざまなリズムがあることを知り、徐々に多くのリズムを学ぶことが出来るようにしました。
最後に、全員分のリズムをつなぎ合わせます。出来上がったクラス全体のリズムを、予め録音していたピアノ演奏(今回は《翼をください》)に合わせて、サビの部分17小節まで手拍子合奏を行いました。

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ロイロノート導入のメリット

ペーパーレス化でき、経費削減につながりました。

工夫を凝らしたオリジナルシートを配付でき、カラーで表示することで児童の関心を高めることが可能になりました。

提出箱にある情報を回答共有することができ、互いの考え方を「手元で」学び合うことができます。

人前で発表することが苦手だった児童の考えを全員で共有することで、授業への参加レベルが高まりました。


実践の目標

音符と休符のルールを知る。

自分が作ったリズムを練習して、友だちに聞いてもらう。

自分が作ったリズムの工夫点を、ロイロノートを使って伝え合う。

友だちのリズムを聞いて、比較し合あう。

全員のリズムをつなげ合わせて、クラス全体のリズムを作る。


実践の場面

1. 授業内容を可視化させて説明する
4領域のひとつである「音楽づくり」を実践する上で、ロイロノート・スクールを活用していく。まず、本時の流れを説明していくためのシートを使って、可視化できるようにする。このシートは、児童が安心して授業に臨むための羅針盤でもある。



2. リズムを考える活動を行う
パワーポイントで作成したシートをPDF化して、ロイロノートに読み込ませて児童に配付する。
音符や休符のルール説明と同時に、組み合わせた音符休符が「1小節に4」になるよう指示した。これらを踏まえて、リズムを考えていった。



3. 作ったリズムを友だちと共有する
作ったリズムを個人練習する→友だちが作った作品と比較する→意見交換をする、この一連の活動では、隣り合った仲間に声を掛け合いながら展開した。
「えっ、1小節に4.5もあるよ!」「あっ、ホントだ!」という、児童同士の学び合いが確認できた。



4. クラス全員のリズムを知る
提出箱の全員分のシートを「比較」して、友だちの作品をみる。隣り合った仲間以外にもさまざまなリズムがあることを知り、徐々に多くのリズムを学ぶことが出来る仕掛けを施した。



5. 同じリズムを取り上げる
児童に、同一リズムを探させて比較する活動を行う。数多くの組み合わせが存在する中で、偶然にも一致したリズムカードがあったことに、全員が驚いていた。



6. 全員のリズムをつなげて合奏する
クラス全員のリズムを学んだ後、予め録音していたピアノ演奏(今回は《翼をください》)をスピーカーから流しながら、サビの部分17小節まで手拍子合奏を行った。
9.7インチのタブレットで十分な大きさの楽譜を食い入るように見ながら、心を一つにして合奏することができた。



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