特別支援学校 総合 話の大事なところを聞こう ~メモを取ってみよう~【実践事例】(茨城県立水戸飯富特別支援学校)

特別支援学校 総合 話の大事なところを聞こう ~メモを取ってみよう~【実践事例】(茨城県立水戸飯富特別支援学校)

茨城県立水戸飯富特別支援学校
宇野 明莉教諭・小野瀬 かほり教諭
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ロイロノート・スクールを活用して、人の話を注意深く聞くことや、重要なことを落とさないように聞く力や態度を育てます。

メモを取る場面で、書くときに内容を忘れてしまう児童、相手の話していることを全文書いてしまうなど、話や文章の中から、重要なことを理解する力がまだ十分に身についていない児童に対して、ロイロノート・スクールを使用し、自分と友達のメモを確認したり、読み比べたりすることで、より良いメモの取り方に気付くことができるようにしました。
まず、読み上げられた数字を素早く書く「数字メモ」に取り組み、正しくメモを取ろうとする意識づけを図ります。次に、児童たちは「いいとみ消防隊になろう」という設定でそれぞれ役割を決めて消防署で働く人になります。指揮隊が出した出動命令を聞き取ってタブレットにメモを残す活動をしました。時間や場所などのメモを取る観点を伝えることで、聞き取るポイントを意識できるようにしました。
そして、工夫した書き方をしている児童のカードをロイロノート・スクールで全体に提示し、どこが良いところかを全員で考えました。ロイロノート・スクールで互いのメモを見合うことで、全員が正しくメモを取れたことについて確認し、友達と達成感を共有できるようにしました。また、役割を交代した際、どのようにメモを取れば効果的か考えて取り組めるようになっていました。

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ロイロノート導入のメリット

児童の学習内容を、即時画面に表示したり比較したりすることは紙媒体では難しいです。

また、ロイロノート・スクールはただカードを並べて繋げるだけではなく、教師側の工夫で可能性がたくさんあるアプリであると実感しました。


実践の目標

必要な内容を二つ聞き取り、単語でメモを取ることができる。

1回で必要な内容を二つ聞き取り、メモを取ることができる。

内容を聞き取り、必要な内容だけメモを取ることができる。

話を聞きながら、必要な内容を聞き取ってメモを取ることができる。

必要な内容を絞って、メモを取ることができる。

ロイロノート・スクールを使用することで、自分や友達の答えを確認したり、比較したりすることができる。


実践の場面

1.「数字メモ」にチャレンジする

5×5マスのシートに、聞いた数字を素早く書く「数字メモ」にチャレンジした。シートを友達と交換し、答え合わせをすることで、正しくメモを取ろうとする意識付けを図ることができた。
お互いに丸を付け合うことで、客観的な立場で採点することができるようになった。


2. 自分のミッション(目標)を確認する

タブレット端末を使用するにあたっての約束を伝え、1人1台ずつタブレットを渡す。ロイロノート・スクールで比較しやすくするために、タブレットに文字を書く際、ペンの色は黒、直す時は青とすることを伝えた。そして、カードに個別のミッション(目標)を提示することで、本時の課題を意識して取り組めるようにした。



3. 指示の内容を聞き取ってメモを取る

「いいとみ消防隊になろう」という設定で、指揮隊(1人)、救急隊(2人)、消防隊(2人)の役割に分かれて、それぞれの役割が書かれたヘルメットを準備し、自分の役割を意識できるようにした。
指揮隊が出した出動命令(いつ・どこで・準備するもの)を聞き取り、タブレットにメモを残す活動をした。時間や場所などの「メモを取る観点」を伝えることで、聞き取るポイントを意識することができるようにした。消防隊と救急隊が内容を聞き逃した場合は、指揮隊に聞き逃した箇所を質問して良いことを伝え、自分で正しい内容に気付くことができるようにした。


4. メモの内容を比較する

工夫した書き方をしている児童のカードをロイロノート・スクールで全体に提示し、どこが良いところかを全員で考えた。
ロイロノート・スクールで互いのメモを見合うことで、全員が正しくメモを取れたことについて確認し、友達と達成感を共有できるようにした。きちんとメモが取れていることを、お互い主体的に評価し合うようになり、役割を交代した際に、どのようにメモを取れば効果的か考えて取り組むことができるようになった。

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