高1 地学基礎 地球環境と生物界の変遷 地質時代を相対年代で並べ替えて、各時代の特徴を理解しよう【実践事例】 (愛媛県立北宇和高等学校)

高1 地学基礎 地球環境と生物界の変遷 地質時代を相対年代で並べ替えて、各時代の特徴を理解しよう【実践事例】 (愛媛県立北宇和高等学校)


基本情報
授業担当者上甲奉文
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科高校1年 地学基礎
単元地球環境と生物界の変遷
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〈実践の概要〉
地質時代を相対年代で区分し、各時代に栄えた生物や環境の特徴をまとめて、発表する授業を行う。
1 生徒に、相対年代で区分された、各時代の名称が記入されているカードを配布する。
2 生徒は、班(2~3人)で協力しながら、配布されたカードを年代の古い順番に並び替える。
3 並び替えが終わるころに、様々な生物の図や、環境の特徴が書かれたカードを配布する。
4 生徒は、配布されたカードを、関係のある時代のカード内に組み込む。
5 各班でオリジナリティーを出すために、各時代のカードに、生物の名称や、その他の生物、また特徴的な出来事などを追加する。
6 完成したカードを提出し、ランダムに指名された生徒が、自分たちの作ったカードを使って説明をする。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
手軽にデータを送信・共有できる。(段階に応じて課題を配布できる)
興味を持たせやすく、生徒自身が積極的に、自分のカードに工夫を施そうとする。
インターネットを利用して、容易に調べ学習ができる。

〈実践の目標〉
相対年代で区分された時代を、年代順に覚え、それぞれの時代の特徴や出来事を復習・確認する。
調べ学習に展開することで、深い学びにつなげる。
作品を、自分の言葉で説明をすることで、理解を深めるとともにプレゼンテーション能力を高める。



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〈場面1〉配布されたカードの取り込み
1人に1台タブレットを渡しているので、全員が同じカードを持つ。カードは13枚ある。

〈場面2〉カードの並び替え
カードは、シンキングツールよりくらげチャートを用いた。生徒は年代がバラバラになっているカードを、並べ替える作業をしている。作業中は、カードを並び替えるのではなく、年代順に、時代名を自分で変換していく生徒もいた。

〈場面3〉図や出来事の組込
クラゲチャートに、後から配布されたカードを組み込む作業をしている。班内で担当する時代を決めて、協力しながら行っている。


〈場面4〉カードのアレンジ
配布されたカード以外のカードを自分で作って組み込んだり、図に名称や関連する言葉を追加したりして、分かりやすくする工夫をしている。 操作にも慣れてきて、作業のスピードは上がってきた。また、Web検索機能を利用しながら、教科書には取り上げられていない内容なども、積極的に調べて、組み込む生徒も多くみられた。 


〈場面5〉作品の発表
特に工夫を凝らした時代を中心に、行った。発表中は、図の拡大や、カードの切り替えが手軽にできるので、便利である。


〈場面6〉本時のまとめ
提出されたカードを確認し、生徒に感想を述べさせた。自分でアレンジすることが面白かったようで、またやってみたいという声が多かった。

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