高1 英語 Chapter4 My “Cool Japan” 単元終末の自己表現活動として,プレゼンテーションをしよう【実践事例】(鹿児島県立鹿児島工業高等学校)

高1 英語 Chapter4 My “Cool Japan” 単元終末の自己表現活動として,プレゼンテーションをしよう【実践事例】(鹿児島県立鹿児島工業高等学校)


基本情報
授業担当者脇本 由里香
ICT環境2人1台タブレット
学年 / 教科高校1年 / コミュニケーション英語Ⅰ
単元Chapter4 My “Cool Japan”(NEW FLAG English CommunicationⅠ 増進堂)
hr

〈実践の概要〉
ロイロノート・スクールを活用し,プレゼンテーション(以下「プレゼン」という。)原稿作成のための情報収集を行い,自分のプレゼンの内容をよりよく表している写真を選びプレゼン時に提示することで,より伝わりやすいプレゼンを目指します。

この単元では,「日本文化といえば寿司や着物だけではなく,私たちの日常にあるものが,外国人の視点から見ると独特で魅力的である」ということに気付かせてくれる題材を扱いました。筆者は「あなたにとっての日本の良さは?」と問いかけており,自己表現活動を行わせるのに適していると考え,単元終末にプレゼンを設定しました。テーマを,「あなたにとってのCool JapanをALTやクラスメートに説明しよう。」とし,まず,日本の魅力的な点について,ロイロノート・スクールのWebカードで,情報収集をさせました。次に,集めた情報を基にプレゼン原稿の作成をさせました。その後,Web上で,自分のプレゼンの内容をよりよく表している写真を選ばせ,提出箱に提出させ,回答一覧画面を前方スクリーンに一斉に提示しました。プレゼンは,少人数でのグループ内プレゼンとし,生徒はルーブリックを基に相互評価を行い,グループ内でベストプレゼンターを選出し,各グループのベストプレゼンターが全体で発表を行いました。発表後には,プレゼンの内容を深めるために,生徒同士の質疑応答の時間を設けました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
ロイロノート・スクールのWebカードを使用することで,パソコン室へ移動することなく,瞬時に情報にアクセスすることができ,調べ学習を進めることができました。
2人につき1台のタブレットを使わせることで,調べ学習や写真を選ぶ際に,ペアで,お互いのプレゼンの内容について対話をしながら進めることができました。
全員分のプレゼンで使用する写真を一斉に提示することで,他の人のプレゼンを聞いてみたいという生徒の気持ちが高まりました。

〈実践の目標〉
“My Cool Japan”というテーマで,ALTやクラスメートに対してプレゼンを行うことができる。
グループメンバーの発表を聞き,相互評価を行うことができる。
各グループのベストプレゼンターの発表を聞き,質疑応答を行うことができる。

hr

〈場面1〉Web上で情報収集を行う
自分にとっての“Cool Japan”について,ロイロノート・スクールのWebカード上で情報収集を行う。

〈場面2〉プレゼン原稿を作成する
Web上で得た情報を基に,プレゼン原稿を作成する。

〈場面3〉プレゼン用の写真を選び,提出する
自分のプレゼン内容をよりよく表している写真をWeb上で選び,スクリーンショットで保存し,提出箱に提出する。教師は,回答一覧画面を前方スクリーンに表示し,生徒40名分の写真を全体で共有する。

〈場面4〉グループ内プレゼンを行う
4人で1グループを編成し,グループ内でプレゼンを行う。発表者は,自分の選んだ写真をタブレットで提示しながら発表する。聞き手は,事前に示されたルーブリックを基に相互評価し,最終的に,グループのベストプレゼンターを1名選出する。

〈場面5〉ベストプレセンターによる発表と質疑応答
ベストプレゼンターが全体の前で発表する。その際,前方スクリーンには,プレゼン写真を提示する。発表後には,ベストプレゼンターは各グループから出された質問に答える。ALTからも質問してもらい,生徒は内容を深めるような良い質問の例を学ぶことができる。なお,ベストプレゼンター以外のグループメンバーは,ベストプレゼンターの発表前に紹介文を読んだり,質疑応答の際に,ベストプレゼンターをサポートしたりすることで,全員で協力してプレゼンに参加させる。

〈場面6〉振り返り
ベストプレゼンターの発表の中で見られた,全体で共有したい英文を教師が提示し,全体で復唱する。その後,クラスメートのプレゼンで良かった点や,改善点などを生徒に言わせることで,本時での学びを深め,次回のプレゼンに生かす。

Powered by Helpfeel