高2 数学 データの分析 学習の確認と板書の工夫【実践事例】(愛媛県立新居浜商業高等学校)

高2 数学 データの分析 学習の確認と板書の工夫【実践事例】(愛媛県立新居浜商業高等学校)


基本情報
授業担当者真田幸治
ICT環境1人1台スマートフォン
学年 / 教科高校2年 / 数学Ⅰ
単元データの分析
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〈実践の概要〉
学習習慣の確立を目指しノートに書かれている問題演習の確認を行っているが、生徒それぞれのつまずきを適切に指摘することは難しい。また、問題の解答を板書する際待ち時間が発生し、効率よく授業時間を利用できていない生徒もいるのが現状である。家庭での利用が前提であるので、生徒所有のスマートフォンを利用し、これらを改善する方法としてロイロノートを活用していく。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
スマートフォンのカメラ機能を利用し生徒自身のノートを撮影することで、今までの学習スタイルを変更することなく、教員に解答を送信することができる。
生徒の解答にそれぞれ添削をして返却することで、生徒それぞれのつまずきを早期に把握し、適切に指摘・指導することができる。
直接板書するだけでなく生徒のノートを撮影しホワイトボードに表示することで、板書時間の短縮がはかれる。

〈実践の目標〉
課題を授業前に提出することによる、家庭学習習慣の確立。
生徒個々のつまずきを添削指導により早期に発見し、ここに適した指導による弱点克服。
板書時間の短縮を行い、解説を聴き考える時間の確保。

〈授業写真〉
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〈場面1〉課題の提出および添削
授業のあった日の深夜0時までに、ノートに解いた課題をロイロノートを使い写真カードとして提出させる。生徒は、今まで通りにノートに問題を解くことができ、学習スタイルに大きな変更はない。教員が次の日の放課後までに添削しロイロノートで返却する。個人の解答を直接添削することができるので、今まで以上の細やかな指導ができている。

〈場面2〉課題の解説
添削済みの課題をホワイトボードに投影し確認する。クラスメイトのつまずきを使い説明することで、ミスを自分に置き換えて身近に感じることができ、理解度も上がっている。また、板書時間の削減もできており、説明を聴き考える時間の確保ができている。

〈場面3〉問題演習
授業の問題演習の時、ホワイトボードに生徒が解答を板書する時間が、生徒たちの待ち時間につながっている。板書をしながら解答を作り上げている作業も大切な場面であるが、待ち時間を持て余しているのも問題である。そこで、生徒がノートに書いた解答を生徒自身のスマートフォンで撮影し、ロイロノートで写真カードとして提出させ板書代わりにしている。複数の解き方の比較も簡単にでき、また、添削済みのカードを全員に配ることもできるので、復習にも利用することができている。

〈授業写真〉
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