高3 古典 無名抄「おもて歌」 ロイロノートと古文【実践事例】(静岡県立磐田南高等学校)

高3 古典 無名抄「おもて歌」 ロイロノートと古文【実践事例】(静岡県立磐田南高等学校)

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基本情報
授業担当者加藤 安英
ICT環境3人1台
学年 / 教科高校3年/古典B
単元古文 評論 無名抄「おもて歌」
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〈実践の概要〉
国語、特に古典分野でのロイロノートの活用を考えている。ロイロノートのメリットは数多くあるが、生徒との、あるいは生徒間でのやりとりが直接、また即時にできるというメリットは大きいと思う。それを活かした実践として、3年生担当ということもあり、今回は総まとめとしての短編全訳をロイロノートを用いて挑戦させてみた。パートは大きく4つに分かれており、①生徒個人の作業、②それを持ち寄ってのグループ作業、③教員とのやり取り、④まとめ、とした。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
教員と生徒とのやりとりが容易にまた即時にできること。
やり取りの履歴が残り、自分たちの解答の軌跡を簡単に残せること。
生徒間での情報交換が容易で、意見やノートの共有ができること。

〈実践の目標〉
各自の訳をもとに、本文の正確な訳をグループで協働し作成すること。
訳を作成する過程で、語彙・文法事項を確認し、知識を確実なものとすること。

〈授業写真〉

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〈場面1〉生徒個人の作業
本文を配布し、各自で訳を作成してみる。本文は4つの段落に分け、さらに適切な長さに切って番号をつけておく。訳に当たって、辞書、文法書等は自由に用いてよい。

〈場面2〉グループ作業
3人または4人のグループを教員が作成し、グループの代表を指名、代表を中心に、各自の訳を持ち寄り検討する。グループの訳が完成したら、代表のアカウントを使用してロイロノートに打ち込み、教員に提出。番号付けした1文につき1枚のカードを用い、段落ごとに用意された提出箱に提出をする。2文以上を提出する場合は、カードをつなげて提出するよう指示する。

〈場面3〉教員とのやり取り
教員は提出された訳を添削する。提出箱なので、タッチペンを用いて直接書き込みをし、返却をする。最初は間違えている部分のみを指摘し、書き込みは最小限とする。再提出は上書きせず、別なカードをつなげて提出させる。行き詰ったら、ヒントを書き込み、考える手助けとする。すべてのグループが一定のラインに達したところで打ち切りとする。

〈場面4〉まとめ
重要ポイントをまとめ、解説をする。生徒は、グループごとに自分たちの訳を確認し、必要があれば手直しをする。また、特に優れた解答を、全員に配信し紹介する。最後に重要ポイントをまとめたカード、重要事項に関連した復習用カードを全員に配布し終了する。

〈授業写真〉
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