中1 英語 英語科の授業におけるロイロノートの活用 Unit6 A Speech about My Brother【実践事例】福島県白河市立白河中央中学校 関根 亮太

中1 英語 英語科の授業におけるロイロノートの活用 Unit6 A Speech about My Brother【実践事例】福島県白河市立白河中央中学校 関根 亮太


基本情報
授業担当者関根 亮太
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学校1年 / 英語
単元Unit6 A Speech about My Brother
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〈実践の概要〉
英語科の授業において、主に3つの実践を行いました。(①生徒のプレゼンテーションなどの言語活動の録画・録音 ②新出文法のチェックや解答の共有 ③長文読解の解き方の共有。)従来の授業では十分に行うことができなかった生徒のスピーキング内容や一人一人の発音のチェックにとても役立っています。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
一人一人の言語活動が記録できることで、何度でも確認することができる。
全員で一斉にスピーキングテストを同時に行うことで授業時間が節約できる。
生徒の考えを即座に集められることで、共有の時間を多くとることができる。

〈実践の目標〉
生徒自身が自分の発話を客観視することで表現力を向上させる。
生徒の考えを共有し、文法の理解を促進する。
パフォーマンステストを効果的に実施する。

〈授業写真〉

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〈場面1〉言語活動の録画
言語活動を自撮りすることで、どのように話しているのかを確認することができました。文法や表現が正しいかどうかに加え、発話時の自分の目線や、身振り手振りの様子などを確認することができました。また、撮影時間を多めに確保することで、時間内に再生→確認→修正→再録画をくり返すことができるため、自信をもって取り組む様子が見られました。

〈場面2〉撮影内容のシェアリング
録画した内容をペアやグループ内で確認し合う活動を行いました。自分で自分の発話の様子を確認するだけでもメリットがありますが、今までは一人一人が発表するのを待たなければいけなかった活動が、端末を交換するだけで同時に発話内容をシェアすることができました。その分、練習の時間を多く確保することができ、表現力の向上につながっています。

〈場面3〉文法的エラーの修正活動
新出文法やつまずきやすい表現の書く練習を端末上で行いました。日本語で例文を与え、適する英文を書いて「提出箱」に提出してもらうことで全員の解答を瞬時にシェアできました。この際、「無記名」にすることで解答に自信がない生徒も堂々と答えを提出することができるため、口頭で指名するよりもスムーズに授業が進みました。

〈場面4〉英作文のシェア
場面3同様に、テーマに沿った英作文等も提出箱機能を活用して、シェアすることができました。英作文は多くの生徒の例に触れ、自分の作文をブラッシュアップさせたかったため、生徒間共有の機能を使用し、全員の英作文を確認できる機会となりました。下位生徒も参考になる表現を見つけ、自分の英作文に応用している姿がみられました。

〈場面5〉パフォーマンステストの同時実施
従来のパフォーマンステストはALTに来てもらい、一人一人の発話の様子をチェックしてもらっていたため、かなりの時間を要していました。その時間的な問題を録画機能を活用することで解決することができました。時間の制限だけ与えて、一斉に録画・録音し、その内容を後でALTに確認してもらうことで評価にも役立てることができました。

〈場面6〉オンラインによる課題提出
これまで取り上げた実践内容が授業内で解決できなかったとき、時間をかけて内容を良くしてほしいときなど、各家庭に持ち帰りをしていることで家庭学習にも活用することができました。家庭で再度課題に取り組み、仕上がったのを教師に送信、もしくは提出箱に提出させることで、授業外でも生徒の活動を見取ることができました。

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