中2 総合 グループ行動計画作成のための事前学習プレゼン発表会に向けて 修学旅行 事前学習プレゼン発表会に向けて【実践事例】 (長野日本大学中学・高等学校)

中2 総合 グループ行動計画作成のための事前学習プレゼン発表会に向けて 修学旅行 事前学習プレゼン発表会に向けて【実践事例】 (長野日本大学中学・高等学校)


基本情報
授業担当者力 尚宏
ICT環境1人1台タブレット、ロイロノートスクール
学年 / 教科中学校2学年 総合的な学習の時間「修学旅行への取り組み」
単元グループ行動計画作成のための事前学習プレゼン発表会に向けて
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〈実践の概要〉
12月中旬に中学2年の生徒の手元にiPadが届き、学習器具としての利用が始まった。ロイロノートを中心とした教科の授業課題の配布・回収・評価の利用と共に、2月に行う「立志式(今後の生き方について考え、志を発表する会)」と生徒会の引き継ぎ、3月に行う予定の「奈良・京都への修学旅行」のためのポートフォリオ作成ツールとして活用するためである。いずれも生徒の連携と教師の適切な指導助言を関連付けながら、生徒・教師共に時間のない中で効率よく学びを深めて進めること目指しした。今回は、主に修学旅行事前学習での活用を報告する。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
当初、3年生になってからの導入を考えていたが、2学期末から年度末までの学年行事の重なりや、長期休み中の学習の充実を考えて、iPadとロイロノートの導入を急遽決定した。ロイロノートの一番の利点は、利用に関する学習の時間が不要であることで、教師側の学習問題・資料の配付も負担がなく簡単であり、生徒の個別学習支援として利用しやすい。生徒にとっては、で調べたことを整理して編集することが直感的にできて、プレゼンテーション作成が簡単であり、ロイロノート上に保管できるため、iPadの記録領域に負担がなく管理しやすいことがあげられる。
個人で学習ツールとしているため、個人の活動である立志式の発表原稿作成と、修学旅行におけるグループ活動の希望見学場所に関するプレゼン作成の作業が、それぞれの家や授業間の時間で工夫してでき、無理のない作成が行える。
修学旅行に事前学習、特にグループ活動は共同作業となるため、グループないで取り組んでいる情報を共有化し、シンキングツールを用いてワークショップ行うと共に、実際のグループによるワークショップでも、連続して情報を利用として話し合いを進めることができる。
作成段階で並び替えや追加など行動計画を作成していく上で大変便利である。そのためポートフォリオ作成に向けた基礎資料として役立てることができると考えた。

〈実践の目標〉
立志式の発表用プレゼンテーションを作成・検討を行う中で、自身の適正や将来像を考えながら、座右の銘を選び、学年の仲間や保護者、教師に自信を持って発表できるようになる。
グループ学習の見学コースの作成に当たり、自身の希望や目的と明確にして、それを班員と共有化できる資料作りと発表を行うこと。
個々の見学希望を生かして、班の学習テーマに沿ったグループ行動計画を完成させること。
継続的なポートフォリオ作成に向けた資料の作成。


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〈場面1〉立志式用個人発表原稿の作成
キャリア教育の一環として、15歳で自身を見つめることの大切さを2学年として橋本左内の『啓発録』を通して学び、自身の見直しと将来の展望を考え、学年全体で発表会を行い、自分の考えや思いを言葉と色紙に書いた「杖言葉」を用いて発表する。そのために歴史上の人物の生き方、意味深い言葉を調べたりしてカードを作成し、教師のアドバイスを生かしながら発表原稿に仕上げていく。

〈場面2〉修学旅行グループ別学習のための見学計画作成に向けた取り組み
全体行動・見学は、学級生徒と担当教師で構成した「修学旅行実行委員会」が修学旅行の行動計画と旅行に関する確認事項(パンフレット)を作成している。したがって、自身の意見が主体となるタクシーを用いた“グループ別行動”に対する期待は大きい。グループのテーマに沿って、自身が見学したい場所の魅了を理解してもらうためには、単なるネット上の情報を写しただけではだめで、身近な話し合いで内容の向上に生かされてくるようになった。

〈場面3〉班のテーマに沿った行動計画を完成させる
シンキングツールを活用し、グループワークショップ学年全体のパンフレットを作り上げていく中で、個々の生徒の意見・アイディアを組み込んでいくことが大事になる。そのため、途中の経過でから実行委員会以外の生徒からの意見を求め、充実させていくことができた。

〈場面4〉ポートフォリオの作成に向けた資料の作成
2月下旬、新型コロナウィルスの対策により、3月3日からの修学旅行が延期となり、さらに休校措置となったために、班の発表以降の活動ができなくなってしまった。そこで、ここまでの段階をロイロ上に整理させ、現時点(3月2日)では今後の予定を見極めて実施できるよう待機している状況である。
今回のレポートは、諸般の事情から取り組み始めた段階で止まってしまったため、大変不完全であったことをお詫びいたします。
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