中2 総合 学校説明会における学校紹介プレゼンテーション【実践事例】(北陸学園 北陸中学校)

中2 総合 学校説明会における学校紹介プレゼンテーション【実践事例】(北陸学園 北陸中学校)

#実践報告  #授業実践事例

基本情報
授業担当者元田 裕之
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学校2年生/総合的な学習の時間
単元学校紹介プレゼンテーション
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〈実践の概要〉
私立中学校ですので、年2回、児童・保護者を対象とした学校説明会を開催しています。教員が行ってきた学校紹介プレゼンテーションですが、生徒のプレゼン能力育成と生徒視点での学校をご覧いただきたいというねらいで、数年前から生徒がパワーポイントを使った作成・発表を行ってきました。
本年度から1人1台のiPadを導入したため、プレゼン機能に優れたロイロノートを利用して作成・発表を行うべく、約2ヶ月(週1時間)かけて準備や練習を行ってきました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
一つのノートに様々な素材や資料、画像、映像、Webページなどを整頓でき、効率的な作業ができます。
タブレットで撮った写真や動画を、簡単にスライドにできます。
生徒間通信を許可することで、資料やスライドのやり取りが生徒間で簡単にできます。

〈実践の目標〉
伝えたいことを明確にし、興味・関心をもって見てもらえるプレゼンテーションにする。
スライドの見やすさ・説明のわかりやすさ・声の大きさや調子を意識して作成、練習する。
全員が責任をもって担当部分を発表する。


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〈場面1〉グループ割り・担当決め
中学校の何を紹介したいかを自由に発表し、カテゴリーを決めていきます。結果、学校生活・学習・施設・行事・部活動の5班に分かれ作成することとなりました。班割りが決まったらそれぞれの班ごとに担当割りをし、構想シートを使って大体の流れを決めます。構想シートは紙・PDFの両方で配布し、使いやすい方を選ばせました。

〈場面2〉スライド・シナリオ作成
各自、必要な情報や画像・映像を集め、スライドとシナリオを作成します。多くの情報は学校のHPから確認し、行事などの写真もHPから取り込みました。足りない写真や動画はロイロノートのカメラを使って簡単に撮影できます。シナリオの長文をそのままスライドにしようとするため、スライドシートとシナリオシートの二本立てにさせました。

〈場面3〉クラス内発表会
個人で作成したスライドとシナリオを一旦班長のタブレットに集約します。発表順につなぎ直したら班で共有します。集約=生徒間通信/共有=資料箱を使い分けると便利だと思います。発表は各班1台をスライド用・もう1台をシナリオ用にしました。聞く生徒はiPad上で即時評価用紙を記入し、提出箱に提出します。それを基に各班で話し合い改善していきます。

〈場面4〉校内プレ発表会
ロングホームの時間を使い、教員と1・3年生を前に発表します。広い多目的教室でマイクも使うため、立ち位置も含め勝手の違いに戸惑いもあったようです。また、覚えた説明が緊張で飛んでしまった生徒もいましたが、保険がわりのシナリオ用タブレットがそこにあるだけで安心感が違ったようです。評価シートはスキャナでPDFにして配布し、フィードバックしました。

〈場面5〉学校紹介プレゼンテーション本番
これまでの発表と改善をもとに、約120名の児童・保護者を前に発表を行いました。先輩へのインタビューを動画で流したり、スライドを一旦閉じてカメラモードに切り替え、リアルタイムの映像をプロジェクターで大写しにして説明したりと、今までにない様々な工夫が見られました。児童・保護者の皆様の反応もよく、アンケートではたくさんのお褒めの言葉をいただきました。

〈場面6〉反省会
発表時のビデオを見ながら、反省・感想等をまとめました。客観的な視点で自分たちのプレゼンを評価します。また、班ごとにも総括を行い、簡単にスライドにまとめてクラス内発表をしました。これらの資料はデータとして次年度以降も見られるので、NZ語学研修(3年次)で行っている英語プレゼンにもつなげることができ、非常に便利です。

● 生徒間通信でのやり取り         ● スライド  

● 反省・感想          
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