小3 正しいと思うことを自信をもって行う A-(1)善悪の判断、自律、自由と責任 「思い切って言ったらどうなるの?」【実践事例】 館林市立第三小学校 伊藤 昇平

小3 正しいと思うことを自信をもって行う A-(1)善悪の判断、自律、自由と責任 「思い切って言ったらどうなるの?」【実践事例】 館林市立第三小学校 伊藤 昇平


基本情報
授業担当者伊藤 昇平
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校3年 / 道徳
単元「思い切って言ったらどうなるの?」 (出典 小学どうとく ゆたかな心 3年 光文書院)

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〈実践の概要〉
授業の最初に、「正しいことは何か」「そのような正しい行動をいつも取れているか」と聞き、問題意識を高め、「正しいことをするために大切なことは何か」を考えさせました。ロイロノートを使って、教材の主人公の気持ちを示した11枚のハート型の図から自分の考えに合うものを1枚選び、また、どうしてその図を選んだか理由を考えさせました。その後、他の児童の図を閲覧し、ロイロノートの比較機能で表示しながら、相手と自分の考えと比較しながら意見交流させました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
ロイロノートを活用し、個々の児童の考えが画面上で把握できたことにより、児童が意見交流したいと思う友だちを短時間で自己決定することができ、意見交流までスムーズに流れました。
ロイロノートを活用して、ハートの割合を選ばせたことで自分の考えを明確にしてから意見交流活動に移行することができたので、円滑な意見交流につながりました。
カードの種類が多く用意されていたため、細かい気持ちの表現ができていました。また、視覚的に相手の気持ちを捉えることができました。
ロイロノートで交流したい相手を自分で選んでいくことで、積極的に交流することができていました。交流をすることで、考えが深まったり、変容が見られたりする児童がいました。

〈実践の目標〉
さとみちゃんもフェスティバルに一緒に行こうと声をかけようか迷う「わたし」の姿を通して、正しいと思うことを自信をもって行おうとする態度を育てる。

〈授業写真〉

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〈場面1〉本時で扱う道徳的価値について、問題意識をもつ
「正しいこととはどんなことでしょうか。」「そのような正しい行動はいつもできていますか。」と聞き、正しいと分かっていてもできなかった経験を理由と共に思い出させることで、問題意識を高め、「正しいことをするために大切なことは何だろう」と本時のめあてに繋げていきました。

〈場面2〉資料「思い切って言ったらどうなるの?」の範読を聞く
教材文の範読を行いました。人物相関図や挿絵を提示したり、発問に対する児童の意見を構造的に示したりすることで、主人公の葛藤の様子を把握できるようにしました。

〈場面3〉教材を通して道徳的価値についての考えをもち、交流する
主人公の気持ちを考える際に、ロイロノートを使って、教材の主人公の気持ちを示した11枚のハート型の図から自分の考えに合うものを1枚選び、また、どうしてその図を選んだか理由を考えさせました。その後、他の児童の図を閲覧し、ロイロノートの比較機能で表示しながら、相手と自分の考えと比較しながら意見交流をさせました。

〈場面4〉道徳的価値に対する多様な意見を知り、学習のめあてについてもう一度考える
めあてについて再度考える機会を設けることで、正しいことを自信をもって行うことについて考える場を設けました。

〈場面5〉本時で扱った道徳的価値に対する思いや、考えを振り返る
導入に立ち返って自分のこれまでを振り返ることで、道徳的価値に対して自身の認識を深めたり、今後の自身の生活を考えたりできるようにしました。
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