小4 算数 1人1台タブレットを生かした授業作り 角の大きさの表し方を調べよう【実践事例】 福島県白河市立白河第五小学校 大和田 知恵子

小4 算数 1人1台タブレットを生かした授業作り 角の大きさの表し方を調べよう【実践事例】 福島県白河市立白河第五小学校 大和田 知恵子


基本情報
授業担当者大和田 知恵子
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校4年 / 算数科
単元角の大きさの表し方を調べよう
hr
〈実践の概要〉
本単元ではロイロノート・スクールを活用し、児童同士がお互いの考えを確認し、発表しやすい環境を作りながら、「180°以上の角の大きさの表し方」について取り組んだ。本時は、具体物を用いて操作しながら考えたり説明したりするなどの数学的活動の充実を図り、180°以上の角の大きさの単位や測定の意味理解につなげた。学びを深めさせるために拡大図やデジタルコンテンツ(電子黒板やタブレット)を活用し、児童が操作活動に取り組みやすくなるようにした。また、児童が電子黒板に映された考えを説明することによって、他の児童の考え方を視覚的に分かりやすくした。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
自分の考えや友達の考えをすぐに共有することができる。
タブレットや電子黒板に考えを映し出すことで、考え方の仲間分けができる。
授業で使用した写真や図は、児童一人ひとりのロイロノート・スクールに保存しておくことができる。

〈実践の目標〉
ロイロノートの写真機能で児童にノートを撮影させ、提出箱に送らせる。
児童のノートの写真を電子黒板に拡大表示し、視覚的に分かりやすくさせる。
児童に電子黒板で考えを説明させ、共有させる。

〈授業写真〉
hr
〈場面1〉自力解決
「180°より大きい角度は、どうすればはかれるかな。」という学習課題をつかんだ後に、何度くらいかの見通しを持たせた。その後、「補助線を引いて考える。」など、児童が自分で考えた方法で自力解決を行った。自力解決をした際には、ロイロノートの写真機能で自分のノートの考えを撮影し、提出箱に送らせた。

〈場面2〉ロイロノートでの考えの共有
提出箱に送らせた児童のノートの写真は、学級内で他の児童のタブレットで共有され見ることができた。ただし、情報量が多いため、教師が3人程度の考えを取り上げ電子黒板に映すことで、視覚的に分かりやすくさせた。児童は、自分の考え方との共通点や、異なる点を見分けることができた。

〈場面3〉電子黒板での考えの説明
電子黒板に映し出すことで、児童の視点は電子黒板に集中し、タブレットが手元にあっても、集中して話を聞くことができた。また、拡大表示し、ペン書きもできることから、大事な点がとても分かりやすく、児童が説明しやすそうだった。説明後、児童は補助線を引き、角度を足したり引いたりすることで180°以上の角度を求めることが理解できていた。
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